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それが一番の問題

概要は後からついてくる

黒笑小説 (集英社文庫) 東野 圭吾 集英社

2008年12月01日 | 小説
黒笑小説 (集英社文庫)
東野 圭吾
集英社

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友達が「東野圭吾の小説はおもしろいぞー」と何度も薦めるので読んでみた。
代表作を読むべきだけど、どうせなら奴が読んだことない作品にしようと
この作品を手にとった。

売れる作家の文章とはこうゆうものかと感心した。
巨乳妄想症候群は、筒井康隆を思い出さる。
色んな種類の笑い(?)が盛り込まれている。
こんなアイディアが浮かぶことや、それを作品に仕上げるまでの技術や根気には
心底感心する。だけど、内容は少し悪い意味で普通。
それは、最初の4作「もう一つの助走」、「線香花火」、「過去の人」、「選考会」が飛び抜けているから。

この4作がこの短編集の真髄だと思う。

一般読者(僕を含む)は笑って読めるけど、著者を含むプロ作家にはシャレにならないんだろうな。茶化してるけど、本当は笑えない話のはずだ。

黒笑小説、、、、ピッタリのタイトルだと思う。

傾いた世界―自選ドタバタ傑作集〈2〉 筒井 康隆 新潮社

2008年10月11日 | 小説
傾いた世界―自選ドタバタ傑作集〈2〉 (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社

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この人の頭の中はどうなってるんだろ。

子供の想像力と途方もない知性が共存してる。

IQテストで天才児と判断された経歴にもうなずける。

本書のタイトル「傾いた世界」は、卑屈さを思わせるかも知れないけど、
掲載されている短編はどれもSF設定のコミカル。SFコミカル?
文芸書は読まないし、熱弁してくれる友達もいないので、
僕は文学作品を定義する言葉を知らない。でも、SFコミカルが僕にはしっくりくる。

しかし、この人の書評とか声明文はとても美しい。筆にいくつもの顔を持っている。

一流のプロってこういうことか。

武者小路実篤詩集 亀井勝一郎編

2008年09月13日 | 小説
二十五歳時の作品から歳を随分重ねた後のものまで集められている。

青年期の作品には少し退屈に感じた。

歳を重ねてからものには、心に響くものが多くあった。
きっと、僕が普段見落とすことに対する喜びがうたわれていたからだと思う。

一つきになったのは、愛とか神とかキリスト教徒を思わせる言葉がたくさん使われていたこと。
ネットで調べた限り、武者小路はそうでなかったらしいんだけど。
うーん、なんでだ、なぜ他の言葉ではいけなかったのだ?
今とはconnotationが違うのかな、、、。それとも当時の武者小路のキャラクターは、
connotationなどoverrideする力があったのか。

最後に、
武者小路は、浮世離れし続けた人だったんだね。
批評家の中には、彼を世間知らずで無責任のボンボンだと悪く言う人があるらしいけど、
そうありつづけることは簡単じゃないと思う。それでいいじゃないか。
確かに、呑気なもんだな、と思う作品もあるけど、それは見方によるし、
そういう人間がいない世の中などつまらないに決まってる。

武者小路のように無邪気に喜びを感じられるジジイになりたい。

武者小路実篤詩集 (新潮文庫)
武者小路 実篤,亀井 勝一郎
新潮社

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愛 ウラジミール・ソローキン

2008年06月22日 | 小説
スカトロ スカトロ スカトロ

そればっか。

著者のインタビューとか文学者の分析(プロの技)がついてるけど、
本文が凄まじすぎて、きちんと読めなかった。

手書き原稿はきっと絵みたいなんだろうな。
見てみたい。

朝の読書の時間に読んだのが失敗だった、と思う。
それくらいしか時間が作るれない最近。
出会いのタイミングが悪かった。

よくあることさ。

愛 (文学の冒険シリーズ)
ウラジーミル・ソローキン,亀山 郁夫
国書刊行会

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世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

2008年06月05日 | 小説
村上春樹の作品は、ほぼ全て読んできたけど、今まで手が伸びなかったこの作品。

題名にそそられなかったからだ。

彼の他の作品と比べて特に劣る点は無いと思うけど、なぜか退屈を感じた。特に、「世界の終わり」のディスクリプティブな部分は流し読みした。

きっとそれは、僕が忙しい人間になっちまったからだと思う。

「ハードボイルド」も村上春樹の長編に出てくる典型的なタイプが、村上春樹の長編の世界では、ありきたりな事件に巻き込まれる・・・って感じた。

もっと実用的な書物を読むべき時期なのかな。


世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社

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