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新型コロナウイルス 国別人口当たり感染者割合、致死率 一覧 (3月30日)

2020-03-31 02:54:53 | 人になれない、独り言

国別に単位人口当たりの感染者割合や致死率の他に、単位人口当たりの死亡者数順のリストを 3月30日の資料で作成しました。
  

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今、話題の中心は米国、特にニューヨーク州、クィーンズ地区を中心に発生している感染爆発と米国の政策ですが、人々が受けている恐怖の大きさのトップは米国ではありません。
1億人当たりウイルスで死亡した方の人数をみると、イタリアが 1万7千人を超える人が亡くなっている計算で、世界の平均の約 700人を大きく超えている事が分かります。
   
この視点から見れば、感染の脅威は欧州を中心に広がっている事がはっきりとわかります。その中で、ドイツは感染者の割合は高いですが致死率を低く抑えて、単位人口当たりの死亡者を 680人にできている事が見えてきます。
同様に、小国・ルクセンブルクは人口当たりの感染者率はトップですが、ドイツ同様に致死率を抑え込む事に成功しているようです。
    
日本の現在の単位人口当たりの死亡者数は 43人と低く抑えられている事は、同じ島国のイギリスやオーストラリアと比較しても、国民と医療現場の人々の協力があっての結果でしょう。
  
  
  


FAQ 【 整備用特殊工具について (1)】

2020-03-28 22:03:44 | 基本講座・車両整備

先日、妖怪ガレージ・持ち込み企画に車両を持ち込んで整備を実施した方から質問が 3件 届きました。

内容は、当日使用した 専用工具やケミカルに関する事で、ご自身でも 必要な工具を揃えて整備を検討されている様子で嬉しい限りです。
  
http://gra-npo.org/lecture/bike/Q&A_Tool.1/tool.html

 
 
< 以下、一部転載 >


『 質問 1 』

ガレージで初めて見た名前の知らない工具が見つかりません。
   
ブレーキキャリパーのピストンを動かすのに使っていた、ペンチ?の様な工具の名前を教えてもらえないでしょうか?

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『 回答 1 』

当日使用して、今回の質問にあった工具は「 キャリパーピストンツール 」とか「 ブレーキピストンプライヤー 」という名称で販売されている工具です。
    
大型のホームセンターでは販売されているのを見た事はありませんので、整備用工具販売店かネット通販で求められるのをお勧めします。なお、整備工具販売店としては、全国展開している アストロプロダクツ というお店が近隣にあると思いますので、一度確認に行かれるのをお勧めします。

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Sさんの車両の場合は よく販売されている 2番の形式の工具がぴったりです。
 

 
※ この工具の目的と注意点

既に理解していらっしゃると思いますが、この工具を使用する目的は ブレーキキャリパーのピストンの汚損や腐食を防ぎ、ゴム製のシール類を破損から守り、ブレーキの効きを安定して正確に保つためで、この工具が登場したお蔭で整備がずっと楽になった程に優れモノです。
   
使い方は二通りあって、一つは ピストンを 3~5mmほど引き出してシールとの接触部の保守を可能にする事で、二つ目は ピストンを回転させてピストン裏側部の保守点検を確実に行なう事にあります。
    
ただ、車両によっては工具が使えない場合もありますのでご注意ください。
一般に広く販売されているのは 2番の形式ですが、ブレーキキャリパーのピストン配置が対向型(ディスクローターを挟んで両側にピストンが配置される)の車両には使えません。
というのも、対向ピストン型のキャリパーの場合、ディスクパッドを取り外した後でも対向するピストン同士の間隔は広くなく、2番の工具の形式のピストンを掴む先端部分が厚く、先端部をピストン内に挿入する事が出来ない事が多いからです。
   
かと言って、ピストンを一旦押し込んでからこの工具を使うとシールの破損に繋がるので、決して行なってはいけない本末転倒、破壊的作業になります。
そういう形式のピストンの整備を行なう場合、私は 1番の形式の 工具を使用しています。が、ピストンとの接触面が少なく、大きな握力が必要な事が ウィークポイントです。
     

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新車の “整体コース” で、燃費まで向上!

2020-03-06 23:57:27 | 基本講座・車両整備

“ 妖怪ガレージ・持ち込み企画 ” (整体コース) 開催報告 です

  
「 新車の “整体コース” で、燃費まで向上! 」
 

 
「 バイクは新車がベストな状態ですか?」という問合せを受け、決してベストな状態でない事を回答して、“ 妖怪ガレージ・持ち込み企画 ” で「整体コース」を行なったリポーを掲載しましたので、是非、ご覧ください。
       
車体各部の部品を正しい位置で正しく固定する “整体コース” は、車体各部に溜まった多くのストレスやコリを取り除けるので、車体の取り回しから操縦性まで軽くなるのですが、今回は燃費向上まで予想外の結果を実現させました!
      
 
【  公式Webサイト リポート  】
http://gra-npo.org/publicity/report/2020/20200227_rep.html



< 以下、一部転載 >

新車に限らず、殆どの車両で整体作業を行なった場合、特にフロントサスペンション周りの作業を行なうと、作業後にガレージ内を移動させるだけで笑ってしまう程に軽快になるものですが、今回はそれ以上に大きな変化もありました。
   
 詳しくはオーナーさんの「感想文」でも書かれていますが、最後の試走の為にエンジンを掛けた瞬間にはっきりと気付きました、エンジン音が大きく変わったのです。低く安定した静かな音質へと変化したのです。もちろん、行なった作業ではエンジン関連は一切調整は行なっていませんので、変化した原因はエンジンマウント関連だと思われました。