始まったTVドラマ「嫌われ松子の一生」

初めてTVドラマについて書きたくなりました。

以前　映画が話題になっていて、普段邦画を見ない私でも「見たい」と思っていたのですがタイミングを外してしまっておりました。

で、今日からTVドラマ版が始まり、普段はTVドラマを見ない私にしては珍しく見てしまいました。

ご存知の方も多いと思いますが、簡単に言うと、ある女性の転落人生を描いたものらしいのですが、その転落していく女性というのが、生まれも育ちも環境的には恵まれた女性、とは言ってもお嬢様では決してなく、本当にその辺にいる普通の女性、というのが興味深いのです。
父との葛藤、妹への嫉妬等の問題を抱えているにしても、この程度の問題があるのは普通で、この主人公の悩みは時が解決する類のものだったと思うので、まあ、本当に普通の、むしろ優秀な優等生の女性がいかに転落していくか・・

1回目の今日の放送では、その転落の序章が描かれたわけですが、「あるある！こんなことよくある！」みたいな悪循環のオンパレード。その悪循環を起こす原因が、彼女の「良かれと思ってやったこと、誰かをかばって、他人も自分のように良心的に対応してくれる」と信じての行動なので、視聴者の私は同情できても、「じゃあ私がこの校長で　この思考回路だったらどうする？デートを申し込んでおいてキャンセルしてきた男だったらどうする？」と考えると、やっぱり松子が世間知らずだった、という結論なのかもしれません。

私も多くの失敗をしてきましたが、幸い今の所　世に言う転落をしてませんが、では世に言う転落した女性と何が違ったか？と問われたら、恐らく大きな違いはないのです。要するに、誰でも転落する可能性がある、ということなのですよね。