いーちんたん

北京ときどき歴史随筆

北京内装奮闘記5、寝室、バーコーナー

2011年06月05日 19時28分18秒 | 北京内装奮闘記
内装シリーズの最後。

   
寝室ビフォーの図。

  
アフターの図。

汚れた白壁を塗りなおし、窓の上についているへんなカーテン隠しをとりはずし、カーテンレールをとりつけた。ちんちくりんの電灯もすべてとりはずして、自前の灯篭をつける。灯篭も長く持ち歩いているアイテムである。大工さんに作ってもらったただの木枠に半紙をはりつけたごく原始的なもの。引越しのたびに運搬の過程で半紙が破けてしまうのが面倒だが、毎回張り替えている。

壁のタペストリーは、数年前に作った和風パッチワーク。

   
入り口入ったところの踊り場。わびしい横一本の蛍光灯が貧乏くさい哀愁を漂わせる。お決まりの巨大鏡も健在。これはエレベータのない5階から持ち出すことがむずかしかったため、寝室にそのままたてかけてある。

   
アフターの図。

バーコーナーとする。バーカウンターは、2年前のオーダーメイドしたもの。ピンクのじゅうたんは、「チベット風」の甘粛じゅうたんという触れ込み。これも一目ぼれして二年前に購入。照明は、同じく1ヶ所の電源から左右に均等に伸ばし、2ヶ所にしてもらう。私はきんきんに明るい部屋が好みなのだ。

   
写真: チベット風の戸棚。食器入れに活用。

   
写真: 入り口にある食器棚。小さく細々とした食器は日本料理の醍醐味。中国人のお客様には、入り口でこの小さな食器の一群にがつん!!と日本人の部屋に来た、という印象をずっしりと感じてほしい、という渾身のレイアウト。

最後に予算概要である。
こんなしんどい思いをして改造する理由は、あくまでも費用対効果がよいと判断したためであり、採算が取れていないとただの馬鹿である。

支出: トイレの便器    250元
    その他の材料   750元
    程さんの人件費  200元x10日=2000元

家電の買い入れ

     洗濯機      400元
     湯沸し機     500元
     ガスコンロ    100元


合計 4000元

アパートの家賃が1ヶ月2800元なので、一年住めたとしたら、1ヶ月あたりプラス330元、しめて1ヶ月3100元の価値の部屋となる。2年住めたら、さらに安くなることはいうまでもない。

3100元でこの質の部屋には、住めない、と自分が納得できたら、一応目的は果たせたことになる。もちろん私自身の日当を計算に入れていないから、本来はもっとかかっているが、私自身の遊び代、という考えもある。本来、遊ぶにもお金は必要だ。こういう遊びなら、趣味と実益でさらにいい。
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