フラニーとゾーイとかヘンゼルとグレーテルみたいな、誰々と誰々みたいな名前の関係について、考えてみると、名前同士が、互いにどことなく、似て見えてきたり、関係があるように感じたりしてしまう。ジョンとポール、ジョンとヨーコ、だいぶ違うんだけど。それでも、ゴロウとシュバイツァー、などと無理矢理くっつけてみると、変な気がするのである。ゴロウは僕の祖父の名である。シュバイツァー、これは苗字である。アルベルト・シュバイツァーはアフリカで医療と伝道に生涯をささげた人だ。しかし、無作為に選んだ二人であるが、ゴロウを野口五郎と思うと、野口つながりで野口英世。野口英世といえば、細菌学者、ガーナで黄熱病の研究などと、シュバイツァーと並んで、偉人の伝記などに登場する。ま、こじつければ、どうとでもなるということか。
洋司
洋司