goo blog サービス終了のお知らせ 

パンダ好きな私のある日の出来事

パンダが好きです。
そんな私の毎日の中で・・・
起こったこと。行ったところ。

歌舞伎座6月こけら落とし公演第1部

2013年06月23日 19時33分56秒 | 芝居
歌舞伎座6月公演の第1部を見てきました。

橋之助、勘九郎、魁春の「鞘当」
三津五郎、時蔵の「喜撰」
吉右衛門の「俊」

吉右衛門の「俊」がよかったです。

吉右衛門の俊は何回かみているけれど、ここ最近は、壮年の男性である、ということを意識したつくりのような気がします。
俊はセリフにもあるけれど、妻の東屋のことを思う恋心も失っていないし、若い2人の恋の話にうきうきするような男性。
鬼界が島での生活が過酷だからよたよたしてるんですよね。

私が見始めた頃は、実際におじいちゃんの年代の大幹部が俊をやってたせいか、俊は年寄り、という印象が強かったんだけど、最近は、今回の吉右衛門のような演じ方が多いような気がします。
最後、舟にすがったり、崖の上で「おおい」と絶叫するところも、あきらめつつも、声が遠ざかって聞こえなくなると孤独感でどうしようもなくなる、というふうで、さほどしつこくは舟にすがりつかなくなっているようです。

そういえば、私が初めて歌舞伎を最初から差異母まで見られたのは、国立劇場の鑑賞教室。
吉右衛門の俊だったなぁ。
小学校4年かな?
あの頃の吉右衛門の俊はどうだったのか?覚えてないけど。

今回の俊は、仁左衛門が丹左衛門でつきあって、瀬尾が左団次。
仁左衛門は、ああいうつきあいの役でもていねいで、いいなぁ。
左団次は、顔がゆらゆら横揺れするのが、病気じゃないか?って少し心配。

******************

今回で、新しい歌舞伎座も6回目。
ちょっと時間があったし、すいてたので、劇場内を3階まで行ったり、ちょっと探検したり。
前の歌舞伎座とほとんど変わらないなぁってところが多くて、それはいいと思うんだけど。
白い壁がちょっと殺風景ね。
前は窓があったりしたところも壁だから。

それと、地下からの導線は失敗だと思う。
地下鉄から劇場に入れるっていうのを楽しみにしてたのに、結局、狭いエスカレーターに乗って、地上に出てから劇場正面に行って入るという形。
これだと、雨の日も結局ぬれるし、第一、あれほどの人出なのにあの狭いエスカレーターで、上り下りそれぞれ1本だけじゃぁ、混雑しちゃう。
地下の広場になっているところに大きな階段かなんかをつけて、そこからも入場できるようにするなり工夫できなかったのかなぁ?
元の歌舞伎座の形にこだわりすぎたんじゃないだろうか?
なのに、お稲荷さんの位置は移してるし。

劇場内は、席も広いしいいんだけど、イスに新たに取り付けられた字幕画面を取り付けられる機械。
私、今まであれを使ってる人を見たことないんだけど・・・。
無駄だったんじゃない?あれ?

******************

さて、あっという間に土日終了。
明日から仕事がんばりますよ~。