上海で日本語を話している中国の若者達

中国人に囲まれて日本語で通していく日常の出来事を書き綴っています。

海外移住という選択肢

2011年05月17日 | 日記

湿度が下がって気持ちよい風の吹く今日の上海。

一年でこんな日が数日しかないのが残念です。

さて、こんな今朝は、日本人気質と移住について考えました。

 

日本人気質として、だめだと判っていても最後まで諦めないOR若しくは信じないというものがあるのではないでしょうか。

 

日本はまだ大丈夫だ、頑張れる。

 

私が生まれる20年前の遠い夏の日。沖縄陥落から敗戦の直前までも同じでした。

東京を一晩で焼き払われ、広島、長崎を一瞬で廃墟にされた時、初めてもうダメかもしれないと思って諦め、玉音放送を聴いてほっとする。

絶望的な事実を眼前に突きつけられてから、現実を運命として受け入れる。

こんな日本人気質。しかし、今回も同じです。

今更ながらに後出しじゃんけんの様に放射能事故の重大さが小出しに報じられ、「でも、頑張ろう」の意気込みが殊更強調されてゆく。 国の外から見ていると、危ない精神主義に走っている気がします。

(明らかに臨界時に炉内で生じる放射性元素が屋外で大量に観測されているのに、メルトダウンしないと言っていた御用学者には、きちんと懺悔して欲しいものです。もしも恣意的に周辺住民の避難行動を遅滞させたのなら、これは明らかな間接的計画殺人ですから。)

どんなに大本営発表が取り繕っても、ニートン力学下では物理法則はひっくり返らない。

大量に放出された放射性物質の半減期が短くなるわけじゃありません。

こんな時、庶民はどうするのか。

又しても只々盲目的に従って、夜間消灯に努め、防空壕を掘り、竹やり訓練に励むのか?

 

今度はいいんですよ、逃げても。

今にしがみつき、我慢して死ぬよりは、ずっとましです。

過去に、満州、ハワイ、南米と、多くの移民を送り出した歴史を持つじゃないですか。

 

ちなみに、私なんぞは「終焉の地はイタリアで」などと考えています。

アドリア海見ながらの臨終なんてどうでしょう。 幸い娘もドイツから駆けつけ易いですし。

世界中に日本人が拡散するチャンスと考える事が前向きな気がしますが・・・違いますか?

 

私のように、貧乏教師の子倅で、さして賢くも無い、青少年期には学業にも勤しまず、語学力センスも高くない人間でも海外で生きています。

必要なのは、日本を飛び出す決意と多少の準備。それに自分の能力でチャンスを掴む冷静な分析を怠らない努力だけです。

 

そろそろ海外移住、真面目に考えてみませんか?

 

 

 

写真は黄昏時の建国路に建つ教会。

 

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Hiroshi)
2011-05-18 07:54:40
お久しぶりです。
ROMに徹していましたが、今朝は非常に同感の思いでつい書き込みました(笑)

>今更ながらに後出しじゃんけんの様に放射能事故の重大さが小出しに報じられ

素人でもそれなりの知識を持てば非常に初期の段階でも(3/15) 重大事故、物理的封じ込めが壊れたと認知出来たのだから、
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2222/trackback

私も組織的消極的隠蔽が行われたと確信しています。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2273/trackback

それと実は私も将来(6年後くらい?)中国に住まいを移そうかな?と考え中です。

その前に中国語をマスターしないといけませんけど(汗)
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