午前8時30分から、紅葉が始まってきた中、2年ぶりに「みんなで登ってナゾを解く!金戸山巡礼百体観音」と題して、金戸山と百体観音に関する趣向を凝らした問題を答えながら、金戸山百体観音巡りが恒例の文化の日に行われました。
▽ 山清路金戸山百体観音保存会の山崎会長さんから、コロナの中で今年度はどうするか教育委員会と相談し開催することになり、帰ってきてからの豚汁の会は行いませんが、金戸山は766mで、登山道の整備はしてありますから登りやすく、天気は良く紅葉も始まりましたので、色々な百体観音を見ながら楽しんでいただき、頑張って登ってきてくださいなどと挨拶をされました。
▽ 私からは、金戸山百体観音保存会といくさか大好き隊の皆さんの登山道の整備や観音様の維持・保全活動などに対して謝辞を述べ、金戸山百体観音は当村の貴重な文化財ですし、山清路の遊歩道も整備して、当村北部の観光地として進めていきますし、天気も最高で錦織なす季節で友達と仲良く楽しんで、生坂村の歴史・文化・自然に触れていただきたいなどと挨拶をさせていただきました。
▽ 山越先生から、開会式と出発点の会集落の神社で、会の牛越某なる人が眼病になり、観音様に祈願したら治ったので、御礼の気持ちで建立したという伝えや金戸山のこと、百体観音の種類などの金戸山百体観音について、詳しく説明を受けてから登り始めました。
▽ 山越先生がお宮、お墓、色々な百体観音のところで詳しく説明してくださいました。
金戸山の百体観音は、西国三十三所、板東三十三所、秩父三十四所で百体が建立されましたが、砂岩の観音様ですから風化するなどして現在は75体ほどが残っているとのことで、観音様の種類は、聖観音25体、千手観音22体、十一面観音16体などが点在しています。
▽ 金戸山百体観音保存会の皆さんが整備をされて綺麗になっているところで子ども達が飛び回って楽しんでいました。
▽ 百体観音は多くの市町村にありますが、形が良い観音様が沢山残っている金戸山は貴重であるとのことです。
今年度も山越先生から百体観音や金戸山などの歴史の話を聞きながら、金戸山に登りましたが、難しい問題もあり、両親たちに質問をして答えを考えていました。
▽ 金戸山の頂上付近には百体観音がまとまって建立されています。
▽ 観音様はそれぞれに御利益のあると説明を聞きながらみんなで観音様巡りをしました。
▽ 私は途中まで一緒に登った後、西国、板東、秩父まで、出来る限り観音様を撮影しながら皆さんより早く回ってきました。
▽ 秩父の観音様があるところから山清路の風景を撮影しました。
この催しは、山清路の郷資料館を建設してから、金戸山百体観音保存会の皆さんと公民館、教育委員会で企画しています。これからも当村北部の観光・交流事業の一環として、地元の皆さんのご協力をいただきながら、山清路の郷資料館、金戸山百体観音、信濃十名勝の山清路を活かした企画を行い、地域の活性化につなげていきたいと考えております。
私は今回も百体観音の写真を撮影していて、問題は解きませんでしたが、宇留賀区の金戸山百体観音保存会の皆さんには、巡礼路の整備、百体観音の保全等に対し御礼を申し上げます。また、参加していただいた皆さん、ありがとうございました。