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一日一書 1597 冬景色 文部省唱歌

2020-03-25 21:09:01 | 一日一書

 

文部省唱歌

 

冬景色

 

半紙

 

爪楊枝

 

 

冬景色

 

さ霧消ゆる湊江の

舟に白し、朝の霜。

ただ水鳥の声はして

いまだ覚めず、岸の家。

 

烏啼きて木に高く、

人は畑(はた)に麦を踏む。

げに小春日ののどけしや。

かえり咲きの花も見ゆ。

 

嵐吹きて雲は落ち、

時雨降りて日は暮れぬ。

若(も)し燈火(ともしび)の漏れ来ずば、

それと分かじ、野辺の里。

 

 

唱歌や童謡は、やはり1番しかあまり覚えていませんね。

だいたいは、1番がいちばん優れているように思います。

 

この歌は、「さ霧(狭霧)」という言葉が強く印象に残っています。

「さ」は単なる接頭語で、意味はないので、「狭霧」=「霧」なのですが、

なんとなくオシャレな感じがして、好きな言葉でした。

 

それにしても、この1番の景色のなんと美しいこと!

 


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