信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

平成26年度生坂農業懇談会 昭津区の開催報告

2014年11月18日 | 生坂村の懇談会
 17日(月)午後7時から、昭津木材ふれあい体験館で開催しました。まず私から挨拶をさせていただいた後、説明や懇談をされるJA松本ハイランドの理事・職員、農業改良普及センターの職員、農業委員会長・担当農業委員、農業公社理事長・事務局、振興課長・係長が自己紹介をし、地区担当職員が記録をするために同席して行われました。
 我々からの説明要旨は、「生坂農業未来創りプロジェクト会議」で協議してきた「地域農業の今後の振興及び農地保全について」、「新たな農業・農村政策の実施について」と今年度からJA松本ハイランド生坂支所にお願いしています「生鮮食品の販売及び宅配サービスについて」等をそれぞれ説明させていただきました。
 昭津区は、高齢化が進んでおり、農地も急傾斜地に小区画の田畑が点在している地区でして、現在、中山間地域等直接支払事業で、銀杏及び森林公園の周辺に梅の栽培を行っていますが、5年後を目途に高齢化のため、耕作放棄地の増加が予想されるために、地域の担い手育成を推進していきたいと考えています。



 昭津区は中山間地域総合整備事業の対象事業はありませんが、直売施設の建設では、賛成ではあるが運営をしっかりすることが重要であるということと、国道沿いではなくやまなみ荘の近くが良いというご意見もいただきました。
 生鮮食品等の買い物については、若い方は村外で買われる方が多く、高齢者世帯では宅配サービスを利用している方が、他の区より多くお出でだと感じました。また、農協関係の組織を活用して、宅配等の販売強化をすべきという意見もいただきました。



 今後、銀杏の木が大きくなると維持管理と収穫等が大変になるので、オーナー制度や農業公社による加工品での販売の構想と、梅のもぎ取りは人気があるので、組織化を図ってもっと宣伝をしてはという意見もありました。
 そして、高津屋森林公園管理組合や中山間地域直接支払事業組合の後継者を作り、現在の田畑を維持管理していくために頑張っていただきたいとお願いしました。当村でも農業条件が不利な地区でして、課題解決や方向付けが難しいところですが「生坂農業未来創りプロジェクト会議」等で検討協議をしながら、区民の皆さんと一緒に農地保全に努めてまいりたいと思います。出席された皆さん、お仕事等でお疲れのところご意見・ご提案をいただきありがとうございました。