ファンクラブの会報、届いたとのこと。ファンクラブのホームページに感想等いただき、うれしいことである。
そこで、今回の4コママンガのことを、書かせていただく。
ストーリーは、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に。そこに大きな桃がどんぶらこ。おばあさんは拾いませんでした。欲のないおばあさんでした。というところ。拾わないおばあさんである。
前書いた、玉手箱を開けない浦島さんものと、同じ発想ということである。欲のないってところが気に入っている。
それを思うと、オリジナルは、大きい桃だとばかりに、何が何でも拾って、洗濯物などおそらくそこに放置したまま巨大桃を抱えて持ち帰り、さて食うぞと、包丁でぶった切るあたり、何かの風刺と思えてくるのである。
欲のないシリーズで考えれば、竹取の翁、竹を切りませんでした、とか、犬、きび団子をくれとは言わず、通り過ぎました、とか、大判小判がざっくざく、交番に届けました、とか。
美しい日本人、などと書いたばかりであるが、強欲が、ふっと御伽草子に姿を変えているところなど、そこには何かありそうで、面白いところである。
洋司
そこで、今回の4コママンガのことを、書かせていただく。
ストーリーは、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に。そこに大きな桃がどんぶらこ。おばあさんは拾いませんでした。欲のないおばあさんでした。というところ。拾わないおばあさんである。
前書いた、玉手箱を開けない浦島さんものと、同じ発想ということである。欲のないってところが気に入っている。
それを思うと、オリジナルは、大きい桃だとばかりに、何が何でも拾って、洗濯物などおそらくそこに放置したまま巨大桃を抱えて持ち帰り、さて食うぞと、包丁でぶった切るあたり、何かの風刺と思えてくるのである。
欲のないシリーズで考えれば、竹取の翁、竹を切りませんでした、とか、犬、きび団子をくれとは言わず、通り過ぎました、とか、大判小判がざっくざく、交番に届けました、とか。
美しい日本人、などと書いたばかりであるが、強欲が、ふっと御伽草子に姿を変えているところなど、そこには何かありそうで、面白いところである。
洋司