マッハ・ゴーゴーゴーの歌は、子供の頃に、テレビから流れてきたのを聞いて、古いものと感じながら、なにかわからないけれど、かっこいいいなぁと思っていたのである。最近の映画化で、その歌がまたテレビで流れていて、歌詞も出ていた。「怖いものかとゴーゴーゴー」「負けじ魂親譲り」など、子供の頃には、よくわからなかった言い回しを、知ることができて、長年の疑問が一気に解消する。長い間気にしていたひっかかりが、なくなって、そこはかとなく寂しいような気分も少しある。こぶのなくなった、こぶとりじいさん。ネットで検索すればすぐにわかるものであるが、パソコンに向かって何かしているときに、マッハ・ゴーゴーゴーの歌詞を調べよう、と急に思い立ったりしないもので、ふいにテレビから流れるのは、ありがたいことであった。
洋司
洋司