大和心眼ーヤマトシンガンー

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人間不在の政策にNO! 国家戦略特区は、日本市場をドリルで壊して多国籍企業にあげる?

2014-02-08 22:05:11 | 日本の政治
国籍のない利益のみを追求する1%の人々は、多国籍企業を使って「TPP」、「国家戦略特区」を押し進めようとしています。

現在、「TPP」は、停滞気味のようですが、「TPP」に参加しなくても、日本の豊かな市場は、言葉を変えて、すでに法案可決された「国家戦略特区」により破壊されていきます。日本のルールをなくし、規制撤廃された市場は、海外の多国籍企業の草狩り場となり、日本の良質な労働力は失われ、ますます二極化が進む不平等社会が実現することが予想できます。

以下東京都知事選挙により、まったく「国家戦略特区」の情報はマスコミから一部しか公開されてませんが、直観の鋭い女性2名の記事で整理できました。
2つの記事をじっくり読まれたら、理解できると思います。

★【IWJブログ・特別寄稿】「いのちの市場化」にNO!

~TPPと国家戦略特区は「新自由主義」を実現する双子である
(アジア太平洋資料センター〈PARC〉事務局長 内田聖子)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/124000


★舛添氏・細川氏の公約「国家戦略特区」は日本を壊すドーピング - 脱貧困こそ必要
http://blogos.com/article/79572/?p=1

浜教授の話を聞くことで、悲観的になる方もいるかもしれませんが、安倍政権がやろうとしていることは、アベノミクスではなく、ド・アホノミクスになっているのでは?ということです。

★アベノミクスの真相と国民本位の行財政のあり方



ビデオ内容から、少し簡略化して紹介しましょう。

大きな問題は、2つあるといいます。一つは、人間不在の政策体系であるということです。二つめは、グローバル時代の状況と相性が悪く、親和性が低いということです。この二つの問題点を、なぜ、そういえるのか具体的に説明しています。

以下間簡略となりますが、ぜひ時間のある方は聞いてみてください。

●経済活動は、人間の営みである。
●経済本位で考えると、人間不在になってしまう傾向にある。
●ブラック企業の台頭。ブラック企業は、経済活動を本来許されない。
●非人間的に行われる活動も、経済活動としてしまう。
●ナニのミクスでもない。人間不在なので。
安倍ちゃんの成長戦略のスピーチは、人間という言葉が1回しかでてこない。
 しかも「人間洗濯機」というセンテンスで使った。
●格差、貧困、非正規雇用という言葉もでてこない。(すでに大問題になっているのに?)
豊かさの中の貧困問題を取り上げるべき(日本の貧困率は、全体世帯の16%)
デフレ問題は、成長力の問題ではなく、分配力の問題。
●安倍ちゃんスピーチで、頻繁に登場する単語は、「成長」が41回登場。
●さらに高いもう一つの単語は、「世界」37回登場。
世界制覇戦略が安倍ちゃんの戦略。=「富国強兵」を目指す!
弱肉強食での淘汰の論理がグローバルジャングルに見えるが、土台のベースは、共生の生態系になっている。「強いものしか生存してはいけない」という論理になっていない。
●動物の世界では、強いものでも、弱いものを食べ尽くすということはない。
 食べ尽くすことで、自分も生存できないからである。共生で支えあっている。
●ヒト、モノ、カネが国境を超えるグローバルジャングルの中で生きている。
●ドーピングの経済がアベノミクス。短期的に増強している。
●みんな誰かの助けをかりて、経済を営んでいる。
●グローバルジャングルの本質は、共生社会になっている。
●自分だけが「世界一になる」という発想は、相性が悪い。
●誰かから「フンドシ」か「土俵」をかりている。
●人口52万人のルクセンブルグは、世界を呼び込んで発展している。
国家戦戦略特区により、フンドシ担ぎを呼び込み発展させる。
●ヒトと分ちあわなければならないのに、ヒトから奪おうとしている。
国民国家とは、「国家は、国民のために存在している」という意味。
●財政状況は、国民がレスキュー隊になっている。国家は、サービス事業者だが?
●最後の国家の役割は、弱者救済。
など

さて、このように現在の政権は、人間不在、そして人権無視するような法案を通そうとしています。
去年の特定秘密保護法案もしかり、そしてこの「国家戦略特区」もそうです。
経済発展、成長、世界No1を目指すといえば、聞こえはいいですが、成長の果実は誰にいくのでしょうか?
この国では、弱者救済の仕掛けがないため、一部の既得権益をもつ人々に吸収されて終わりですね。
経済特区で外部から人々を呼び込み、奴隷のように働かせて、利益は、しっかり経営者がもらう。
文句を言えば、すぐに解雇。すばらしいエリアです。

お隣の韓国の特区では、営利目的の病院ができても、韓国が立ち退きの命令することはできないようです。

★国家戦略特区と米韓FTAでボロボロになった韓国



そして、さらにびっくりなのが、国家戦略特区諮問会議で、大臣が参加せずに、特区内のルールを民間人が自由に決めていきます。三橋さんは、どういうスタンスかわかりませんが、戦略特区の危険性に警笛をならしているので、事実情報として聞いてみましょう。

【三橋貴明】日本を破壊する国家戦略特区!迷走するアベノミクス



もう安倍ちゃんのアタマの中では、民主主義は、破壊されているのですね。
会議の中で、ルール無視で、何でも自由に決めていってしまうのだから、独裁国家と同じレベルですね。

★国家戦略特区諮問会議 広域的指定など盛り込んだ基本方針



「特定秘密保護法」より重要な「国家戦略特別区域法」の内容
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内閣総理大臣を議長とする特区諮問会議を設けて、区域ごとに特例措置を盛り込んだ計画を策定、それを総理が認定する。そういう「枠組み」を作ります、と書いてある。実は、この枠組みこそが肝心なのだ。
 特区諮問会議とは何か。暮れも押し迫ってから、ひっそりと5人の民間議員が発表された。産業競争力会議の民間議員を務めた竹中平蔵慶大教授や八田 達夫阪大招聘教授、坂根正弘コマツ相談役らである。これに安倍首相と菅義偉官房長官、新藤義孝国家戦略特区担当相(総務相)らが加わって、各省と具体的な 改革メニューを協議する。
 今回の特区諮問会議も顔ぶれからみて、当時の経済財政諮問会議と同じような役割を果たす可能性が強い。
 法律に書かれた具体的な規制改革案件は旅館業法や医療法、建築基準法、道路法、農地法などの扱いだ。たとえば、注目の農業では農業生産法人の役員要件緩和などが盛り込まれた。
 外国企業が参入しやすくするために雇用条件を明確化したり、有期雇用の特例を特区にとどまらず全国レベルに拡大して検討する条項も盛り込んでいる。このあたりは特区の挑戦を全国の先駆けにする意図が明確である。
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※週刊ポスト2014年1月24日号 引用

このように、知らない間に、日本はつくりかえられてしまう構造になってきています。
この国家戦略特区のパブリックコメントにしても、案の公示日が 2014年01月31日で、意見、受付開始し、締切日 は、2014年02月13日のたった2週間で終了するようです。本来なら最低30日間が普通ですが、国民に知られちゃまずいので、すぐに打ち切るようですね。

★都知事選の裏で、国家戦略特区に関するパブリックコメントが行われる!締め切りは2月13日まで!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1728.html

さて、都知事選挙で、明日投票日となりますが、候補者の中でも、この国家戦略特区を推し進めることが大事だとする方がいます。そう、あの舛添さんです。さすが政権推薦ですね。

★都知事選2014|舛添(ますぞえ)要一は若者の仕事を懸念し待機児童ゼロを宣言 
「若い皆さんの職を創っていく」



東京を特区にして、若い人たちの職をつくってくれるそうです。

また、反対者の意見も聞いてみましょう。

★【宇都宮健児】国家戦略特区・規制緩和について



確か細川さんも新自由主義には反対で慎重路線ですね。

★細川元総理、小泉元総理、秋葉原ヨドバシカメラ前街頭演説



明日は、都知事が決定する大事な1日。また日本の民主主義が守れるかどうかが問われる大事な日となります。都内にお住まいの方は、棄権せずに、投票にいきましょう!

それでは、また。

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お ま け
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ちょーかっこいいですよ!このグループ。
私もヴィレバンで知りました。
ジャズっぽくないので、ロック寄りの方にオススメ!

★fox capture plan / 衝動の粒子



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