信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

脱炭素先行地域に選定&生坂農業未来創りプロジェクト会議&草尾上野ぶどう畑上空からの風景

2023年04月28日 | 生坂村の報告

 28日(金)も晴れて気持ち良い青空が広がり、昼間は季節先取りの暑さでした。

 午前11時前に環境省から脱炭素先行地域選定結果(第3回)について発表がありました。

1.2030年度までにカーボンニュートラルを実現する、全国のモデルとなる脱炭素先行地域について、令和5年2月7日から同年2月17日までの期間で第3回の募集を行い、共同提案を含め日本全国の67の地方公共団体から58件の計画提案を提出いただきました。
 
2.提出いただいた計画提案について、令和5年3月20日から5回にわたり開催した脱炭素先行地域評価委員会の評価を踏まえ、環境省において、16件の計画提案を脱炭素先行地域(第3回)として選定したので、お知らせいたします。
 
3.この中で、今回新設した「重点選定モデル」については、「関係省庁と連携した施策間連携」として5件、「地域版GXに貢献する取組」として2件を高く評価しました。

 当村の「つなぐ・まもる・めぐる 生坂~サステナブル農山村モデルの構築を目指して~」は「地域版GXに貢献する取組」として高く評価されました。

 午前10時からの今年度最初の生坂農業未来創りプロジェクト会議は、最初に私から今年度始まり、いくさかの郷は今月も順調に売る上げが伸びていて。昨年度は前年度の売上を毎月クリアしており、今年度は前年度をクリアするのはハードルが高いかと思いますが、ここにいる皆さんや村民の皆さんからご協力いただき、農産物や加工品等出荷していただいて、盛り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 それから農山漁村振興交付金の関係ですが、1年間に750万円ほどで2年間、農泊推進対策事業ということで内示を頂いて、そちらは事務局から説明させていただきますがしっかり活用し、やまなみ荘といくさかの郷が連携しながら色々と観光振興、交流人口の増につなげていきたいと考えております。

 前々からの課題でありますが、いくさかの郷がオープンする前から生坂村がまずは直営で運営して、4,5年の間には、指定管理者制度か、出資を募って法人化するか、第3セクターにしていくかという課題がございました。この2年間はこの事業を採択していただきましたので、村が運営していきますが、この2年間でその指定管理者制度にするのか等々を、この会議でも協議をしていきたいと思います。1年半後の来年9月末頃には結論を出して、令和7年度からその様な形で行くのか、そのまま村の直営で行くのか協議をしていきたいと思います。

 また以前から、吉澤議員からもご指摘がありました、かあさん家の加工品を直売所で売っている場合のマージンですが、生産者組合の皆さんは必ず15%は最低取られていますので、かあさん家の場合は、レジに1人の方をお願いし、昨年度は30万円を頂きましたが、今後は加工品の売上の5%とかを決めて、必ず頂くような形で明確化した方がいいのではないかということです。この件は、今年中にかあさん家の方と協議をしながら結論を出していきたいと思います。

 今日午前11時に環境省の脱炭素先行地域に選定されたという大臣発表があります。それにより今年度から大きく事業が動き出します。そういう点で色々な課題を解決していきたいと私は考えておりますので引き続き皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げ挨拶とさせていただきました。

 協議事項は、道の駅いくさかの郷については、

 直売所の3月の売り上げは3,481,091円で昨年度と比較して103%となったが、客数は95%と減ってしまった。県道55号の通行止めの影響があったのではないかということ、4月の売り上げは27日で3,835千円と昨年の売り上げを残りの3日間で380千円を越えると昨年度を上回ること、この30日(日)は高津屋森林公園管理組合による春の山菜祭りを計画しているので昨年の4月を上回るように取り組みたいもと、一年を通して、商品券、クレジット、ペイペイの利用が前年度に比較して伸びていること、このためクレジットカードの取り扱い種類を増やすように検討していきたいことなどの説明がありました。

 かあさん家の売り上げは商品券の影響があり3月は売り上げが昨年度より少ないが、年間を通すと総売り上げが伸びていること、5月8日から新型コロナウイルス感染症が第5類に移行するが消毒等の感染対策は今まで通り行っていくなどと説明がありました。

 次に農山漁村振興交付金の農泊推進対策事業について説明がありました。

内容は、当事業が令和5年4月11日付の関東農政局からの通知で、補助金等交付候補者に選定されたので計画承認申請書等の手続きを進めていくこと、事業主体は生坂農業未来創りプロジェクト会議で実施していくこと、キャッチフレーズは「新たな発想で未来を創り出し人と自然が輝く生坂」として行っていくこと、事業内容は農泊推進事業として年間5,000千円、人材活用事業年間2,500千円で実施していくことなどの説明を受けました。

 説明した内容及び全体を通して次の意見がありました。

 おやきの生産量が限られているので、このままではおやきづくりが先細りしてしまうのでこの会議で検討してほしいこと、この意見について現在の状況として1日300~350が限度で、これからは気温が上がり現場は30度以上になるので増産は対応が大変であること、また小立野の皆さんの小麦を使い好評を得ていること、今後においては、勝家さんと調整したり、やまなみ荘のおやきを大きくするように調整できないかなどで、村内で作れるところを増やしていくのが良いのではないかと農業公社理事長から意見がありました。


 おやきの増産等については、当プロジェクト会議で検討して行くようになり、おやき生産の機械化について事務局で業者に問い合わせて調整するようにしたこと、他にやまなみ荘の運営が大変な状況で、施設も改修していかなければいけないが、やまなみ荘の改修についても筋道をつけて行って欲しいと意見があり、この意見に対し、やまなみ荘の改修については、本日環境省の脱炭素先行地域づくり事業に採択されたので、やまなみの改修計画の内、サッシ等の断熱化、照明のLED化、冷房暖房等の省エネタイプへの更新等については当事業で改修するように計画している。また、お風呂の熱源のバイオマス対応等についても改修するように計画していることなどを説明しました。

 

 続いてJA松本ハイランド生坂明科支所地域農業振興についての説明で、生坂支所の5月に実施する営農関連スケジュールとぶどう部会川手支部のぶどう現地講習会及び圃場巡回についてと山清路ぶどうファンクラブ日程について説明がありました。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が少しずつ晴れてきた草尾上野ぶどう畑上空からの風景を撮影しました。

草尾上野ぶどう畑上空からの風景

 その他生坂村では、保育園でイングリッシュランド・園庭開放、小学校で児童自宅場所確認・ALT、中学校で授業参観日・PTA総会・部活動保護者会、例月出納検査、農業委員会などが行われました。