◆ふえ・のおと◆フルーティストYoriko KASAI 葛西賀子 officialblog

~ヨーロッパ仕込みの音楽作り、研究を重ねたフルート基礎奏法・・最近は太極拳を通して体幹づくり研究も進んでいます!!

◆ 3月22日(日)フルートデュオ&ピアノ コンサート in 横浜美術館

2009-03-19 09:17:13 | コンサート情報
やっと、春ですね!
冬は寒さでやはり、どうにも楽器も体もすぐは温まらず、
音程が中々あがらなかったり、音の調子がのらなかったり・・
なんてことからも、これで解放!?


昨日は、青葉区役所でのお昼のミニコンサートで演奏しました。
たくさんのお客様のご来場、心からの御礼を申し上げます!

最高のお天気にも恵まれ、
ベートーヴェンのソナタ 《スプリング》、そして
日本の「春」と題した 《さくらさくら、花》 も気候にピッタリ!

コンサートって本当に、演奏者だけでつくられるものではなく、
演奏者とお客様が一体となってつくられるもの。

青葉区、私がもう生まれてからずっと育った町です。
緑が多くて、町がきれいで・・・

昨日のお客様は、昨日の陽気のように本当にあたたかく、
あんなに心地よく安心して演奏できたのは、感動です!

実は終わったから書きますが、私は今風邪をこじらせてしまい、
咳が止まらずに昨日は不安要素がたくさんでした。
もし昨日の演奏を「良かった!」と感じてくださったなら、
それは間違いなく昨日のお客様から引き出された力です。

青葉区で育ったことを、昨日は本当に誇りに思いました。

今後も、育った町で、どんどん演奏に携わっていけたらいいなと
心から願っています。

昨日は、終了後に地元FMラジオのインタビューを受けました☆
演奏と共に、来週オンエアだそうです。
(しかし、ひどい風邪声がそのまま放送されちゃう・・)

青葉区の方、もし放送がお耳に入ったらよろしくお願いします♪


◆◇◆

さて、春日和に寄せて、今週末の連休最後の日曜日に、
横浜みなとみらいは横浜美術館内のレクチャーホールにて、
帰国後初試みのフルート2本&ピアノによるトリオコンサートを
開催いたしますのでここにご案内いたします。



今回のコンサートは、何より私自身が一番わくわく、
楽しみに待ち望んでいるかもしれません。

自分で言うのも変ですが・・
それは、今回のパートナーにあります。


人生、たくさんの素敵な出会いによって成り立っています。

毎回毎回新しい出会いがあるたび、この、人と人が出会う「縁」
というすばらしい奇跡に、喜ばずにはいられません。

そしてそんな数ある出会いの中に時折一際輝く、運命の出会い。

今回のコンサートで一緒に演奏するチェコ(紀子)ちゃん、
私にとって、彼女と初めてフルートの音を合わせたときが、
まさにその運命を感じた一瞬でした。


彼女との出会いは、元々は、私がドイツ留学が決まったときに、
それまで教えていたフルートのレッスンの後任の先生として、
ちょうどチェコの留学から帰国した彼女が引継ぎにあらわれた、
そんな小さな一瞬の出会いでした。

けど・・
「縁」って不思議ですね。たったそれだけの小さな出会い、
しかも私はその後ドイツへ渡り・・・

でもなぜか気になって、ドイツ滞在中も一時帰国中に一緒に
フルートでデュオで遊んだりして。

彼女と一緒に演奏していると、知らずと吸い寄せられるように
音楽に没頭していくのです!

その時は、そんな不思議なピッタリフィット感(!?)を
単に漠然と、奇跡的な波長のシンクロと思っていたのですが、

そんな折にちょうど私はドイツで、ファゴット奏者の先生から
アンサンブルの真髄を厳しく厳しく(笑)特訓されている最中で・・

そして、わかりました。
彼女がアンサンブルにとても大切な力に秀でていることを。


アンサンブルはただ音を重ねて楽しむだけでなく、アンサンブル
にはアンサンブルの、大切な演奏注意ポイントがあります。

その最たるものが、
自分の楽譜だけにかじりつかない「アイコンタクト」であり、

また曲中において、常に
自分がここをどうしたい、という波長を相手に発しながらも、
また相手がどうしたいのかという波長を察知しようとする・・

チェコちゃんは、その感覚がすばらしいのです。

それでいながらも、また勉強姿勢がすごい。

演奏者同士がアンサンブルをするとき、互いの思っていること
を言い合うのは、正直書きますが時折難しいことがあります。

音楽そのものと向き合い、その音楽をより良いものに深める
ためには、本来はそれは越えなければいけない壁ですが、
でもお互い人間ですから、やはり難しく敏感な問題です。

だけどチェコちゃんの、「気づいたことは何でも言って!」
というまっすぐな姿には、本当に尊敬しきり。


現在彼女は長野に住んでいるため、一緒の練習は本当に数える
ほどしかできませんが、それでも、毎回本当にゾクゾクするほど
(という表現が一番しっくりきます)

互いに”ここはこうした方がいいんじゃない!?”と言い合い、
「音楽を創る」楽しさ・面白さに、
今の私は子どものようにワクワクしています。


チェコちゃんは実は、あと数ヶ月で海を隔てた遠いヨーロッパ、
チェコへの移住が決まっています。

ということで、今回は一応は、最初で最後のデュオなのです。

同じ国内にいれば、いくらでもシリーズ化してやっていきたい
ですが、離れてしまうとやはりそう簡単にはいきません。

なので、今回はこの一回がかけがえのないものとなるよう、
本当にどれもメインになるような曲たちを、精力的に
すべてすべて一気に盛り込みました。

こんな本気のアンサンブルを、皆様に楽しんでいただけたら、
演奏者一同、幸せです。

当日券も今回は用意してございます。
春日和の連休、同じ波長で響く二つの笛の音とピアノの
アンサンブルを愉しみに、ぜひ足をお運びください!


◆3月22日(日)【開場】13:30 【開演】14:00

◆横浜美術館レクチャーホール
 (ランドマーク隣:桜木町駅、みなとみらい駅より徒歩)

詳しいプログラムは、HPをご覧くださいませ♪
HP(http://yori-fluteworld.com/default.aspx)



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