谷沢健一のニューアマチュアリズム

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初合同練習会その3

2005-12-26 | YBC創設
 当日、じっと観察してくれていた上川誠二・楽天コーチから次のような批評をもらった。「いささか癖の強い点が見うけられる選手が何人かいましたね」と。
 それは私もまったく同意見である。つまり、こういうことだ。実戦で技術はそうとう鍛えられている。だから、やや難しい打球をさばいたり、無理な体勢から送球したりすることはできる。しかし、肝心の基礎技術が身についていないから、簡単な事柄、例えば送球を確実に(どんな相手でも捕球しやすいように)行うとか、中継プレーでどう適切にカットに入るかとか、そういう技術・知識が鍛錬されていない。
 概して、クラブチームの選手にはある種の「甘え」がある場合が多い。練習が土日だけだから、これだけしかできなくてもよいとか、試合に出られる程度の技術があればいいだろうとか、向上心・成長欲が高くない選手は、サードチームガンマに所属してもらおう。サードチームガンマはまだ結成されていないが、いわば硬式「草野球」チームで、ひたすら楽しい野球遊びを第一とするチームである。
 YBCは楽しい野球を追求するが、その楽しさとは、自分が成長する楽しさであり、けっして楽に成長はできないことを知らなければならない。