『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
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2009年7月8日(水)

2009年07月08日 00時00分01秒 | Weblog
ねじりはちまきも、だいぶねじれてきたところである。

先月末の尾道前後から、取り組んでいることが、
半分ぐらいのところまできた。

ねじりはちまきで、ひねり出しているのであるから、
もう、だいぶ、ぐるぐる巻きのようであるが、
そのぶん、その世界に、どっぷり浸かっているので、
心は、空想の中、ふわふわと、綿毛である。

ロマンティックな場面、
センチメンタルなシーン、
汗と渇き、
パラレルな世界、
若さと自意識、
現実には、出かけている場合ではないのであるが、
心の中では、もう、だいぶ旅行した。
しかも、ほぼ、瞬間移動である。

実際の移動も、心の中の移動も、
その後、記憶に残っていることは、
ほぼ、同じなのである。
一生懸命移動するほど、
例えば、きつければきついほど、
印象深く残る、ということもある。

子供の頃に、父に作ってもらった、
潜水艦の玩具。

木材を削り、鉛の重りを詰め、
両翼や尾翼、スクリューを取り付け、
動力は太いゴム紐である。

ゴムを巻けば巻くほど、
潜水艦は、颯爽と、
水色のたらい一杯の水の中を、
進んで行くのであった。

巻いた。

よし、ねじるぞ、ひねるぞ、巻くぞ。

いざ颯爽と進まん。

洋司