谷沢健一のニューアマチュアリズム

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ユニフォームの色を考えながら

2005-12-27 | YBC創設
 初合同練習会の最後は、東伏見教場での学生ラウンジでの事務連絡だったが、それが終わった後、選手諸君は感想やら、希望やら、質問やら、自由に様々な言葉を私に投げかけてきた。
 その中で最も多かった一つは、ユニフォームについてだった。ユニフォームは何色になるのかと問う者が複数いたが、その理由はどうやらアンダーシャツのせいらしい。
 今、着用している(例えば学校の野球部の)アンダーシャツの色と近ければそれをそのまま使うが、そうでなければYBCのユニフォームに適合する色のものを新たに購入しようというのだ。
 なるほど、選手諸君の関心は、もうYBCの新しいユニフォームに身を包んで、グランドで打球をさばき、長打をはなち、速球を投げ・・・という自分の躍動する姿を思い描くことなのだ。
 新しいことに着手し、それに踏み出すことの楽しさと喜びは、まず第一にそのように新たな自分の姿を想像することである。私自身も、生きてきて区切りとなる節目節目で、これから改まる自己像を映像化して、心がひきしまり、また心がうきうきすることを味わってきた。
 たぶん、ユニフォームについては、今、私と選手諸君は同じ喜びを共有しているのではないだろうか。つまり、新たな自分の姿を心中にくっきりと描き出す喜びを。