2019年1月6日(日) 長い間、気になりながら登頂を果たしていなかった茂来山にトレランスタイルで登ってきました。
国道299号からスタートし、霧久保沢コースを登り山頂に立ち、槇沢登山道を下り、林道茂来線を経て、国道299を車まで戻る1周コースです(約14km)
行程:平川原茂来山入口:11:25~タタラ遺跡12:27~駐車場エリア12:37~コブ太郎13:14~茂来山頂14:08(14:35まで)~栗の古木15:04~駐車場15:38~館・旭入口(国道299号)16:24~スタート地点16:45
平川原からスタート。車は空き地に停めました。
国道わきにこの看板が立っています。
ふつうの往復登山であれば、もっと奥まで車で行ったほうが賢明です。
林道はときどき下りもあります。
1800年代、ここに製鉄のための炉があったとのこと。
初冬の閑山の趣たっぷり。
国道から3km走って、駐車場に到着(12:37)
もともとはさらに林道を1km進んでから登山道に入っていたようですが、右に近道ができていて、標識もそちらに矢印が出ています。
この案内図には近道は載っていませんでした。
小さな沢を渡って、この道を登っていきます。
500メートルほどで本来の登山口に出ます。
登山口から山頂までは2kmです(感覚的には急登でもっとあった感じ)
味わいある看板が多いです。
コブ太郎。実のなる木だったので、切らずに残されたと記載されていました。樹齢250年。
積雪はまだ3cmくらい。
急登をつづら折りに登ります。トレランシューズでアイゼンがつかないため、木を杖にして滑りを防ぎます。
当然、歩きです。
霧氷の世界。積雪は10cmくらい。北斜面なのでサラサラ雪です。
稜線に到着(13:59)
山頂まであと少し
誰もいない静かなで贅沢な空間。
山頂直下
茂来山頂上(14:08) 大展望が広がります。お供えのミカンに温もりを感じます。
皇太子さま(2019.5~新天皇)も浩宮さま時代の昭和57年に登頂されているとのことです。
佐久平と浅間山
この山は佐久平から見て、南にとても目立つ山なので、山頂からも佐久平全体がよく眺められます。
山頂の東側に百葉箱風のきれいな記帳ボックスがありました。気温はマイナス5度。
下山開始。夏場も歩いてみたい稜線。
槇沢コースを降ります。踏み跡はしっかりありました。
年季のはいった看板。
栗の古木(15:04)。 ここまでは多少岩稜帯もありました。雪が多くなると危なそうです。
落ち葉のトレース。
山頂から2.5kmで車道に出ました(15:38)
ペットボトルの水は凍っていました。
鋭角に曲がる箇所(看板も出ています)
集落にでます。
299国道と合流
この看板、よく見るとわかるようにコブ太郎に行きたい場合は、ここから入ってはいけません。
国道は結構な登りでした。
スタート地点に戻ってきました(16:45)
帰りはパラダスキー場エリアにある平尾温泉みはらしの湯に立ち寄りました。
(まとめ)
茂来山は300名山にも含まれず、昭文社の山と高原地図からもあぶれていて、ちょっと地味で不遇な山です。でも味わいある標識や、山頂の祠、石碑、記帳ボックスなどから、地元の人々にとても大切にされている山であることが、ひしひしと伝わってきました。
北斜面を登るので、雪がなかなか解けず、厳冬期はちょと危険かもしれません。雪が10cm程度でしたのでトレランシューズでもぎりぎり登れましたが、夏場でもガンガン走るようなトレイルではありません。距離も短いですし、ゆっくりと楽しむべき山だと思いました。
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