信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

金戸山 百体観音巡り

2019年11月03日 | 生坂村の催し
 3日(日)は雲が多めながらも日差しが届き、お出かけを楽しめる天気で、昼間は過ごしやすい一日でした。
 午前8時30分から、紅葉が始まってきた中を今年度も「みんなで登ってナゾを解く!金戸山巡礼百体観音」と題して、金戸山と百体観音に関する趣向を凝らした問題を答えながら、金戸山百体観音巡りが恒例の文化の日に行われました。

▽ 山清路金戸山百体観音保存会の山崎会長さんから、金戸山は766mでこの場所から280mほど登っていただきますが、整備をしてありますから登りやすくても、滑りやすい所もありますので十分気を付けて、色々な百体観音を見ながら楽しんでいただき、帰ってきたら暖かな豚汁を召し上がっていただきますので、頑張って登ってきてくださいなどと挨拶をされました。




▽ 私からは、金戸山百体観音保存会の皆さんが登山道の整備や観音様の維持・保全活動などに対して謝辞を述べ、文化の日の恒例の百体観音巡りですから、生坂村の貴重な伝統文化の金戸山百体観音のことなどを勉強していただき、生坂村の歴史・文化・自然に触れていただきたいなどと挨拶させていただきました。


▽ 山越先生から、開会式と出発点の会集落の神社で、会の牛越某なる人が眼病になり、観音様に祈願したら治ったので、御礼の気持ちで建立したという伝えなどの金戸山百体観音についての説明を受けてから登り始めました。






▽ 山越先生が所々で百体観音などについて詳しく説明してくださいました。




 金戸山の百体観音は、西国三十三所、板東三十三所、秩父三十四所で百体が建立されましたが、砂岩の観音様ですから風化するなどして現在は75体ほどが残っているとのことで、観音様の種類は、聖観音25体、千手観音22体、十一面観音16体などが点在しているとのことです。

▽ 金戸山百体観音保存会の皆さんが整備をされて綺麗になっているところで子ども達が飛び回ったりして楽しんでいました。






▽ 百体観音は多くの市町村にありますが、形が良い観音様が沢山残っている金戸山は貴重であるとのことです。






▽ 金戸山の頂上近くから生坂村の犀川の蛇行や各集落の風景を撮影しました。




 今年度も山越先生から百体観音や金戸山などの歴史の話を聞きながら、金戸山に登りましたが、途中に難しい問題があり、先生に質問をして答えを考えていました。

▽ 金戸山の頂上付近には百体観音がまとまって建立されています。


▽ 観音様はそれぞれに御利益のあると説明を聞きながらみんなで観音様巡りをしました。








▽ 私は頂上までは一緒に登った後、西国、板東、秩父まで、出来る限り観音様を撮影しながら皆さんより早く回ってきました。






 この催しは、山清路の郷資料館を建設してから、金戸山百体観音保存会の皆さんと公民館、教育委員会で企画されています。これからも当村北部の観光・交流事業の一環として、地元の皆さんのご協力をいただきながら、山清路の郷資料館、金戸山百体観音、信濃十名勝の山清路を活かした企画を行い、地域の活性化につなげていきたいと考えております。






 私は今回も百体観音の写真を撮影していて、問題は解きませんでしたが、美味しい豚汁と漬物をいただきました。
宇留賀区の金戸山百体観音保存会の皆さんには、巡礼路の整備等の準備、昼食には豚汁と漬物をご用意いただき御礼を申し上げます。また、参加していただいた皆さん、ありがとうございました。




▽ 朝の写真は生坂ダム湖の風景です。