谷沢健一のニューアマチュアリズム

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トライアウト私感その1

2005-11-13 | YBC創設
 トライアウトに際しては、事前にいろいろな想いが交錯していた。その一つはもちろんチーム作りである。ゼロから新チームを作り上げるなんて、そうそう経験できることではない。(プロでは田尾氏が、独立リーグでは石毛氏が経験したろうが、田尾氏は先にオリックスに選手の選択を奪われてしまったし、さらに言いにくいことだが球団幹部の意向にも左右されたようだし、石毛氏はリーグの結成という大事に追われてチームの運営指導の現場には立てなかった。)
 当日は、前夜からの雨が残ったものの、開始時には晩秋の碧空が拡がり、爽やかな大気が感じられた。まさに私の心境そのものだった。私はつくづく僥倖に恵まれていることを実感した。グランドは十分には乾かないから、他の場所だったら、中止を余儀なくされただろう。しかし、ここはジャイアンツ球場である。無事に室内練習場で開催できた。室内は暖かかったので、参加選手の体もほぐれ、けがの心配も薄れ(ハプニング第1号はスタッフ=打撃投手が足をつったことだったが)、かえって良かったのだった。