いーちんたん

北京ときどき歴史随筆

北京内装奮闘記1、トイレ

2011年06月01日 11時21分17秒 | 北京内装奮闘記
胡同のお話、少し休憩して、話題を替えますー。

・・・というのは、ただ単に引越し以来、昔の写真ファイルなどを
山積みにしたまま、整理しておらず、見つからないだけです。。
本の山の中から埃だらけのファイルの束を引っ張り出すだけで
腰がへろへろに痛いです。。
スキャンで取り入れ、ゆっくりアップしていきまっす。。

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社会人になりすぐに北京に来たためもあり、
私は日本で賃貸暮らしをしたことがない。

北京に来てからは、文化的な概念、習慣、趣味の違いからか、
これは、と思うアパートは目が飛び出るような価格か、
(正確には、駐在員をやめて自前でアパートを借りなければならなくなったとき)
手が出るアパートは、一つとして気に入らない、といった具合で、
需要と供給の完全アンバランスに陥った。

かかるやむにやまれない事情のため、
いつの間にか「プチ内装」が趣味兼得意技となってしまった。
お財布の許す範囲内で、快適な住居空間を手に入れようとすれば、
それしか方法がない。

北京生活14年の中で引っ越すこと6回。
自分が常駐しない場所も含めると、内装した洗面所は7ヶ所。
そのうち2003年当たりからシステム・キッチンが登場し、
2005年当たりまでは、値段が下がり続けたため、
システム・キッチンも必ずオーダーメイドし、取り付けた。
(オリンピック後は値上がり中)

新しいアパートを見に行ってまず、最初に思うのは、
「この耐えられない便器を換えよう」、
「どろどろの洗面台、棄ててやる」と、早くも職人魂がめらめらと燃え始める。

最近2回の引越しでは、よき協力者にめぐり合えた。

友人のなんべんさん から紹介いただいた大工の程さんという青年だ。

青年といっても、もう30過ぎのいい年だが、工事のおっちゃんというよりは、
不動産業者で黒スーツをピシッと着こなし、
営業でバンバン物件を売りまくっている、といわれても納得しそうな
清潔感のあるさわやかな人物であり、同じ空間におられても
女性特有の「生理的にいや」という気分にならない。
これは極めて大事なことである!

前回のアパートの内装で初めてお願いし、
今回の引越しでも再びお世話になった。


ビフォーの図。あまりに写真が醜いので、小さくした。便器どろどろ、洗面台どろどろ。見ただけでぞっとする洗面所である。なによりも嫌いなのは、シャワーを浴びたら、床全体がびしょびしょになり、手を洗うにも、トイレに入るにも足元がどろどろになる構造。


便器を替え、バスタブを押し込んだ。バスタブは前のアパートから引っぺがして持ってきた。同じような構造で、バスタブを自前(800元、約12000円)で買い入れていたため、賃貸を引き払う時に、バスタブもいっしょに引っ越した。

今回の洗面所は、前の場所よりさらに面積が小さく、
便器にバスタブがくっついてしまったが、
湯船に浸かれる上、水がどこもかしこにも飛び散らないのは、
雲泥の差である。
便器の値段は250元(約4000円)。外食2回分くらいで使ってしまう程度の値段なので、引っ越すたびに新調している。

しかし何分、一番安い便器。毎回水弁が半年くらいでガタがきて、スプリングが戻らなくなるが、こつをつかめば大して支障は出ない。

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