『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
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2010年5月18日(火)

2010年05月18日 00時00分01秒 | Weblog
昨日、ついに筑波山に行ってきたのであった。

朝、天気予報を見、自分のスケジュールを見、
「行くなら、今日である」、と思い立って、すぐ出かけた。

つくば駅から乗ったバスが着いた筑波山口から、
筑波神社まで、山道をちょっと歩いていると、
「月水石神社」というとっても古そうな神社があった。
イワナビヒメが祭られていると。
月水石、という名前に惹かれる。

筑波神社の脇からケーブルカーで山頂駅。

男体山、女体山それぞれを歩き回った。

万葉集の講座で、最近、筑波山のことを教わったばかりなので、
その場にいるだけで、嬉しいのであった。

男体山はごつごつと険しく、
女体山はなだらかであった。

男体山を分け入ると、「御海(みうみ)」という泉がある。
断崖をロープをつたって降りた。
徳一上人が発見し、親鸞上人が飢餓済度に用いた霊水。
万病に効くとか。
飲んでみた。
冷たく澄んでいた。

立身石という巨岩も。
十三歳の間宮林蔵が、その場で立身出世を祈願したそう。

岩の下のほうに続く、細い山道をさらに分け入り、
山で修行する人がこもるような、岩穴などいくつか見た。

男体山の山頂へ登った後、女体山。
こちらは、あまり分け入らなかった。

男体山より、少しだけ高い山頂の岩の上から、
関東平野が、ぐるりと見わたせる。
すごい眺めである。

雲一つない晴天であったが、
遠くは霞んでいて、霞ヶ浦、東京のビル群、富士山などは、
見えなかった。

これからは、雨の季節、夏は暑かろう。

まずは、良い時期に登れて、嬉しいことであった。

今度は、空気も澄み切った、どこまでも遠くまで見える時期に、
行ってみたい。

洋司