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都道府県別・新型コロナウイルス【感染密度】推移一覧表(8月27日現在)

2021-08-30 16:39:27 | COVID-19 国内状況


人口あたりの新規感染者数(週間平均値)を、直近で高い地域順・18都道府県をグラフにまとめています。
このグラフを見れば、沖縄県や東京都が飛び抜けて高く、殆どが感染拡大中で、宣言対象外の大分県と奈良県が要注意だと判ります。 

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< 出典 : 厚生労働省>
#COVID19
#緊急事態宣言



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新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 (8月27日現在)

2021-08-28 23:41:20 | COVID-19 国内状況

都道府県別の新規感染者数を比較しても、実際の被害状況はわかりません。この一覧表では、各都道府県別に、前週と比較して新規感染者が増えた増加率や、人口あたりの新規感染者や治療中患者数の増加率、人口あたりの死亡者数の増加率など、被害の深刻度を示す数値を示しています。さらに 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しているので、各都道府県別の医療体制などを勘案すれば、医療機関などが直面している状況や、住民の人々が感じている恐れの度合いも推定する事が出来ます。


『 都道府県別、感染被害一覧 』

最初に、8月27日現在、直近の 7日間平均の【 感染密度 】(人口あたりの新規感染者割合)や重症者増加割合と死亡者増加割合を見れば、黄色に塗られて危険な状況になっている都道府県が大半を占めています。その上、数字が赤文字でより深刻な状況になっている所も多くなっています。

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特に深刻な状況に陥っているのは 沖縄県です。【 感染密度 】は、他を圧倒する程に大きな数値を 2週間前から続けており、単なる緊急事態宣言に留まらず、沖縄県独自の追加処置を行なわなければ、医療体制の緊急事態が続いてしまう事になるでしょう。
続いて深刻なのは東京都です。徐々に新規感染者数が減少傾向とメディアは報道していますが、【 感染密度 】は沖縄に次いで高く、人口あたりの増加した死亡者割合も高く、沖縄県と同様に、医療で充分に命を救えていない状況と言えるでしょう。また、埼玉県と神奈川県も死亡者割合は全国でトップクラスで、大きな課題を抱えている状況です。
  
ここで、比較の為に、東京都と沖縄県に 第4回緊急事態宣言が発出される直前、7月9日時点での同じ一覧表と較べてみましょう。

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明らかに 黄色に塗られた割合は低く、赤文字も殆ど無いのですが、この後、現在に至る急激な感染爆発が起きた事を考えれば、今後収束した場合でも、7月9日の様な状態になった時には宣言対象地域を増やす必要があるでしょう。



『 都道府県別、治療中患者数、重症者数、死亡者数 』

 

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出典 : 厚生労働省

#COVID19
#デルタ株



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全日本 新型コロナウイルス 治療中および重症患者数など、一週間毎の増加数動向 (8月27日現在)

2021-08-28 23:26:33 | COVID-19 国内状況

『 新規感染者数と治療中患者数 』

“ デルタ株 ” の高い感染力によって、7月から始まった“ 第5波 ” では、以前とは比較にならない程に多くの人が感染しています。その感染者の一気の増加は、グラフの青色線の急激な伸び方でも示されている通りです。

 

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しかし、ここで一番問題なのは、赤色線が示す治療中の人が増えずに、グラフの青色線と赤色線との間が大きく広がっている事です。つまり、以前ならば治療を受けられたのに、今は大変に多くの人が治療を受けられずにいるのです。
特に、“ デルタ株 ”では、50歳代以下の若い現役世代でも感染しやすく、発症してから重症化する期間も身近くなっていると報告されていて、多くの人々が自宅や施設で生命の危険を感じながら自主隔離を強いられている事をはっきりと示しています。

このグラフの青色線と赤色線の間が狭くならない限り、例え発表される新規感染者数が減ったとしても、重症者数が少なくなったとしても、決して安心できる状況だとは言えません。一日でも早く、このグラフが安定した状況を示す日が来る事を願っています。

 


『 治療中患者数、死亡者数、致死率等 推移一覧 』

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出典 : 厚生労働省

#COVID19
#デルタ株



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新型コロナウイルス、国別・人口あたり新規感染者数(8月25日現在) / COVID-19 cases per population by country, as of August 25

2021-08-27 15:34:40 | アーカイブ映像の案内

   
世界各国の感染状況は、人口あたりの新規感染者数【感染密度】で比較しなければ、その被害の深刻さの判断は出来ません。【感染密度】は、人口1億人あたり日別・新規感染者数を一覧表で示し、深刻度が高くなっている程に欄を濃い色で塗り分けています。


New infection case per popuration by country and day

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【 地域によって異なる傾向 】

< 欧州 / Europe >

英国やアイルランド、フランス、スペインなどの諸国は、既にウィルスとの共存生活へとスタートを切っています。昨年、ロックダウンを強いられた当時よりずっと多くの新規感染者数を記録していますが、ロックダウンによる生活や経済への悪影響を体験している事と、一定度以上のワクチン接種が進んでいる事がその選択の理由でしょう。
ただ、東欧では多少異なる状況が見えます、特に中央アジアになる、ジョージアやカザフスタン、アゼルバイジャンなどの諸国では感染拡大の勢いが止まらず、バルカン半島のコソボやモンテネグロと併せて、世界最悪レベルの感染が続くと推察されます。


< アフリカ / Africa >

常に感染危機が懸念される大陸ですが、数字上は抑制へと向かっています。6月以降、北部のリビアやチュニジア、南部の南アフリカやナミビアなどで一気の感染拡大を記録していましたが、現在は西欧諸国並みの【感染密度】(人口あたりの新規感染者数)へと抑制されています。が、医療体制やワクチン接種率の違いから、実際の実状は比べられません。


< アジア / Asia >

西アジアで最も懸念される国はイスラエルです。昨年末、他国に先駆けてワクチン接種を積極的に進め、一旦は抑制に成功したが、7月以降、“デルタ株” の影響で感染拡大は続いています。その対策として、同国は “追加接種政策” を最も早く打ち出して進めていますが、未だに最悪レベルを脱していません。
続いて、懸念される国々は マレーシアとモンゴル、そしてイラン です。どの国も高い感染率が続いており、ワクチン接種を含めて世界的な人道的支援が必要と思われます。


< 大洋州 / Oceania >

この地域で最も懸念される国はフィジーです。6月から始まった感染拡大は、7月、世界最悪レベルが一月以上続きましたが、最近になって徐々に抑制されつつあります。しかし、それでも【感染密度】は英国やフランスなど西欧諸国の倍以上を示しており、更に注目と支援は必要です。
一方、この地域の大国、オーストラリア と ニュージーランドは、“デルタ株” 感染が広がりを見せて、両国共にに厳しいロックダウンの処置を採りましたが、世界的に見て、人口あたりの新規感染者数はとても低く、西欧諸国の対処方針とはかなり大きな違いを示しています。


< 北米 / Northern America >

米国は、西欧諸国と同様に、ウイルスと共存して生活と経済を守る政策へと軸足を移している様に見えます。米国政府やCDCは、以前と同様にワクチン接種や感染対策を呼び掛けていますが、昨年 5~6月期の様な混乱は見せていません。
一方、カナダは米国との国境管理をより厳格に進めた効果があったのか、米国の様な新規感染者数の増加はありません。【感染密度】(人口あたりの新規感染者数)は日本に近く、西欧諸国より低く抑えており、一つの模範となる国に思えます。


< 中米 / Central America、Caribbean >

メキシコは、米国との国境管理が効果を挙げているのか、米国の感染拡大の影響を受けていないようです。しかし、キューバは 6月以降、“デルタ株” による感染拡大の波は一向に収まらず、2ヶ月以上、世界最悪な状況が続いています。そして、その “波” の影響か、セントクリストファー・ネビスが最悪レベルの【感染密度】を記録し続けています。キューバと併せて、この両国への支援が早急に求められます。


< 南米 / Southern America >

5月以降、ウルグアイやアルゼンチン、スリナムで “ラムダ株” の関与が疑われる感染拡大が続き、南米大陸全体がウイルスで燃え尽くされる様な勢いでしたが、7月以降は徐々に収まってきています。


なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です

Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
#COVID19


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世界の新型コロナウイルス禍、国別・日別 新規感染者数一覧(8月25日現在)/ COVID-19 new cases by country and day, As of August 25

2021-08-27 15:25:15 | COVID-19 世界状況


【 感染拡大の “波”、ピーク間近か? 】

世界的な “デルタ株” 感染の勢いは衰えず、全世界での毎日 60万人以上の新規感染者が報告される程、深刻な状態が続いています。
ただ、その勢いの伸びに鈍化が見られ、過去の “波” と同様に、8月末頃には感染拡大の勢いが止まる動きを見せています。とは言え、世界的にはワクチン接種は充分に行き渡らず、重症者や死亡する人は増え続けるので、引き続き対処は重要です。

 

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New infection case transition table by country and day

 

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【 地域によって異なる傾向 】

< 欧州 / Europe >

英国やアイルランド、フランス、スペインなどの諸国は、既にウィルスとの共存生活へとスタートを切っています。昨年、ロックダウンを強いられた当時よりずっと多くの新規感染者数を記録していますが、ロックダウンによる生活や経済への悪影響を体験している事と、一定度以上のワクチン接種が進んでいる事がその選択の理由でしょう。
ただ、東欧では多少異なる状況が見えます、特に中央アジアになる、ジョージアやカザフスタン、アゼルバイジャンなどの諸国では感染拡大の勢いが止まらず、バルカン半島のコソボやモンテネグロと併せて、世界最悪レベルの感染が続くと推察されます。


< アフリカ / Africa >

常に感染危機が懸念される大陸ですが、数字上は抑制へと向かっています。6月以降、北部のリビアやチュニジア、南部の南アフリカやナミビアなどで一気の感染拡大を記録していましたが、現在は西欧諸国並みの【感染密度】(人口あたりの新規感染者数)へと抑制されています。が、医療体制やワクチン接種率の違いから、実際の実状は比べられません。


< アジア / Asia >

西アジアで最も懸念される国はイスラエルです。昨年末、他国に先駆けてワクチン接種を積極的に進め、一旦は抑制に成功したが、7月以降、“デルタ株” の影響で感染拡大は続いています。その対策として、同国は “追加接種政策” を最も早く打ち出して進めていますが、未だに最悪レベルを脱していません。
続いて、懸念される国々は マレーシアとモンゴル、そしてイラン です。どの国も高い感染率が続いており、ワクチン接種を含めて世界的な人道的支援が必要と思われます。


< 大洋州 / Oceania >

この地域で最も懸念される国はフィジーです。6月から始まった感染拡大は、7月、世界最悪レベルが一月以上続きましたが、最近になって徐々に抑制されつつあります。しかし、それでも【感染密度】は英国やフランスなど西欧諸国の倍以上を示しており、更に注目と支援は必要です。
一方、この地域の大国、オーストラリア と ニュージーランドは、“デルタ株” 感染が広がりを見せて、両国共にに厳しいロックダウンの処置を採りましたが、世界的に見て、人口あたりの新規感染者数はとても低く、西欧諸国の対処方針とはかなり大きな違いを示しています。


< 北米 / Northern America >

米国は、西欧諸国と同様に、ウイルスと共存して生活と経済を守る政策へと軸足を移している様に見えます。米国政府やCDCは、以前と同様にワクチン接種や感染対策を呼び掛けていますが、昨年 5~6月期の様な混乱は見せていません。
一方、カナダは米国との国境管理をより厳格に進めた効果があったのか、米国の様な新規感染者数の増加はありません。【感染密度】(人口あたりの新規感染者数)は日本に近く、西欧諸国より低く抑えており、一つの模範となる国に思えます。


< 中米 / Central America、Caribbean >

メキシコは、米国との国境管理が効果を挙げているのか、米国の感染拡大の影響を受けていないようです。しかし、キューバは 6月以降、“デルタ株” による感染拡大の波は一向に収まらず、2ヶ月以上、世界最悪な状況が続いています。そして、その “波” の影響か、セントクリストファー・ネビスが最悪レベルの【感染密度】を記録し続けています。キューバと併せて、この両国への支援が早急に求められます。


< 南米 / Southern America >

5月以降、ウルグアイやアルゼンチン、スリナムで “ラムダ株” の関与が疑われる感染拡大が続き、南米大陸全体がウイルスで燃え尽くされる様な勢いでしたが、7月以降は徐々に収まってきています。


なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です

Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
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