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オリンピックの開幕と同時にスタートした今年の8月が、あっという間に過ぎた。酷暑のニュースが日本中に駆けまわっている間だった。暑さはまだ続いているが、暦は確実に秋。過ぎる時のスピードはまた一段と速い。時の後ろに忘れ物をしたようにさえ思う。振り返って見ると、「紫の色」が山にあった。暑さと喧騒(オリンピックと愚かな政治ショー)の中で、その色は鮮やかに見えた。夏の山は黄色も白も咲き乱れるが、やはり紫がいい。心を休める。仏教界では一番位の高い僧侶が紫の袈裟を身に纏う。やはりなと、ひとり合点。わが山で出会った紫の野花を残暑見舞いに。
(ツリガネニンジン、巻頭の写真も。原産地日本)
(クサフジ、原産地ヨーロッパ~西アジア)
(ヒメジオン、原産地北アメリカ)
(ムラサキツメクサ、原産地ヨーロッパ)
(クサキョウチクトウ、原産地北アメリカ)
(エゾヤマハギ、原産地日本)
(エゾトリカブト、原産地日本。怖い毒もある)
こうしてみると、なんと外来帰化種の多いこと。複雑な気分となる。
黄、紫、赤、オレンジ…う~む、ず~ッと、華やかな色の中で生活したいのだけど、もうじき白一色の世界になりますね。そう言ゃ、ピンクのフラミンゴはどうなっちゃったんだろう?すっかり適応しちゃったんだろうか?それにしても野性のチエと体力はスゴイ!脱帽です。
原発問題、政治問題、領土問題、などなど、ストレスがたまればたまるほど、自然にいやされます。ありがたいことです。
昔の家の周辺は原っぱがたくさんあって、ムラサキツメクサもびっちりと生えていました。花?の部分をむしってチューチューと吸ったり、この上でゴロゴロ転がったり。
今は花畑にあるとやっかいものになってしまいますが、30年も経つと随分外来種の植物が入ってきて、植生も変化しているような気がしますね。
確かに外来種が多くなりました。でもうまく共生しているものもあります。日本はいろいろ難しい節を迎えていますが、きっとうまく乗り切れると信じてます。日本人は世界的に優秀な民族であることは確かですから。