信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

平成26年度生坂農業懇談会 草尾区の開催報告

2014年11月14日 | 生坂村の懇談会
 12日(水)午後7時から、草尾交流センターで開催しました。まず私から挨拶をさせていただいた後、説明や懇談をされるJA松本ハイランドの理事・職員、農政課・農業改良普及センター・長土連の職員、農業委員会長・地元農業委員、農業公社理事長・事務局、振興課長・係長が自己紹介をし、地区担当職員が記録をするために同席して行われました。
 我々からの説明要旨は、「生坂農業未来創りプロジェクト会議」で協議してきた「地域農業の今後の振興及び農地保全について」、「新たな農業・農村政策の実施について」と今年度からJA松本ハイランド生坂支所にお願いしています「生鮮食品の販売及び宅配サービスについて」等をそれぞれ説明させていただきました。



 草尾区は、ぶどう栽培が盛んに行われている果樹団地があり、村農業公社による利用集積や新規就農希望者の研修制度を実施し、若い担い手の定着化を進めています。引き続き担い手の育成・確保を進め農地の利用集積を図ってまいります。水田地帯では個人農家により安定した営農がなされ、営農グループ(そば組合)によるソバ栽培や6次産業化に向けた組織(柿生産組合)も活動が開始されています。今後、営農組織の機能の拡充及び人的支援を進め、共同による農地保全を進めてまいります。



 草尾区ではソバ栽培が8月の天候不順で大変な不作で、田んぼの排水によって乾田にする方法を聞かれ、多面的機能支払交付金で資材の購入の他に、何か手立てがあるか研究させていただくことになり、直売施設の建設では、一極集中でなく村内のバランス、国道沿い、通年営業等を考慮することや運営管理団体等の意見をいただき、今後建設検討委員会で協議させていただくことでご理解をいただきました。
 また、中山間地域総合整備事業で灌水施設の更新・拡充の計画では、ぶどう栽培のための水源確保等について意見があり、水源調査は進捗状況を説明しました。農政改革やTPPの問題では、農業(稲作)の将来を危惧する意見をいただきましたが、経営所得安定対策のゲタ対策に対応するため認定農業者の申請等をお願いしました。
 生鮮食品等の買い物については、村外に行かれる方は大丈夫ですが、高齢者などの交通弱者は宅配サービスの利用されている方が多いとのことでした。また、宅配サービスの注文を簡単にできる方法や移動販売車での対応、物を見て買うための個人の移動手段の確保などの意見が出されました。

 草尾区では、そば組合・柿生産組合として仲間で頑張っていただいていますし、ぶどう栽培の中心地でもありますので、引き続き農業振興・農地保全のために、区民の皆さんと新規就農者で協力し合って農業に励んでいただきますようお願いしました。色々と課題もいただきましたので「生坂農業未来創りプロジェクト会議」等で検討協議をしながら、課題解決や方向性を見出してまいります。出席された皆さん、お仕事等でお疲れのところ忌憚のないご意見・ご提案をいただきありがとうございました。