プルサーマル計画を憂慮する有志の会

原発問題に関して投稿します。

トリチウム13万ベクレルに上昇

2013-09-14 10:57:52 | 日記
高濃度放射能汚染水300トンが流出したタンク北側約20メートルの観測井戸から(12日)採取した地下水から、1ℓ当たり13万ベクレルのトリチウムが検出され、連日濃度が上昇しています。

(1ℓ当たりの放射性トリチウム濃度の変遷)
9月 8日  4,200bq
9日  2万9,000bq
10日  6万4,000bq
11日  9万7,000bq
12日 13万0、000bq

P.S. 原子力規制委員会は、レベル3の高濃度汚染水流出事故で、外洋へ流出した放射性物質の影響を専門家会合で検討、「福島第1原発の専用港の外では、殆ど検出されない程度に低下している」との見解を出しました。しかし、これは「低下」したのではなく、膨大な量の海水に薄められ、今の技術では検出限界にあるというだけです。また、一旦希釈したものでも、(溜まり易い)どこかでホットスポットが形成されるのも自然の摂理です。(そこの深海魚が人の口に入ることもあるかもしれません)これをもって影響がないとは、言い切れないと思うのです・・・

P.S.2 福島第1原発近海のセシウムの濃度に関して、昨年の5月から約2年近く、東電は放射線の影響を誤った方法で修正して、実際より低い値を公表していたそうです。測り直したところ、1リットル当たり数ベクレル高くなったとのことです。規制委員会は「初歩的なミス」だと指摘、今年5月からは改善しているとのことです。海水の量は膨大ですから、1ベクレルでも1,000トンの海水で1,000ベクレル、1万トン、10万トンの海水では、1万ベクレル、10万ベクレルの差が出ます。「初歩的」なヒューマンエラーが、意図的なものでないことを信じたいと思います・・・

P.S.3 安倍首相が福島第1原発を現場視察するそうです。形だけなら現場は混乱するだけだと思います。汚染水が流出したタンクの周辺は毎時50μSv、近づけない高放射線の場所も多数あるかと思います。(どのような想定外のことが起きるか分かりませんから)「前線」に総理ご自身が出向くのは危険過ぎると思います。電事連は、(半年間)各原発から約10人の応援部隊を派遣するそうです。実際に前線を支援する実働部隊こそが、今「フクイチ」には必要なのだと思うのです・・・

by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成25年9月14日)

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