3月にご出発のお客様のロシアビザ申請のため、先日ロシア領事部へ行った時の話。。
ロシアの観光シーズンが近づいてきたせいか領事部は混んでいて待っていたのですが、私が到着する前からず~っと窓口で領事部と押し問答している日本人男性が。。
そのせいで二つある窓口が一つしか機能せず、その理由もあり予想外に待つことになったのですが、聞くともなく聞こえてくる日本人男性と領事部のやり取り。
日本人男性は「在ロシア日本大使館に両親が勤務する、その娘もロシアで生活したい。しかし28歳なので特別な許可がおりないのでビザを取りたい。どのビザをとればいいか?」
領事部は何度もその娘と両親のスタンスを男性に分からせようとする、つまり「特別待遇でロシアに居住するのは両親であり20歳を過ぎた子供には特別な事情がないですよね?」と言うのですが、男性は「だからどのビザをとればいいのですか?」。
ロシアビザには観光、業務、修学等のビザがあるのですが、現地に職も就学もなく受け入れ先の招待状がないまま1箇月以上滞在することは現実的に不可能。非常に単純明快なことなのですが、領事部の説明は丁寧だけど間接的、、なので男性は理解できないようで何度も同じ押し問答をぐるぐる続ける。。
さすがに30分以上この押し問答を待ちながら聞かされている身としては、急いでいるときならかなりイライラするものです。幸い私は次の業務まで余裕があったのですが、待っていた他の日本男性が窓口で押し問答をしている男性にいきなり
「いいかげんにしてくれ!こっちはずっと待ってるんだ!」
これはまたすごい・・・いきなりその口調で言うとは・・・・しかし、それでも押し問答は続く・・・・(こんなに強く怒鳴られたら普通は窓口を開けて誰もいなくなってからゆっくり聞く、でしょうか?)
その後ようやく私の受付の番になり私の窓口担当者がチェックしている間、
「まずは日本の外務省がする仕事なんじゃないでしょうか?その娘さんの立場ではロシア領事部に言っても観光ビザしか手段はないと思いますよ」 と押し問答男性に言うと
「外務省に頼むにしてもまずはどのビザが必要なのかを説明しないといけないからロシア領事部に聞いているんだ」
それは順番が逆なのでは?大使館勤務する親に成人した娘がついていくことに対して特別対応できるとすれば外務省であってロシア領事部ではこの時点では観光ビザしか勧められないはず、、と言っても堂々巡りの反応。私は半ば諦めて窓口へ顔を向けると、私と男性のやりとりを見ていた領事部が男性に
「わかりましたか?」と聞くと
「いいえ。それで・・・・」とまた同じ話を最初から始めていました。
凡例として興味深い話であったことと、堂々巡りの話を延々と(しかもず~っと穏やかな表情と声で)続けることができる思考回路の男性。そしていきなり怒鳴り込む(でも問題は解決せず)男性。
人間観察としては面白い時間でした。でも私も急いでいたらイライラするでしょう。
自分も知らないうちに訳わかんない非論理おばさんになっていないか?短気のあまり怒鳴って、でも何事も解決しないことはないだろうか?
最後は反面教師として自分に問いただしていました。
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