GRA 公式ブログ・サイト

NPO法人GRAの活動や考えを伝えます

お客様? 神様?

2018-09-23 01:39:27 | GRA活動の目標達成
以下、私達・NPO法人GRAが主催する各種イベントにおけるポリシーを説明する文章です。
他の開催団体が主催するイベントとは開催ポリシーが異なる特徴がありますので、参加の際には留意願います。


『 お客様は、神様? 』

よく使われる言葉で「 お客様は神様です 」という言葉があります。
以前、国民的人気を誇った男性歌手がステージ上で発してから更に有名になった言葉ですが、日本では生活の様々なところに深く浸透しています。

モノを販売する販売業からサービス業に携わる人は当然の事、芸能から芸術、文学に至るまで、お金を払う人を “神様” と崇め、人気を得るために “神様” の歓心を媚び、その声に耳を傾けようとする一面があります。


一方、おものてなしの国と言われる国でさえ、この “風習” は決して良い事ばかりではない事は明らかです。

対価を支払いさえすれば、何かにつけて「お客さまを何だと思っている!」という言葉を振りかざし、言葉や行動で威圧するのが日常茶飯事になっているのを目にします。
店員への暴言や乗務員への暴力行為、学校へのモンスター行為だけを指しているのではありません。 言動に出ないまでも、この国では大半の人の心に染みついている意識であり言葉なのです。

では、私達・GRAでは 参加者を “神様” として扱うのか? 単刀直入に答えれば、誰であっても “神様” 扱いはしませんし、“仏様” 扱いもしません。
それは、イベント参加費を支払う参加者はもちろん事、参加常連者であっても、運営統括責任者であっても特別扱いはありません。


ただ、私達は、一人ひとりの考えや意見を公平に尊重すると同時に、全員に対してイベント運営趣旨への理解と尊重を求め、一緒に参加責任と運営責任を負う事を求めています。
これは、1991年に GRA発足以降、基本的に変わらぬポリシーです。



『 お客様扱いは、しません 』

“お客様”とは、料金や何かしらの対価を支払えば、それに見合うだけの物品やサービスを享受するのが当然と考え、それを疑おうとしない人達の事です。
しかし、不相応な “お客様” 意識を誇示する場合には、少なくとも相手側が営利行為をしているかどうかを見極めるべきです。


私達・NPO法人GRAは、NPO(特定非営利活動法人)の名称の通り、収益活動を目的にした営利団体ではありません。
それはNPO法人になる以前から、1991年発足以降、代表や理事、社員全員が無給で運営業務を担当しており、それは内閣府等へ報告して公式Webサイトで公開している通りです。


つまり、GRAが主催するイベントに参加した際、一般的な「 いらっしゃいませ! 」という挨拶はしませんし、参加費を支払う際にも「 ありがとうございます 」の言葉は一切ありません。
ここまでの説明で、多くの人は次の様に思うかも知れません。

「 “お客様扱い” をしないのは分かったけど、しても問題ないのでは? 」
「 そんな事では参加者が増えないのでは? 」と。

そんな疑問を感じる人はきっと少なくないでしょう。



『 なぜ、お客様無用なのか ?』

一般的な講習会などイベントでは、全員が一緒に同じ事を習う学校と同じで、受講者毎に不足気味な科目への対応は無く、その講習内容は運転操作の反復練習・丸暗記学習に偏り、まるで小学生への対応と同じです。
もちろん、殆どの人は一般的なその方式で満足しているかも知れませんが、私達の目標は「小学校方式」では達成する事が出来ないと考えています。


GRAの活動目標は【 いつまでも楽しく安全にオートバイに乗り続けられる環境を、ライダー自らが生み出すのを促し、その意識と行動を備えた人を全国各地で増やす 】という内容です。

つまり、単にライディング技術の上達に熱心な “お客様” や “生徒” を求めているのではなく、総合的な世界観と行動力を伴った大人を求めていると言えるでしょう。
オートバイを末永く楽しむための知識や技術、社会での課題などを共有し合い、積極的にそれらの共有を広める可能性のある大人、つまり “ 仲間 ” や “ 同志 ” を求めているのです。

その目的の為に、“お客様扱い” はしませんし、その趣旨に関心や理解が進められる人だけに参加を呼び掛けているのです。



追加説明:『 特別な GRAイベント 』

これらを実現させる為に、先ずGRAでは、開催イベントに次の 4つの特徴を設けています。
1. 少人数制での開催 ・・ より適確な対応と育成のため
2. 自在なカリキュラム対応 ・・ 参加者の要望・意見に合わせて、多様で高度なカリキュラムでの対応
3. 参加しやすい環境作り ・・ 低額の参加費と当日受付制の採用など
4. 見学&聴講フリー制採用

GRAでは、お客様扱いをせずイベントの開催目的の理解を求めますが、一般的な講習イベントでは決して得られない、多くの知識やカリキュラムの提供の用意があります。

〇 オートバイの基本的な構造とその特性から導き出される最適なライディングの講習
〇 求めるライディング技術とレベルに応じた走行練習コースの設定
〇 構成する部品の役割と適切な整備方法の講習
〇 そしてライダー毎にオートバイを調律するセッティング理論と実技講習

ただし、これらの事柄は参加者の積極的な要望があってから個々にその場で応じるもので、何度も言いますが、開催趣旨を理解しようとしない “お客様” や、受け身参加の “生徒” な人には適したイベントとは言えませんし、そういう方々の参加は私達は望んでおりません。




【 当日受付制 】 の案内です

2018-09-18 21:05:24 | 開催イベントの案内
GRAでは、開催しているイベントに、誰でも気軽に参加してもらえるように、
【 当日受付制 】を採用しています。

この【 当日受付制 】とは、事前に参加予約をしていな方でも、イベント当日に
指定時間に集合して参加意思を表明するだけで参加受付を行なうシステムです。

このシステムは従来も採用していましたが、もっと気軽に参加や見学ができる様に、
一部の条件を緩和していますので、どうぞ 気軽に参加を検討ください。

* * * * *

詳しくは、下記 URL の説明ページで確認願います。

「当日受付制について」 ( GRA公式Webサイトページより )
http://gra-npo.org/schedule/apply/toujitu_apply.html

『 練習会 』 参加のススメ

2018-09-18 18:34:27 | 開催イベントの案内

【 オートバイには練習が必要です 】

オートバイを正しく安全に運転するには、正しい練習をする必要があります。
正しい練習をしてこそ、オートバイの特性を正しく理解でき、技術や知識が身にくのです。
別の言い方をすれば、自動運転化が容易な車とは異なり、ライダーの操作に大きく依存するオートバイだからこそ、正しい練習をする必要があります。
つまり、自身と他の人々への危険を減らすために、練習をするのはライダーの責任と言えます。



【 練習は、どこでする? 】

では、オートバイの練習はどこですれば良いでしょうか。
普段走る一般道ですれば良いでしょうか? いや、それは間違っています。
野球選手や陸上ランナーが雑踏の中で練習しない様に、加害性が更に大きなオートバイですから、一般道で練習行為はやってはいけないのです。
野球選手などと同じように、専用に開設された施設を利用するか、トレーニング用に開催されているイベントに参加するのがお勧めです。



【 練習イベントは 】

オートバイの練習に適したイベントは、開催数に違いはありますが、全国各地で広く行われています。
安全運転の普及促進を目指した全国的な団体が開催しているイベントや、オートバイメーカーやタイヤメーカーなどが主催しているイベント。
または、個人が主催しているイベントまで色々ありますので、開催場所や参加費、参加条件などを確認の上で参加する事をお勧めします。
きっと、それまでに体験した事のないオートバイの動き・特性、そして自身の能力が体験できる良い機会になるでしょう。



【 GRAの自由練習会、その特長は 】

NPO法人GRAが開催している 『 自由練習会 』は、練習の機会を一番有効に使いたい人に最適なイベントです。
一般的な練習イベントは、一つのクラスが 10名から20名程のスクール形式で行なわれる為、練習用コースは他の参加者と同じしか選べず、走行しない待ち時間は参加人数分だけ結構な長さになりますが、『自由練習会』はそれらの弊害が全くありません。
『自由練習会』は、個人毎に占有エリアを使用する “個人練習” 形式のため、自分自身が苦手だと感じている練習を選んで思う存分に出来るのが特徴です。


また、希望すればライディングのアドバイスはもちろん、車両の整備やセッティングについてもアドバイスが受けられるので、目的次第では一番濃密にオートバイを学べる機会になります。



【 良い練習とは 】

充実した良い練習とは、目的をはっきり持ち、基本的な技術や知識を確実に習得し、その後で応用へと進む練習です。
しかし残念な事に、多くの練習イベントで見受けられるのは、参加する事が目的の参加者だったり、基本の習得を省いて8の字やスラロームなどの応用練習だけのカリキュラムのイベントです。
全く練習をしない場合(人)に較べれば、それはそれで意義のある参加目的ですし、そういう参加者には適したカリキュラムと言えますが、、『自由練習会』は参加者一人ひとりの参加目的や技術レベル、体格や車両、体力に合わせた良い練習ができます。



このように、『自由練習会』は、オートバイを単なる娯楽レベルで乗るのではなく、「人生の友」としてきちんと接したい人や、基本技術や基本知識から応用まで一つひとつ学びたい人に最適のイベントと言えます。





【 あとがき 】

オートバイは、野球やランニングに必要な機材と較べるまでもなく、はるかに高価な機材であり乗り物です。
その上、ギターやピアノなどを演奏する場合以上に、整備すべき箇所やライダーに合わせて調整すべき箇所が多く、それらは全て正しく安全な運転に必要です。
スポーツや楽器演奏が下手であっても社会的に問題はありませんが、オートバイの場合は責任の大きさが全く違います。
どうぞ、機会を見つけて練習をされる事を強く勧めます。




【 自由練習会の説明サイト 】
http://gra-npo.org/schedule/free-prac/free-prac_top.html

【 開催イベントの予定表 】
http://gra-npo.org/schedule/schedule/kinjitu/kinjitu.html




Web・井戸端会議、始まる !

2018-09-15 14:40:01 | GRA活動の案内
以前、案内していた通り、“Google ハングアウト” というシステムを利用して、全国各地の複数の仲間と会議・『 井戸端会議 』をしましたので、その様子とシステムを利用した感想を報告します。

“Google ハングアウト” は Google社が提供しているシステムで、PCやスマホがあれば Web(クラウド)を介して、最大10人までが同時に無料で会話ができるという事は事前に分かっていました。
でも、実際に利用してみなければ、使い易さや安定性、汎用性や活用の展開性は分からないので、9月13日(木)午後 6時半開始予定で、メンバーに参加を呼び掛けたのです。


その結果は、最初は招待状の届け方や会議への参加の仕方で戸惑う事もありましたが、とても可能性の高い良いシステムだと理解できたのです。

井戸端会議 』に参加してくれたメンバーは 東京と静岡、大阪、兵庫の合計 5名、お互いに会った事が無いメンバー同士も居たのに、誰が話しているかが分かりやすく、全員が同時に話しても音声はクリアに届くなど、リラックスして話せたのです。
しかも、全員が時刻を合わせて一緒に始める必要はなくて、各自のスケジュールに合わせて入室や退室、そして再入室が簡単にできるのです。

その上、Google社の他のシステムを併用すれば全員へ資料や図を届けられるので、同じ資料や図を見ながら意見を交わしたり、その場でその資料を他の参加者が編集する事や編集結果を全員で確認できるなど、会議に最適な環境が整いそうなのです。

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以上、会話システム・“Google ハングアウト” は可能性が見えてきたし、メンバー同士の会話に楽しさを感じたので、次回・9月20日(木)にも改めて『井戸端会議』を開くことになりました。
次回は、参加した全員で資料や図の確認や相互編集も試してみる予定です。

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〇 この『井戸端会議』に参加したい方は、ぜひ、下記メールアドレス(GRA事務局)宛にご連絡下さい。
office@gra-npo.org

〇 いずれ、“ ライディングの基本 ” や “ セッティング講座 ” などを、Web・会話システムを使って開催したいと考えていますので、その際も是非、参加を検討ください。



Googleシステム導入で、全国の方へつなげたい !

2018-09-02 21:46:40 | GRA活動の目標達成
現在、Google の各種システムを利用して、GRA活動を前進させる事を企てています。

ご存知の方も多いと思いますが、Google社は各種のシステムを無料で公開していますが、その中で「Google ハングアウト」というシステムを利用すると、今の GRA活動にとって大きな恩恵がありそうなのです。

この「Google ハングアウト」は、無料でビデオ(映像)会話や通話、メッセージ交換を PCやスマホ、タブレット端末で簡単にできるシステムです。
このシステムを使えば、全国各地の仲間同士で定期的なミーティングが簡単にできるので、的確な活動を実現させやすくなるのです。

それと同時に、この「Google ハングアウト」に注目している理由は、Google の持つ発展性の高さです。
例えば、月一回、大阪市内で行なっている 『GRAの“話すオートバイ講座”』を全国の希望者を集めて行なう事が可能なのです。
その上、Googleの ライブストリーミング機能を組み合わせれば、参加者の質問や要望に合わせて、ライディングや整備、セッティングなどの講座がホワイトボードなどを利用して行なえる可能性が高いのです。

Webサイトのページ上で解説や情報発信をするのも大切ですが、会話や動画を交えた対話形式で進める方向性を検討中ですから、どうぞ 期待して参加も検討ください。

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[ Google ハングアウト ]Wikipedia 解説

[ Google ハングアウト ](Google社サイト)