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NPO法人GRAの活動や考えを伝えます

シニア モビリティ を一緒に考えよう

2023-10-31 11:28:43 | 社会や環境との関わりについて

GIGadgets 伝、

「こんなの、欲しいなぁ~」って言うと、多くの人は冗談だと思うかも知れませんが、現実を知る者としては、決して冗談ではないのです。



誰でも、大怪我しなくても、歳をとれば足腰が老いて、長い距離を歩けなくなるもの。そんな時に利用するのが「車イス」だったり「シニアカー」(国交省規格:ハンドル形電動車イス)になるのですが、どちらも難点があり、思ったほど自由に移動は出来ないのです。

通常の「車イス」は大きく嵩張り、筋力が弱い人には少しの坂道さえ登れません。通常型の車イスにモーターを搭載した「電動車イス」ならば、多少の坂道も苦無く登れますが、「車イス」と違って、折り畳む事が難しく、車に積んで移動して、移動先で使用する事が困難です。また、公共交通機関を利用する際は、その重さが原因で、通常型より多くの人の手助けが必要な場合があります。また、「シニアカー」(ハンドル形電動車いす)は高齢者用として多く販売されていますが、実際に利用すれば、その小径タイヤが原因で段差を乗り越え難く、その不安定さと高重心により、路面状況によっては転倒事故が起こり易い事が広く知られています。また、乗用車やタクシーへの積載も不向きで、自宅近所の段差が無く路面が綺麗な場所しか乗れない事になります。
 (以下、国交省の想定するシニアカーの資料を紹介します)


一方、動画で紹介されている「電動式・折り畳み型シニアカー」の優れている点は、折り畳むとコンパクトになり、乗用車に積んで移動が楽で、タイヤ(ホイール)径も路面の凹凸に強く、重心も低く安定している事です。
この製品が日本でも販売される事を期待しています。輸入時に通産省・JISの認定問題や、路上を走行する際の保険問題(保険会社が対応するか否か)などが課題になるとは思いますが、必ず、少なくない需要がある事は間違いありません。




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Q&A 「 ハンドルのブレについて 」

2023-10-28 22:07:43 | 質問 と 回答 ( Q&A )


“オートバイの基本講座” 用として作成した動画『 ステムベアリングの適正調整 』をご覧になった方から質問がありました。ここに、その問合せ文章と回答文章を紹介しますので、同じ様に困っている方は、是非、参考にしてください。


 
【 お問合せ 】

動画見させていただきました。とても分かりやすくて良かったです。当方2014年式ニンジャ250のハンドルのブレで困っています。妖怪ガレージさんのお店はどの地区になるのでしょうか?こちらは福島県の県南地区です。関東圏なら一度相談に行きたいのですが、よろしくお願いいたします。



【 回答 】

この度は、私共が作成した整備動画に関連してお問合せを下さり、誠にありがとうございました。では、大変に遅くなりましたが、お問合せの件について回答を致します。
私共は関西地区にあり、関東地区で直接車両を拝見したり、直接お会いしてお話をお聞きする事ができない事を残念に思っております。ただ、お問合に対しては詳しく回答をしておりますので、もし宜しければ、‘ ブレ が発生るする速度域や路面状況、運転操作などを教えて戴ければ、解決の為に精一杯の助言をお届けします。

なお、お問合せは、メール または お問合せ専用フォームでご質問を承っておりますので、お問合せ案内ページ URL : 

https://gra-npo.org/office/info_mail/mail.html

 のページからのお問合せをお待ちしております。
  
   *****

なお、改めてになりますが、回答が遅くなった理由をお伝えして、お詫びを申し上げます。
回答が出来なかったのは、事務局活動が一時的に止まっていた為です。というのは、事務局の移転を計画して移転先の検討中、5月、担当者である私が心臓発作の為に入院生活を余儀なくされ、退院後には引越し作業と療養生活の為に業務を殆ど行なえませんでした。
現在は徐々に回復に努めていますし、Webを通じての活動も再開しておりますので、ご理解とご容赦のほどお願い致します。

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2019 EICMA、魅力的なBST電動バイク

2023-10-27 23:25:01 | 日記

Cycle World Magazine 伝、
https://www.cycleworld.com/bst-hypertek-electric-first-look/?fbclid=IwAR08T3P92sMMs9lZ-FqNoBoHNFnsGryrfOv2w4y9lWfcCUM4Evowqpxt28Y

2019年 11月、イタリア・ミラノで開催されるショウ・EICMA用に作られた、優れたスタイリングの電動バイクです。デザイナーの Perre Terblanche が レース用&公道用のフルカーボンホイールを先駆けて発売した BST社( BlackStone )の CEO Gary Turner が協力して製作した車両です。
4年前の作品にも関わらず、一般的な電動バイクの多くが従来からのデザインから抜け出せない中、その特徴を活かした、直ぐに欲しくなる程に魅力的なスタイリングです。
  
  


ただ、記事にも書かれている特徴、急加速時のリアスクワット(沈み込み)を防止する働きとして、スイングアームの上下を走る駆動ベルトをアームと平行にする仕組みが組み込まれています。しかし、これは多くの二輪エンジニアの誤解による産物です。例え、駆動ベルトを並行にしても、通常のスイングアーム形式に於いて、駆動力でアクスルシャフトが路面と平行移動する事で車体が前進する原理が変わらない限り、適切なメカニズムではありません。その上、記事中に「リアサスペンションをフリーズさせる効果」とありますが、それはグリップを著しく失う事に繋がり、全くナンセンスな解説です。



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事務局引越し3ヶ月、現状の報告です

2023-10-27 20:59:59 | GRA活動の案内

    
早いもので、10月も残り少なくなりました。、朝夕が冷え込むようになりましたが、みなさんはお変わりなくお過ごしでしょうか。GRA事務局は引越ししてから3ヶ月が、私自身は退院してから 5ヶ月が経った今の活動状況をお知らせします。

この一か月で、ようやくオートバイを整備する環境が整い、Webを通じての 発信活動を徐々に開始できる様になっています。ただ、以前の様なペースで活動を行なおうとすると、疲労によって心臓の発作が起きる為、少しずつですが、体調と相談しながら、可能な範囲で活動量を増やしている状況です。それでも、入院当時は勿論の事、引越し直後と較べると、ずっと体調は回復していますので、ご安心願います。

なお、今回、発信活動で企画を進めているのが『 車体整備 』で、既に 第一回目の “エンジンマウント”編 は 画像と文章の 7割は完了していますので、近日中にご案内出来ると思います。どうぞ、その際には、是非ご覧戴き、ご指摘やご意見、ご感想を頂戴できるのを心よりお待ちしております。

 
【 病状について 】

私・小林の体調について 数名の方から直接ご連絡を戴き、ご心配とご配慮を頂戴しました。ただ、「心房粗動」という病気について正しく伝わっていない面があると感じましたので、簡単に、改めて説明致します。

心房粗動という病状は、簡単に言えば『心臓発作』です。何らかの原因で 心臓の動きをコントロールしている電気信号が乱れる病気です。心臓の筋肉に栄養を送っている血管が詰まる事で起きる心筋梗塞や狭心症とは異なり、不整脈が起きて、脈拍が急に上昇するのですが血液を送り出す能力が一気に低下する病気です。
救急救命器具として “AED” がよく知られていますが、この “AED ” こそ、不整脈で血液循環が不十分になり、倒れた人を助けるための装置です。乱れた電気信号を 外部から強力な電気信号を与えて、その信号(パルス)に合せて心臓を正常な動きに戻す機械です。

心房粗動(心房細動)が起きる原因は様々です。多くは ストレスや疲れ、食品などがある様です。私も 10年以上前から該当する症状を経験していたのですが、それが病気だと思わず仕事や活動を続け、今年の引越しの活動を続ける中で発症して、肺炎を伴う心不全で入院した際、医師から説明されて初めて知った病気です。だから、みなさんが詳しくなくても当然だと思っています。ただ、睡眠時間は多くとり、何が含まれているか不明なので外食はせず、仕事やストレスを減らし、発作が起きる頻度を少なくする努力をしている最中だとご理解ください。

ご覧くださり、ありがとうございます。


                                                                       NPO法人GRA  代表   小林 裕之



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「車体整備」の記事企画、始めます!

2023-10-13 23:50:07 | 基本講座・車両整備

「車体整備」の記事の企画を進めています。と言うのも、オートバイ本来の能力を適切に発揮させるには、「車体整備」を適切に行なう事が一番大切だと考えているからです。そこで、完全に分解する程の ‘重’整備ではなく、一年に数回は行なうべき ‘中’整備を、部位や整備内容別に分けて、下記の 8つの話題(記事)をお届けする予定です。

  1. エンジンマウント 編
  2. リアサスペンション 編
  3. リアホイール 編
  4. リアブレーキ 編
  5. ドライブ チェーン 編
  6. フロント サスペンション 編
  7. フロントブレーキ 編
  8. 前後タイヤ整列 編
  
どうぞ、整備に関心のある人、オートバイに長く気持ち良く乗り続けたいと考えている人は、是非、ご期待ください。


  
 【 企画の背景 】
  
今回の企画が生まれたきっかけは事務局の「引越し」です。 
いつもならば、どの項目の整備も、少なくとも一年に一回から多くて数回以上は行なっている事ですが、10ヶ月以上も車両の整備を行なえなかったからです。その理由は、移転先探しに年初から多くの月日を費やし、その上、体調悪化から入院したからです。
引越しをしてから 2ヶ月が経ち、体調が少し回復してきているので、この機会に「車体整備」を少しずつ始めて、それに合せて「車体整備」の記事を掲載する企画が生まれたのです。
    
年に数回は行なう ‘中程度’ の整備ですが、一般的なライダーにとっては「なぜ、そんな事を!」とか「それって必要なの?」と感じる程、整備マニュアルだけでなく、今まで見た事も無い事を目にすると思います。だからと言って、【 〇〇は、こうすべき!】という様な記事にするつもりはありません。ただ、その整備方法を行なっている理由を、オートバイを構成している部品の材質や特性の説明も加えて、分かり易く詳しく書くつもりです。ですから、例え同じ整備を行なわなかったとしても、オートバイの構造やメカニズムを深く知る事に繋がり、オートバイとのより適切なつきあい方を覚えるきっかけになると信じています。
    
予定の車両は「ホンダ VTR250 」を最初に採り上げ、次に「トライアンフ ストリートトリプル 」の整備を行ないます。 整備項目も同じですが、それぞれの車両ごとに特有なメカニズムや特徴を掘り下げて記事にしますので、きっと、飽きずに楽しめると思います。 その為、記事の内容も深くて項目数も多い事から、最初の記事から最終の記事掲載まで、企画終了まで 2ヶ月以上になりそうですが、待ちきれない方は、是非、催促の「お便り」をお願いします。きっと、効果は高いでしょう。

   
 


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