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NPO法人GRAの活動や考えを伝えます

Q&A『 リアブレーキでは、曲がれない? 』を掲載しました / Dosen't the Rear Brake Help Turn?

2021-02-09 00:49:41 | 基本講座・ライディング

オートバイの運転では、リアブレーキの多用を奨励している事が多く、実際に安全運転競技などの場面でも過剰な程に多用している例を非常に多く見かけます。しかし、直線走行でも旋回走行でも、物理的に考えれば、リアブレーキを主体に使う事は非効率なだけでなく決して安全な行為ではありません。
    
   

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 https://gra-npo.org/lecture/ride/Q&A_rearbrake_myth/Rear_Brake_1.html


  
常識と言われているリアブレーキ主体のブレーキングですが、日頃からライディングスキルの上達やオートバイのメカニズムに関心のある方は、是非、ご覧下さい。
  
   

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https://gra-npo.org
















ライディング講座 「開けながらの “切り返し”」参照動画です

2020-12-11 17:46:54 | 基本講座・ライディング

代表・小林の走行映像の中で、ライディング講座用に参照可能な動画を紹介します。
参考になれば幸いです。


『 映像のあらまし 』

1988年、当時、カワサキ社が全国的に主催していたジムカーナ大会で、最も競技人口が多くて盛んだった東京地区の大会へ遠征した小林ですが、参加した Bクラス(400㏄以下・中型車)で好成績を収めたため、翌年・1989年、本来ならば 大型車(401㏄ 以上)で 優秀な成績を収めたライダーだけが参加を許されたクラス(エキスパートクラス)へ特別に編入される事になりました。

そのため、当時、日本のジムカーナライダーの中でトップの成績を収めていた 永井慎 氏と、同じクラスで、前年と同じ 400㏄車で順位を争う事になった最初のイベントの映像です。



『 永井氏の走り:剛の走り 』

永井氏の走りの特徴を一言で表せば「剛」になります。 それは、圧倒する様な走りの雰囲気やエンジン・排気音のイメージからも感じられるでしょうが、彼の「剛」の走りで一番注目すべきは「フロントタイヤの使い方」です。

フロントタイヤのグリップを最大限に活かす為、フロントブレーキを常に適切に使用して、時に生まれたグリップ力を活かしたまま操舵(腕の力で)を加えてフロントタイヤの向きを変えて、直ぐに加速状態へと移る走行方法が最大の特徴であり魅力です。



 
 
『 代表・小林の走り 』


一方、小林の走りは「柔」にも見えますすが、どちらかと言えば「滑らか」でしょう。
それは、単にスムーズで速度を落とさないコーナリングを指すのではなく、アクセルの使い方にこそ最大の特徴があると言えます。

アクセルの開け閉め(ON・OFF)の回数を減らして、可能な限り早く長く開けるアクセルワークが、この映像での永井氏との走り方との比較で、際立っています。その一つが「開けながらの “切り返し”」です。



『 開けながらの “切り返し” 』

映像の中にもあるセクションですが、下図の様なコースを走行する際は、右旋回から左旋回へと移る時に “切り返し” が必要になります。

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中央・左の位置から右下のパイロンへと向かうコースですが、最初は右にバンクさせたまま 加速して(赤い山形マークの加速区間)、次に左旋回に向けて切り返し(緑色マーク)て、それから 改めてアクセルを開けて加速するのが一般的です。

何故なら、ライダーのみなさんなら理解できると思いますが、アクセルを開けたまま切り返しをするのは簡単ではなく、無理にしようとすれば転倒が待っている事が充分に予感できるからです。 ただ、小林の場合はそれを行なっているのです。
  

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それを実現させる為に、切り返しの区間を長く取り、最初のアクセル開度は少し抑え、そして 一番肝心な事ですが、切り返し時にもフロントタイヤを接地させておく為に、切り返し方向前方への荷重移動を一時的に行なっています。

この 「開けながらの “切り返し”」は、映像の走行コース上では、目立つ場所だけで 4ヶ所以上行なっていますので、興味のある方は、是非、確認してみてください。
エンジン音だけを聴いても、アクセルを開ける回数が少なく、エンジン音がより高く長く続いている事でも聞き分ける事も出来ます。



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クリニック開催リポート 『 “ コインの法則 ” を体感しよう !』です

2020-11-17 22:21:06 | 基本講座・ライディング

11月8日開催・『 クリニック 』の開催リポートを掲載しました。

『 “ コインの法則 ” を体感しよう !』

http://gra-npo.org/publicity/report/2020/20201108_rep.html

 

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オートバイは、自然界の大法則“コインの法則”に従って動く物体です
教えられた走り方や思い込みを離れ、オートバイと生の会話で学びましょう

 

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< 以下、記事の一部を紹介します >

「 オートバイは自然法則、物理法則に従って運動・走行している物体ですが、その法則の理解を一切行なわず、「こんな時はこうして、こういう風に走らせべき」とか「ニーグリップが基本」など、基本を無視したライディング論がはびこっています。 」

「 今回のクリニックを受診した人もその事に気付いて、「オートバイって、ボーリングの玉と同じなのですね」話してくれました。「ボーリングで玉を投げる時は、奥にあるピンを目がけて投げるのではなく、レーンの途中にある三角形の目印・スパット を見て、そのどこに向けて投げるかで玉の行先が決まるのと同じですね」という事でした。 」

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オートバイのコントロールは、ハンドルか? ステップか?

2020-11-05 23:26:53 | 基本講座・ライディング

オートバイをコントロールするのに大切なのは、ハンドルですか? ステップですか?
をテーマに、「サークル練習」を利用して、左手、左足、右足を順番にオートバイから外して走る実験を行ない、コントロールの基本を解説しています。

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http://gra-npo.org/lecture/ride/riding_basics/circle_experiment.html

  
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< 以下、記事の一部を紹介します >
   
「 ステップといえば、単に上から踏み下ろすだけのモノと考えている人も多いと思いますが、それは大変にモッタイナイの一言です。ステップは“オートバイの車体についたハンドル”なので、オートバイの車体全体を確実にコントロールするには、ステップ以上の存在は無く、その利用の仕方も 左右で踏む力を変えたり、左右の足の踝(くるぶし)で車体を挟み込む横向きの力を加えるなど、様々な方向の力を加えたり加減する事で、オートバイは確実にコントロークできるのです。」

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「オートバイの運転免許教習を行なう教習所でも、より高度な運転操作を教える講習会でも、「習うより慣れろ」的な指導方法が一般的で、生徒や受講生に対しては、練習セクションを繰り返し走って技術の習得をさせるのですが、とても残念な事に、走行している時の姿勢(形)を見ただけでの指導ばかりが多く、「はい! ニーグリップをしっかりと」とか「視線は先に」などの言葉を金科玉条の如くの使い、適切なライディング技術習得に役立たたない指導する指導員が多過ぎます。」


 

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ライディングの基本の「き」・<サークル練習>の解説記事を掲載しました

2020-10-31 22:33:34 | 基本講座・ライディング

オートバイの「声」を聞いてライディング技術を高める基本練習<サークル練習>を、分かりやすく、簡単に、動画付きで詳しく解説しています。
今よりもオートバイにとって良きパートナーになって、いつまでも、安全で、楽しいオートバイライフを求めている人に最適です。

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http://gra-npo.org/lecture/ride/riding_basics/circle_practice.html
 
 
 
< 以下、一部を紹介します >

とても残念な事ですが、オートバイの運転免許教習を行なう教習所でも、より高度な運転操作を教える講習会でも、「オートバイを運転操作する事」や「オートバイの動きを制御する事」だけしか伝えていません。
本来ならば、オートバイにはオートバイなりに(物理学的に)自然な動きを行なうのですが、そのオートバイなりの“声”に耳を傾けようとせず、ライダーが思った通りにオートバイを動かしてみせる技術が一番大切な技術であるかのように広く理解されている現状は、オートバイにとって不幸な事ですし、ライダーにとっても大きな不幸です。

どうぞ、この基本練習 <サークル練習> を通じて、オートバイの“声”を聞き、オートバイなりの自然な動きに合わせるライディング技術を身につけてください。
そして、この <サークル練習> に慣れた頃には、必ずオートバイを自然に動かす運転技術が身に付きますし、オートバイが発する整備や調整不良の“声”も聞き分けられるようになり、オートバイにとってより良いパートナーになれるでしょう。

 

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