「金の糸」による若返り美容術 及び 海外美容整形 

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慈恵医大事件

2006年06月16日 10時44分59秒 | 医療
医師のくだらない功名心の為に患者が犠牲になってはいけないはずです。何よりも先ず、安全性、患者の利益を優先させなければいけないはずなのに、難易度の高い施術を「やってみたかった」だけでメスを握るのは絶対に止めてほしい。

オペ現場で、オペの手順が書いてある本を片手に「こうだよね?」と確認しながらの施術、「針が見えなくなっちゃった~」と言いながら針を探さずに続行、「はい、男の子の誕生です」と言いながら前立腺を取り出すなど・・耳を疑いたくなるような事実。
裁判判決でも「技術力が低い医師が施術例を増やすために患者の安全・利益を無視してやった手術」が明記され、「被告たちに反省の色なし」と裁判官も認めざるを得ない被告医師たちの自覚の無さ。
一番怖いのは、この被告医師たちは結局実刑判決が無かったので(あっても医師免許はそのまま)、今、この瞬間も医療現場にいるのです!メスも握ってるでしょう・・
もう、理解できないことばかりです。

私は10代の終わりからしばらくの間、大学の医学生達と会っていた時期がありまして、動物実験・解剖の話を聞くのも切なかったですが、御献体された方達を開いてきた日など「腸を輪切りにして[イカリング!]と言って遊んでる奴がいた」なんて話を聞いて「そういう医学生が医者になってほしくない!」と憤慨したこともありました。
お偉い勉強だけでなく、犬を可愛がって育てて最期まで看取る等の経験が必要では?愛してるものの死を実感すれば、多少は違うのでは??

とも思いますが、

私は父の臨終に立ち会えませんでした。
父は既に2回ほど危篤状態に陥っていたので心電図等のマシンが身体に常時取り付けられていて、異常があればナースステーションですぐに把握できるようになっていました。にもかかわらず父は真夜中病室で誰にも看取られずに亡くなったのです。
夜明けに病院から「大変です!」の電話を受けて急いで駆けつけると病室には目を見開いた父が一人、触ると既に身体は冷たく硬直が始まっていました。
しばらくして母と私が到着したことを聞いた主治医が来て始めたのは心臓マッサージ。素人の私にも死後 時間が経過してるのは明らかなのに、家族の目の前でのそれらのパフォーマンスは白々しいばかりでした。既に亡くなっている身体に高電圧ヘッドを当てられて反り返る父の身体を見ていられず「もういいです」と言って止めてもらいました。

医療現場にいて人の死をたくさん見ていると、もしかしたら麻痺するものがあるのかもしれません。

が、やはり今回の医師たちは許せません。
そして彼らが野放しになる日本の医療体制は、絶対に変えていかなければいけないものの一つだと思います。