谷沢健一のニューアマチュアリズム

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クラブチーム活動の「場」(その1)

2008-11-20 | YBC前進
 第1回関東クラブ選手権の直前、柏市から電話がかかってきた。試合のシミレーション中だったが、それを頭から追い払って電話に出た。11月3日のスポーツフェスタ(柏市主催)にYBCが協力することになったので、その件だろうと思ったからである。しかし、意気消沈する報知だった。
 それは事実上PWPの使用拒絶を意味する知らせだった。PWPは2007年に廃校となった県立柏北高の硬式野球グランドである。それを昨年11月から原則土日に限って使用させてもらっていた。
 電話の声は「千葉県教育委員会から、柏北高のネット、フェンスを撤去する方向であると言ってきました。グランドは売却の予定だが話が具体化しているわけではない。しかし、再利用のために撤去したいというのです。工事は年明けの1月から始めるそうです。それで、グランド使用は12月までで終わらせていただきます。」
 谷沢「えー、ネット・フェンスをどこへ持って行くんですか。それは酷いやり方だね。」
 この1年間、グランドを整備し(具体的に言えば、繁茂の早い草の刈り込み、ネットの修理と新ネットの購入追加、土の掘り起こし、荒れはてて粗大ゴミの山積したブルペンの清掃と改造、外野フェンスの設置、近所の篤志の家にお願いして井戸水の確保及び水タンクの設置、物置の購入設置、打撃用鳥籠の購入設置などなど)管理してきた。県にも市にもまったく迷惑はかけなかったつもりである。あえて言えば、他の団体がYBCの備品を無断借用・盗用するのも黙って見逃してもきた。グランド使用の申し込みは、県の指示通りに2ヶ月前までに行ってきた。そして使用打ち切りの通告も2ヶ月前にやってきた。また「ジプシー」が始まるのかと暗澹たる気分になった。
 関東クラブ選手権の直前なのに、余計なニュースに心が乱された。今年最後の公式戦が準決勝での敗退に終わった日、球場(いくつもある埼玉県営の硬式仕様の球場のひとつ)からの帰り際に、主要スタッフに県の通達事項を伝えた。全員、表情が変わった。
 加藤副部長がつぶやいた、「ああ・・・そんなことなら、2月の確定申告で千葉県に「ふるさと納税」をしようと準備していたけれど、やーめた・・・」