フェローとしての仕事が始まって1か月半が経過。
最初の方は、なかなか調査研究が進まず、ストレスで眠れないことも多かったが、ここ数週間でいろいろな協力者が現れ、やっと落ち着いてきた。
考えてみれば、アメリカで調査協力者を探すのに1年半かかったことを日本で4か月の期間でやろうとするのがもともと達成不可能な目標だったのかもしれないが、家庭の事情で日本への滞在期間は4か月だけ。
ネットで調べ、協力してくれそうな機関に電話をしたりメールを入れ、アポをとって詳細を話す。中には非常に協力的な人、研究の重要さを理解してくださる方もいて、本当にありがたい。
それにしても子どもを連れてきての調査研究は、やることばかりで日常生活に時間が消耗される。
ー洗濯関係の時間 (アメリカのように乾燥機がない。アメリカに比べ、洗濯機が小さい。物干しざおなどに干す。アイロンがけは週に1度)
ー子どもが飢えないように、買い物に行き、献立を考え、食事をつくり、後片づけする時間
ー子どもが夏休みを有意義に過ごすように、日本語教室に送り出したり、宿題や勉強をさせる時間。
ーそうじの時間
こういうことをしていると、本業が後回しになる。しかし長い目でみると、日本での生活を3か月経験できたことは、子どもにとって貴重な体験になる。
バスに乗ること、コンビニでお昼を買うこと、お店で自分のサイズのお洋服を買うこと。些細なことだが、それが自信になって、海外で自立する術を身に着けることにつながる。
明日は、大阪でミーティングが4つ。2-3時間おきにミーティングを入れてしまったが、方向音痴の私が待ち合わせの場所を見つけるのも、苦手なことに取り組むいい機会。