上海で日本語を話している中国の若者達

中国人に囲まれて日本語で通していく日常の出来事を書き綴っています。

第三企画室、出動す ボスはテスタ・ロッサ

2010年07月20日 | 日記
明後日用の講演原稿からの逃避の為、阿川大樹さんの小説を読んでいて思い出した言葉。

「東、辞めへんでもええんやで。ここは一生居られる会社やから。」

今から15年前、直属の上司では無かったけれど、YRLを去る時に、某課長が掛けてくれた言葉。

YRLを辞め、レッズ(というか蘆田氏と岡本氏)に合流する事に踏み切ったのは、当然フィギュア・オタク市場の可能性や、趣味を仕事にしたいと言う欲求や、賞与を貰って踏ん切りが付いた事も有るが、それ以上に直属の上司だったS課長との衝突が大きかった。
横河財閥と富士銀系金融機関との合弁会社という、芙蓉グループでも主要企業(当時は新宿の野村ビルに入っていた)で、30歳中途入社でも肩書きが主任だったから、確かに周囲からは、上司との衝突で辞めるのは勿体無いと見えたのかもしれない。

だが、30歳の私には、「伊東社長の様に実業家に為りたい。何かムーブメントを自分の手で起こしたい。」という衝動を抑える事は出来なかった。
人生の舵を大きく切った瞬間に、そのきっかけを作ってくれたのが、本当に心配して、優しく声を掛けてくれた某課長の一言だった。

その情の有難さと、逆に評価し留意してくれた、某課長の期待を裏切りたくない心が、私を決断させた。

風の噂に横河電機に戻られたとお聞きする、当の某課長とは、その後お会いしていないが、何故か直属上司だったS氏は中国においでになる。

本当に人の縁とは不思議だ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。