ノックの音で目が覚める。
いつもの掃除のおばちゃんがドアを少し開けて僕を覗き、「今日の午後は大掃除するわよ」みたいなことを言って去っていった。シテ寮は毎日掃除のおばちゃんが部屋の中に入り、週一回は大掃除がある。今日はその日らしい。このおばちゃん、部屋の中のものを勝手に置き場所を変えてしまう癖がある。部屋を留守にして戻ってみると、棚の上に置いておいた歯ブラシが洗面台の中に移動していたり、干しておいたタオルがたたんで机の上に置いてあったりする。おばちゃんの考える正しいポジションに移動しているのである。まるでリアルな間違い探しかかくれんぼ。くろさかくんたちがいた頃、このシステムを利用しておばちゃんにイタズラをしたこともある(にょろにょろに僕のパジャマを着せておいたらどうなるか、など)。
寮内の食堂で昼飯を食って部屋でパソコン作業をしていると、おばちゃんが再び部屋をノックしてきた。「今部屋を使っているので今週は結構です」と言いたかったのだが、おばちゃんは「じゃあ、先に隣の部屋を片付けるからあんたはその次ね!」と。ノートと本だけ持って出て、カフェで旅行の計画でも立てることにした。僕の部屋があるシテ寮のインターナショナル棟には、一階にカフェがある。カフェオレを注文し、『地球の歩き方』と『建築案内』を片手に絶対観たい建築をリストアップしていく。いくら時間があっても足りないなあと気づいた頃、空になったコーヒーカップも片付けられてしまったので、そろそろ掃除も終わっただろうと思い部屋に戻る。廊下は洗剤の甘い匂いでいっぱい。ベッドの脇に揃えて脱いでおいたサンダルが机の下に移動していた他は目立った変化無し。おばちゃん好みの部屋になってきたのかな?
いつもの掃除のおばちゃんがドアを少し開けて僕を覗き、「今日の午後は大掃除するわよ」みたいなことを言って去っていった。シテ寮は毎日掃除のおばちゃんが部屋の中に入り、週一回は大掃除がある。今日はその日らしい。このおばちゃん、部屋の中のものを勝手に置き場所を変えてしまう癖がある。部屋を留守にして戻ってみると、棚の上に置いておいた歯ブラシが洗面台の中に移動していたり、干しておいたタオルがたたんで机の上に置いてあったりする。おばちゃんの考える正しいポジションに移動しているのである。まるでリアルな間違い探しかかくれんぼ。くろさかくんたちがいた頃、このシステムを利用しておばちゃんにイタズラをしたこともある(にょろにょろに僕のパジャマを着せておいたらどうなるか、など)。
寮内の食堂で昼飯を食って部屋でパソコン作業をしていると、おばちゃんが再び部屋をノックしてきた。「今部屋を使っているので今週は結構です」と言いたかったのだが、おばちゃんは「じゃあ、先に隣の部屋を片付けるからあんたはその次ね!」と。ノートと本だけ持って出て、カフェで旅行の計画でも立てることにした。僕の部屋があるシテ寮のインターナショナル棟には、一階にカフェがある。カフェオレを注文し、『地球の歩き方』と『建築案内』を片手に絶対観たい建築をリストアップしていく。いくら時間があっても足りないなあと気づいた頃、空になったコーヒーカップも片付けられてしまったので、そろそろ掃除も終わっただろうと思い部屋に戻る。廊下は洗剤の甘い匂いでいっぱい。ベッドの脇に揃えて脱いでおいたサンダルが机の下に移動していた他は目立った変化無し。おばちゃん好みの部屋になってきたのかな?
「ニョロニョロにパジャマ」自体はおばちゃん的にアリなんだ!と僕はおかしかったんだけど。
…はい、すみません。期待はずれでしたね。
せっかくヒヨコが目をキラキラさせて尋ねてくれたのに申し訳ない。
チップ代わりにおばちゃんをクスッと笑わせてあげられるようなアイデア、募集中です。