昨年不採択になった日本のジャーナルにもう一度投稿することにした。
このジャーナルは、採択率は恐らく15%程だろうか。不採択になっても、次また投稿できるシステムになっているジャーナルなので、1年ほどかけてデーター分析など全てやり直しし、もう一人共同研究者を加えて、再投稿することにした。
先日応募したある助成金の採択率は4-5%なので、それよりも確率は高いが、やはり今度も通るかどうか、不安が残る。今回チームに入ってくれた人は、専門外の人だったため、客観的に幾つかアドバイスをしてくれたことがよかったのではないかと考える。
それにしても別のあるジャーナルに応募した時もそうだったが、審査に出す前にものすごく細かい修正をしなければならないので、それが大変だ。国際ジャーナルだと、事務局チェックは殆どないようだが、日本の場合はそうはいかないらしい。ワード文書の設定関係で、1ページの行数が30行のところ、29行になったり31行になったりそれを直したり、句点を「、」ではなく「,」と修正するなど、非常に細やかな作業が必要だった。
そういうことをやりながら考えたのは、研究者とは「細かい作業を文句言わずにやり遂げる人」なのではないかと思う。もちろん、その他にも重要な要因がたくさんあるが、無駄になってしまうかもしれない作業を「採択」というゴールのためにやり続ける「粘り強さ」がカギなのではないかと思う。その他「発想の柔軟さ」や「フローの状態で仕事ができる」「論理の明確さ」「分析力」「文章力」「チームワーク」「客観性」、いろいろあるだろう。
それにしても私の研究チームは国際的だ。北アメリカ、ヨーロッパ、日本、中東、メキシコなどいろいろな多様性をもつ人が研究に関わってくれる。そういう仲間のためにも、少しでも実を結ぶようにと願っている。