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和紙人形・デコパージュ・料理・旅行記

ヴェネチュアン風花瓶デコパージュ

2006-09-14 12:14:42 | デコパージュの部屋
デコパージュとはフランス語で切り抜くということで木・金属・ガラス・陶器・家具などにアートプリントや、写真などをアレンジして貼り、幾重にも上塗液を塗り重ねてはペーパーで磨きの繰り返し、漆のようなできあがりにします

17世紀シルクロードにより東西貿易が盛んだった頃、イタリア・ベニスの家具職人が当時ヨーッロパで人気の高かった美術家具(特に東洋からの漆器類)を安価に大量生産をするため、考え出され、作られたのがデコパージュの始まりと言われています。
18世紀にはフランス、ドイツ、イギリスをはじめヨーロッパ各地に広がりを見せ
フランスでは上流階級の間で優雅な手工芸として流行しました。
マダム・ポンパドールやマリー・アントワネット王妃もこの芸術に魅了された人々です。

20世紀にはアメリカでもブームになりました。このような長い歴史の中で蒔絵などのオリエンタリズム、ロココ、アールヌーボー、アメリカンカントリーなどを取り込み、生活に身近なアートとして完成されました。

1970年代永いヨーロッパでの歴史と伝統に新しい技術が加わって、日本に渡って来たデコパージュは、現在、生活に身近なアートとして確立されています。

数年前にデコパージュに出会いいつかは私もこの素晴らしい技法を学びたいと思っていました。そしてNHKのデコパージュ教室に通い始めて今年で5年目になり、漸く上級卒業にまで漕ぎつけました。
このヴェネチュアン花瓶は卒業制作の作品です。


先ず、ガラス瓶をペーパーで磨きます。



プリントをコピーし金箔を貼ります。カットします。裏にも金箔を貼ります。





ポンパドール婦人の絵をカットした金箔の中に入るように切ります。



ガラス瓶にも金箔を貼ります。



瓶にすべての切り抜き画像をレイアウトして貼り付けます。



これにクリスタル液を2回施す。




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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
上達の早いこと! (高村)
2006-11-02 00:35:36
2006-09-16 01:51:48



数年前からデコパージュの展示会等で、作品を見させて貰ってますが、その作品が見る見る内に、プロ並みの作品になって行くのに、驚嘆します。和紙人形と平行して、お稽古ごとをして行くのさえ大変なのに、作品の素晴らしさに感激です。天性備え持ったものがあるのでしょうね。9/13の食のイベント「いもづるの会」が終わり、後整理の目処が立ちましたので、やっとコメントが書けました。
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素晴らしい (yoshimatu)
2006-11-02 00:36:19
006-09-12 23:42:50

なんてすてき!次山さんの手は魔法の手ね。ポンパドール婦人のセンスもあなたならではですね。目の保養をさせていただきました。
  吉松
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素敵ですね (西村 由紀子)
2006-11-22 20:22:38
こんなに手の込んだ作品初めて見たので、感動です。素敵ですね。製作日数は?次の作品を楽しみにしています。
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