朝、奥さんと新幹線に乗り新潟県長岡市へ。明日は去年亡くなった祖母の一周忌である。天気は雨。
駅東口のホテルに荷物を預けたあと、駅反対側の大手口にあるアオーレ長岡まで空中歩廊を歩く。歩廊からそのまま接続する三階の半屋外デッキをグルリと歩くと、市役所やコミュニティ施設の部屋々がバックリと切り取られ、それぞれに賑わいが見える。しばらくのんびりする。
幕末の長岡藩を描いた司馬遼太郎の『峠』を奥さんが読んでいる。僕も何度も読み返した好きな小説。アオーレから少し歩いて、主人公である河井継之助の記念館を訪ねる。JR長岡駅はもとの長岡城の本丸跡に建てられているので、記念館がある場所は実際の河井家の屋敷跡に近いそうだ。平城だったので、祭りのときには町人も城内を練り歩き武士も城下を駆け回ったという話もある。司馬遼太郎によれば、河井継之助は「商人や工人の感覚で藩の近代化をはかった」合理的開明的な人物。しかし「最後は武士であることのみに終始した」ために長岡にもたらされた悲劇を、河井が若い頃から傾倒したという陽明学の「知行合一」や、長岡藩の藩訓である「常在戦場」といった背景を踏まえながら『峠』では描いている。
夜はへぎそばのお店で地元のお酒を飲んだりしてからホテルに戻る。
駅東口のホテルに荷物を預けたあと、駅反対側の大手口にあるアオーレ長岡まで空中歩廊を歩く。歩廊からそのまま接続する三階の半屋外デッキをグルリと歩くと、市役所やコミュニティ施設の部屋々がバックリと切り取られ、それぞれに賑わいが見える。しばらくのんびりする。
幕末の長岡藩を描いた司馬遼太郎の『峠』を奥さんが読んでいる。僕も何度も読み返した好きな小説。アオーレから少し歩いて、主人公である河井継之助の記念館を訪ねる。JR長岡駅はもとの長岡城の本丸跡に建てられているので、記念館がある場所は実際の河井家の屋敷跡に近いそうだ。平城だったので、祭りのときには町人も城内を練り歩き武士も城下を駆け回ったという話もある。司馬遼太郎によれば、河井継之助は「商人や工人の感覚で藩の近代化をはかった」合理的開明的な人物。しかし「最後は武士であることのみに終始した」ために長岡にもたらされた悲劇を、河井が若い頃から傾倒したという陽明学の「知行合一」や、長岡藩の藩訓である「常在戦場」といった背景を踏まえながら『峠』では描いている。
夜はへぎそばのお店で地元のお酒を飲んだりしてからホテルに戻る。
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