『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
since 2000.3.7

2008年6月24日(火)

2008年06月24日 00時00分01秒 | Weblog
三浦市三崎の、かもめ児童合唱団の「城ヶ島の雨」を聞かせていただいた。三崎町縁の北原白秋の詩で、大正時代の流行歌である。かもめ~の歌は、ごく純朴で、技術とかなんとかというものではないもので、直に心に響くのである。白秋の詩の、もう、はじめからそこにあるもの、という感じも、すごいのであるが、それをかもめ~が歌っているのが、なんとも言えずいいのである。一緒に「あなたが美しいのは」という、小椋佳さんの詩の歌も聞かせていただいた。「あなたが美しいのは愛されようとする時でなく~ただ愛そうとするとき」というサビの爆発するような歌声に、すっかりこの世のことを忘れさせられてしまったのであった。

洋司

2008年6月23日(月)

2008年06月23日 00時00分01秒 | Weblog
水は液体だけれど、気体になり、固体になり、それでも、それは同じものでね、人も、宇宙も、などと、仏教の簡単な本を読んでいると書いてあることがある。面白く読ませていただくのである。
ふと、水を飲んでいる。これは、どなたかだったのかな、と思ったりしたところである。

洋司

2008年6月22日(日)

2008年06月22日 00時00分01秒 | Weblog
いろんな紙の裏が白いのを、小さく切って、メモ用紙にしているのである。たまに桃色なのもある。再利用である。いろんなことを忘れないように書いて、目立つところに置いておく。外部メモリーに頼っていると、ますます本体の記憶機能が低下してしまいそうであるが、メモのおかげで助かることが、今は多いのである。その小さく切った紙、時々、ファンクラブ用に描いた漫画の下書きの裏などがでてくる。ひっくり返して見る。漫画、下手である。下手であるが、鉛筆で苦労して描いているところが、涙ぐましい。今、ここにあるメモは、クオリア、ロマンティック、有機EL、サニーボーイのCDの全曲のキー、などが並んでいる。

洋司

2008年6月21日(土)

2008年06月21日 00時00分01秒 | Weblog
小雨の時は、じきに上がるだろうと、傘を持たずに出かけ、降られてしまうことがあるのであるが、晴れ間が見えていても、これから大雨と天気予報が言った時、傘を持って出かけ、結局開かずに持ち歩くこともある。杖である。「ドント・ルック・バック」の二十代前半のボブ・ディランは杖をついて歩いている。太宰治も二十代半ば過ぎ、船橋にいたころは杖を突いている。ファッションで杖、ファンタジーで杖、実用で杖、いずれも、どこか郷愁。

洋司