7月9日(火)午後6時より、令和6年度村政懇談会及び脱炭素事業に関する村民説明会を日岐区で行いました。
村政懇談会の説明者は、村長、副村長、教育長、総務課長、健康福祉課長、住民課長、振興課長、教育次長、村づくり推進室長、加藤 地区担当職員 日岐係長、鈴木、腰原保健師、
出席者は、区民、男性7名、女性1名、子供 1名、議員 島議員
脱炭素に関する村民説明会は、上記に加え(株)エコロミ 小峯社長、平林建設(株)平林専務、合同会社ヒッタイショ 斎藤代表
村政懇談会の主な意見及び質問とその回答の概要について
・農業で葡萄にかける袋が大量にあり各農家で産業廃棄物としてG・フレンドリーへ運んで処理しているので、村で一括収集して対応できないか意見があり、個人経営として行っているので経営者が対応するのが原則であるが、大量に出るとの事なので、もち帰り検討していくと回答しました。
・村道で水のたまる個所の修繕を要望したが、もう少し南側の個所を対応して欲しいので、また区の要望として要望していくと意見があり、昨年確認時にマーカーをしてある箇所で、水はけがよくなる様に雨の日に確認して修繕を行っている。また、状況を確認して、必要なら要望をしてほしいと説明しました。
・村道の点検や修繕は誰が行っているか質問があり、点検や路面の簡易な補修は職員が行っていると説明しました。
・日野橋の橋脚に流木が堆積いるので対応して欲しいと意見があり、渇水期の時期に千曲川河川事務所で対応して頂くと説明しました。
・生坂大好き隊の業務内容を分かるようにしてほしいと意見があり、4月の全戸配布で隊員の内容を周知している。また、広報でも活動内容を紹介していると説明しました。
・大好き隊員で任期後に仕事が見つけられない人の支援はどうなっているか、また、村の事業所で仕事が出来るようにならないか質問があり、任期後の支援については、村では店舗整備補助金等を実施して起業について支援している。他にも支援事業があるのでHPを確認して欲しい。また、地域おこし協力隊員の任期後の定着率は県内でもトップクラスとなっている。この事業は総務省の事業制度で行っているので、個人の事業所の手伝いはできない事になっていると説明しました。
・昨年は避難訓練を行ったが今年は行うのか。また避難状況は毎年変わるので毎年行って欲しいと意見があり、防災訓練は、毎年9月初めの日曜日に行っていたが、コロナ禍の影響で実施できなくなっていた。今年は村民の皆さんに参加いただける訓練を9月1日(日)に行う様に実施内容を検討していると説明しました。
・井戸の調査があったがその結果はどうなっているか質問があり、井戸の調査については、現在まとめているところで、約140名の方から回答があった。今後結果を基に井戸を使っている方に連絡して災害時に使用できるかを調査して、その検査結果について災害時に使用できる井戸としていきたいと説明しました。
・村政懇談会で配置など意見を出しやすい工夫をしてほしいと意見があり、会場の都合等で対応できるか等検討していく。また良い提案があれば出して欲しいと説明しました。
・今後部活動が地域に移行すると聞いている。独自で部活動を行っている方への支援を行って欲しいと意見があり、部活動が学校教育活動から切り離されて習い事になっていくので、行政がどのように支援できるか検討していく。今後、保護者の方と研究会で話し合っていきたい。また、吹奏楽とか高額な楽器を村で負担している。今後公平になるように村としても検討していきたいと説明しました。
脱炭素事業に関する村民説明会
村づくり推進室長から資料に基づき、(株)いくさかてらすについて、契約プランについて、各料金について、料金シミュレーションについて、(株)いくさかてらすPPA電力販売事業収支について説明をしました。
主な意見及び質問、その回答の概要について
・村内で太陽光パネル等設置して村内へ引っ越しをした場合は費用等どうなるのか質問があり、太陽光パネルを設置後にその太陽光パネルを使用しなくなった場合は違約金を頂くようになる。そのような計画がある場合は(株)いくさかてらすに相談して欲しいと説明しました。
・電力が足りなくなった場合は、中部電力の電気を使うようになると思うが、切り替え時に電気が切れるのか。また電気料金は変わるか質問があり、電気料金は変える事はない。他の電気を使う際に停電になることはないと説明しました。
・小水力発電の工事を行う際に現在の道路を拡幅することはできないか質問があり、現在小水力発電工事については、河川協議等を行い進めている。その協議の結果により実施内容を詰めていく。また道路の拡幅についてもその結果により検討していくと説明しました。
・蓄電池の使用についてどのように使用していくか質問があり、蓄電池については貯まった電気は主に夜間に使っていく。また停電時についても対応できるようになっている。蓄電池の使用できる時間等については、龍と子で紹介していくと説明しました。
・木質ストーブや太陽熱温水器の補助については個人的に良いプランと感じている。この補助件数が予定以上に増えると、太陽光パネルの設置数は減っていくのか質問があり、この事業は村内のCO2排出量を削減していく事が目的で、2030年までにセロカーボンを進めて行きたい。それには事業全体の内容を考慮しながら進めて行くと説明しました。
・(株)いくさかてらすは3人ほどの職員の雇用を考えているとなっているが、事業規模からして少ないのではないかと意見があり、(株)いくさかてらすの経営面や仕事量を考慮すると3人位の社員が適当と考えている。社員以外にも施設内の除草作業とかシルバー人材の活用や、木質バイオマス関係の事業でも雇用創出を考えていると説明しました。
・(株)いくさかてらすの以外の脱炭素関連事業会社を外部から募集して作る事ができないか意見があり、観光庁の第2のふるさとづくりプロジェクト事業の一環として、企業版のふるさと納税へ繋げるように取り組みを計画している。上手くいくか分からないが、少しで大手の企業から生坂村に関心を持っていただくように取り組んでいきたいと説明しました。
・太陽光パネル1枚の重量について質問があり、1枚21キロ位ですと説明しました。
・人口が増えて脱炭素先行地域づくり事業が終了していた場合で太陽光パネルの設置希望者が増えてきた場合の対応について質問があり、その時の(株)いくさかてらすの経営状況により役員で採算制等協議して進めていきたいと説明しました。
最後に私から、本日はお疲れのところ、様々な忌憚のないご意見を頂戴いたしましてありがとうございます。
行政としてもできる範囲で皆様方の建設的なご意見を反映して村政運営を進めていきたいと思いますが、その意向に沿えない部分もあるかと思います。しかし、脱炭素先行地域づくり事業を成し遂げることによって、村の課題を解決、または方向付をしてまいりたいと思っております。
省エネ家電の更新や、質バイオマスストーブの導入の補助もまだ予算的に余裕がございますので、ぜひ皆さんご近所にお声がけをして頂いて、その取り組みにご理解とご協力を頂ければと思います。
色々なご意見があって当然ですので、各部署や村づくり推進室では、村政運営や脱炭脱素事業に関してお応えをしていきますし、しっかりと取り組んでまいります。
これからも村民の皆さんの声をお聞きし、意見交換をしながら進めていきたいと思いますので、引き続きのご理解ご協力をお願いし、お礼の言葉とさせていただきました。