原発事故から約3年が経過、福島県民への世論調査が行われ、県民の「意識」が浮き彫りになっています。(以下、引用・参照は『朝日新聞』
①福島第1原発の放射能汚染水問題への対応について
「評価しない」が83%
*状況は段々悪くなっていますから、余りに酷過ぎる、評価のしようがないということではないでしょうか?
②除染作業について
「大いに」、「ある程度評価する」が36%
「あまり」、「全く評価しない」は62%
③人が住んでいる地域について、費用や時間がかかっても、政府目標の年間(被曝)放射線量1mSvmade除染する必要があるか?
「必要がない」27%
「必要がある」63%
*たとえ追加被曝が年間1mSv以下だったとしても、50年で50mSv被曝することになります。特に小さな子どもさんを持つ親ならば(孫がいればおじいちゃん、おばあちゃんだって)、(効果に疑問の余地はあっても、それだけに)徹底した除染を望むのは当然だと思います。
④中間貯蔵施設に保存された放射性廃棄物が、30年以内に県外に移す約束が守られると思うか?
「あまり」、「全く思わない」が87%
*これも、思えないのが当然だと思います。政府や政治家は(二枚舌を使わずに)正直に、最終処分場を福島に造らせて下さいと言うべきです。そして、帰ってはいけない汚染された場所に、住民を帰還させる「封じ込め」政策を止めて、移住先の住居や雇用など、再出発のために最大限の支援を行うべきだと思います。
⑤国民の間で、福島第1原発への関心が薄れ、風化しつつあると思うか?
「風化しつつある」が77%
*1年前より、「風化しつつあると思う」と感じている人が5%増えています。
⑥福島の復興に道筋は付いたか?
「あまり」(60%)、「全く付いてない」(22%)で82%
*福島県民のみならず、岩手や宮城などの被災者の方々の実感だと思います。
⑦東京オリンピック開催について
「復興に弾みがつく」12%
「後回しにされる」77%
*後回しにされなくても、資材や人材が逼迫、高騰しますから、大いに「復興」が遅れることは免れないと思います。オリンピック開催は辞退して、復興に専念すべきだと思います。
⑧福島に住んでいることにストレスを感じているか?
「大いに」(20%)、「ある程度感じている」(47%)の67%
*昨年は75%でしたので、8%下がってはいますが、多数の方がストレスを感じているようです。心のケアが必要だと思います。物質的な支援も必要ですが、精神的な支援はもっと重要だと思います。
⑨放射性物質が家族や自分に与える影響について不安を感じるか?
「大いに」(24%)、「ある程度感じている」(44%)で68%
*歯医者でのレントゲン撮影ですら、コンクリートで造られたレントゲン室で、鉛のベストを着せられ、自分でカメラを押さえさせられて、看護婦さんは外に出てたった一人で撮影するほど、厳重な放射線の管理を行なっているのに、放射線を出し続ける放射性物質に「不安」すら感じないということの意味が、私には分かりません。
⑩福島県産の食べ物について抵抗を感じるか?
「大いに」(8%)、「ある程度」(38%)で46%(1年前より6%アップ)
「あまり」(30%)、「全く感じない」で54%(1年前より5%ダウン)
*(上記に書いた理由で)私には以外な結果です。検知不可能(ND)な食物なら、自分は仕方ないと思えますが、子どもには与えたくない、買う時に躊躇したり、抵抗を感じてしまうのが親心(私の場合は爺心)だと思うのですが。抵抗は感じるけれど(現実的には)致し方ない、だから考えないようにしている、というのなら理解できるのですが。それでも、感じる人が増えて、感じない人は減ってきてはいます。
P.S. 「最近、試験操業で獲れた魚で、初めて基準値を超すセシウムが検出された」と新聞にありました。何処で獲れた魚なのか分かりませんが(初めてという意味も良く分からないのですが)、食の汚染状況が、たった3年で良くなるとは到底思えません。(これまでにも何回も書いていますが)意識している人としていない人では、追加被曝(特に内部被曝)に大きな隔たりが出ています。不安になるのではなく、(冷静に)親としてできる限り汚染のないものを選んでいくのは当然なことだと思います。その差は、必ず顕われてくると思うのです・・・
P.S.2 厚労省の調査によると、岩手、宮城、福島3県の子どもたち(198人)の34%(3人に1人)に、心的外傷後ストレス症候群(PTSD)の症状が見られたそうです。被災体験のない子どもたちの約9倍多かったそうです。症状には、辛い体験が蘇る「フラッシュ・バック」や被災体験の夢を繰り返し見る、(逆に)体験を思い出せない、ちょっとした物音に驚く、眠れないなどがあるそうです。「子どもは自分の状態を上手く説明できないため、(PTSD)が見逃されてしまうことが多い」とのことで、子どもたちへの精神的ケアが必要です。また、親にPTSDの症状がある子どもに症状が出た割合は、1.7倍になるそうで、子ども親ともに、ケアできる体制を是非作って戴きたいと思います。ちなみに、これら症状のある子どもは、「無表情」でいる時間が長い傾向があるとのことです・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成26年3月4日)
①福島第1原発の放射能汚染水問題への対応について
「評価しない」が83%
*状況は段々悪くなっていますから、余りに酷過ぎる、評価のしようがないということではないでしょうか?
②除染作業について
「大いに」、「ある程度評価する」が36%
「あまり」、「全く評価しない」は62%
③人が住んでいる地域について、費用や時間がかかっても、政府目標の年間(被曝)放射線量1mSvmade除染する必要があるか?
「必要がない」27%
「必要がある」63%
*たとえ追加被曝が年間1mSv以下だったとしても、50年で50mSv被曝することになります。特に小さな子どもさんを持つ親ならば(孫がいればおじいちゃん、おばあちゃんだって)、(効果に疑問の余地はあっても、それだけに)徹底した除染を望むのは当然だと思います。
④中間貯蔵施設に保存された放射性廃棄物が、30年以内に県外に移す約束が守られると思うか?
「あまり」、「全く思わない」が87%
*これも、思えないのが当然だと思います。政府や政治家は(二枚舌を使わずに)正直に、最終処分場を福島に造らせて下さいと言うべきです。そして、帰ってはいけない汚染された場所に、住民を帰還させる「封じ込め」政策を止めて、移住先の住居や雇用など、再出発のために最大限の支援を行うべきだと思います。
⑤国民の間で、福島第1原発への関心が薄れ、風化しつつあると思うか?
「風化しつつある」が77%
*1年前より、「風化しつつあると思う」と感じている人が5%増えています。
⑥福島の復興に道筋は付いたか?
「あまり」(60%)、「全く付いてない」(22%)で82%
*福島県民のみならず、岩手や宮城などの被災者の方々の実感だと思います。
⑦東京オリンピック開催について
「復興に弾みがつく」12%
「後回しにされる」77%
*後回しにされなくても、資材や人材が逼迫、高騰しますから、大いに「復興」が遅れることは免れないと思います。オリンピック開催は辞退して、復興に専念すべきだと思います。
⑧福島に住んでいることにストレスを感じているか?
「大いに」(20%)、「ある程度感じている」(47%)の67%
*昨年は75%でしたので、8%下がってはいますが、多数の方がストレスを感じているようです。心のケアが必要だと思います。物質的な支援も必要ですが、精神的な支援はもっと重要だと思います。
⑨放射性物質が家族や自分に与える影響について不安を感じるか?
「大いに」(24%)、「ある程度感じている」(44%)で68%
*歯医者でのレントゲン撮影ですら、コンクリートで造られたレントゲン室で、鉛のベストを着せられ、自分でカメラを押さえさせられて、看護婦さんは外に出てたった一人で撮影するほど、厳重な放射線の管理を行なっているのに、放射線を出し続ける放射性物質に「不安」すら感じないということの意味が、私には分かりません。
⑩福島県産の食べ物について抵抗を感じるか?
「大いに」(8%)、「ある程度」(38%)で46%(1年前より6%アップ)
「あまり」(30%)、「全く感じない」で54%(1年前より5%ダウン)
*(上記に書いた理由で)私には以外な結果です。検知不可能(ND)な食物なら、自分は仕方ないと思えますが、子どもには与えたくない、買う時に躊躇したり、抵抗を感じてしまうのが親心(私の場合は爺心)だと思うのですが。抵抗は感じるけれど(現実的には)致し方ない、だから考えないようにしている、というのなら理解できるのですが。それでも、感じる人が増えて、感じない人は減ってきてはいます。
P.S. 「最近、試験操業で獲れた魚で、初めて基準値を超すセシウムが検出された」と新聞にありました。何処で獲れた魚なのか分かりませんが(初めてという意味も良く分からないのですが)、食の汚染状況が、たった3年で良くなるとは到底思えません。(これまでにも何回も書いていますが)意識している人としていない人では、追加被曝(特に内部被曝)に大きな隔たりが出ています。不安になるのではなく、(冷静に)親としてできる限り汚染のないものを選んでいくのは当然なことだと思います。その差は、必ず顕われてくると思うのです・・・
P.S.2 厚労省の調査によると、岩手、宮城、福島3県の子どもたち(198人)の34%(3人に1人)に、心的外傷後ストレス症候群(PTSD)の症状が見られたそうです。被災体験のない子どもたちの約9倍多かったそうです。症状には、辛い体験が蘇る「フラッシュ・バック」や被災体験の夢を繰り返し見る、(逆に)体験を思い出せない、ちょっとした物音に驚く、眠れないなどがあるそうです。「子どもは自分の状態を上手く説明できないため、(PTSD)が見逃されてしまうことが多い」とのことで、子どもたちへの精神的ケアが必要です。また、親にPTSDの症状がある子どもに症状が出た割合は、1.7倍になるそうで、子ども親ともに、ケアできる体制を是非作って戴きたいと思います。ちなみに、これら症状のある子どもは、「無表情」でいる時間が長い傾向があるとのことです・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成26年3月4日)