信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

2014 みんなで登って 金戸山でナゾを解く

2014年11月03日 | 生坂村の行事
 3日(月)午前8時30分から、今が見頃の紅葉を楽しみながら、今回も金戸山と百体観音に関する趣向を凝らした問題に答えながら、金戸山百体観音巡りが「2014 みんなで登って 金戸山でナゾを解く」というイベント名で恒例の文化の日に行われました。


△ 私が開会式で紅葉を楽しみ、百体観音のことなどを学んで下さいと挨拶しました。


△ 会集落の登山口にある案内板


△ 山越先生が所々で百体観音などのことを説明していただきました。

 金戸山の百体観音は、西国三十三所、板東三十三所、秩父三十四所で百体が建立されましたが、砂岩の観音様ですから風化するなどして現在は75体ほどが残っているとのことで、観音様の種類は、聖観音25体、千手観音22体、十一面観音16体などが点在していました。


△ 形が良い聖観音


△ 金戸山の頂上近くから生坂村を臨む。

 今年度も山越先生から百体観音等の歴史の話を聞きながら、金戸山に登りましたが、途中に難しい問題があり、説明を聞いている子ども達は、親子で相談しながらしっかりと答えを出していました。


△ 問題の写真と同じ観音様の記号を書く出題です。


△ 金戸山の頂上付近には百体観音がまとまって建立されています。

 また、2体の観音様の記号を答える問題は、似たような観音様が4体あり、1体が見つからず間違えた方が多かったようです。観音様はそれぞれに御利益のあると言われていますので、手を合わせてお参りをされている方もお出でになりました。


△ 観音様のご詠歌は風化してよく分からないので、説明してある観音様もあります。


△ 問題の一つです。金戸山に来られると直ぐに分かります。


△ 西国、板東と歩いてきて、供養塔の説明では、百体観音が完成するのに12年の年月が掛かったのではとのことでした。

 このイベントは、山清路の郷資料館が建設されてから、金戸山百体観音保存会の皆さんと教育委員会で企画されています。これからも当村北部の観光・交流事業の一環として、地元の皆さんのご協力をいただきながら、山清路の郷資料館、金戸山百体観音、信濃十名勝の山清路などを活かした企画を行い、地域の活性化につなげていきたいと考えております。


△ 金戸山百体観音保存会と地元宇留賀区の皆さんが準備していただいた豚汁と漬物を美味しくいただきました。


△ 昼食後、私一人で秩父三十四所を見に行き、展望台からの山清路の風景です。


△ 秩父二十三番の聖観音


△ 岩場に建立された観音様


△ 岩場の下に観音様の説明とご詠歌が書かれています。

 金戸山百体観音保存会と地元宇留賀区の皆さんには、巡礼路の整備等の準備、昼食には豚汁と漬物をご用意いただきありがとうございました。

デジブック 『金戸山百体観音巡り』