◆ふえ・のおと◆フルーティストYoriko KASAI 葛西賀子 officialblog

~ヨーロッパ仕込みの音楽作り、研究を重ねたフルート基礎奏法・・最近は太極拳を通して体幹づくり研究も進んでいます!!

舌のポジション「イェイ!」?

2010-04-05 11:22:47 | 【つぶやき】
昨日、とあるコンサートで木管5重奏などなど室内楽をやりました

室内楽アンサンブルはいつも楽しい!のですが・・
やっぱり本番後って音が荒れているんですね。。コントロールまだまだです。


で、今朝から音直しにロングトーン。

下顎の力入ってしまっているなーとか、
呼吸のお腹をもう少し意識してみるか、
など奮闘すること1時間弱・・

まだ納得する音がでない、、、と気分転換に、持っているフルート文献さぐり。


・・・ありました、ありましたよ!!グラーフ氏の「Check up」に
何だかよさそうな言葉が

 ― Die Grundposition, sprich「i」und「j」(wie"jeder","jaeger",..)
fliessend nacheinander: i-j-i-j-i-j-..

これは、演奏時の舌の基本的なポジションとして、
iとjをお互い流れるように交互に言ってみなさい・・ということである。

ちなみにこれはドイツ語なので、i はドイツ語で「イ」、jは「ィエ」と発音します。
(jは文章で説明難しい・・・

で、i-j-i-j-i...イ-ィェ-イ-ィェ-イ-ェ-イ-・・イェイ!?

何だかイェイェィ繰り返し言っていると、口の中で舌が平らになり、微妙に力が抜ける感じ。

そのイェイェの中間で舌を止め、ロングトーン。・・・おぉ!
あ~~~やっと満足のいく音がでた・・


そういえば、ドイツ時代に受けたレッスンで、
口の中開けすぎだー!って、あるプロフェッサーに
両手で顔上下に挟まれて(頭てっぺんと顎)顔つぶされたなぁ
ずいぶん荒療治なことされたけど、まぁあれもありだったということかしら・・(笑)


吹奏時舌は、平坦に、ゆるく、沈める。くらいでいい。ほどほど。
(もちろんそのとき、唇まで影響させて、両端を引いてしまうまでしてしまうのはNG

時として、口の中とかノドとかお腹とか、治そうとして一箇所に考えが集中するのは
却ってキケンで、相当気をつけて適当にやらないと!?
逆効果を引き起こし迷宮入りするので

いつも具体的に体のどこの部分がどうこうという話でなく(もちろん大事ですけどネ)、
もっと漠然とした・・って変な言い方ですが、視野の広いイメージを大切に行うことも、
ほどよく力が抜けたいいポジションをつくるのに有益だなぁとあらためて感じました


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