原野の言霊

風が流れて木の葉が囁く。鳥たちが囀り虫が羽音を揺らす。そのすべてが言葉となって届く。本当の原野はそんなところだ。

ワタスゲ十景

2015年06月23日 08時35分01秒 | 自然/動植物
湿原を吹きぬける風は、吐息を思わせる。
やりきれない心を表すかのように吹きすぎて行く。
小説家原田康子はそんな思いを「挽歌」に込めたのかもしれない。
ワタスゲが揺れていた。
霧多布湿原にて、2015年。









ワタスゲ:綿菅、カヤツリグサ科。6~8月、高層湿原(中央日本北部、北海道)



(旧作)ワタスゲは 風に吹かれて みだれ髪
(新狂歌)ワタスゲは 風の吹きよで 西東 どこかの国をみるがごとき
(どこの国かって?もちろんお隣。しかし、これはワタスゲに失礼であった)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿