2017年8月19日(土) 南アルプスの畑薙第一ダムゲートから椹島を経て、二軒小屋まで折りたたみ自転車で往復してきました。
当初は、聖沢登山口に自転車を置いて、聖岳、赤石岳をややトレラン風に1泊でめぐる予定でしたが、畑薙ダムへの到着があまりにも遅くなりすぎたため、自転車往復の旅に変更したのでした。以下はその時の記録です。
行程:畑薙第1ダムゲート出発10:52~椹島13:38(再出発14:40)~二軒小屋15:56(再出発16:25)~椹島入口17:14~畑薙第1ダムゲート18:34 (距離約54km)
畑薙第1ダムから上流へ約1km車で走ると上の画像の駐車場が現れます。昭文社地図(2017年版)では、P20台となっていますが、この奥にも駐車スペースがあって、合わせると50台くらいは停められそうです。この日は十分ゆとりがありました。(注:東海フォレストのバス利用者はここに車は停めず、ダムの1kmくらい下流のもっと大きな駐車場に車を置き、そこからバスに乗車することになっています。したがって、ここに停められるのは、バスを利用せずに歩くか自転車の人だけになります。)
山での移動用に12000円で買った折りたたみ自転車。パンク修理セットを持ってないことに一抹の不安を感じながら出発(10:50)
ここがゲート(10:52) 監視の方もいました。自転車はフリーです。一般車は進入禁止です。
見ての通り、「南アルプスの入り口です」的な潤いは、ほとんど感じられません。
この東俣林道、そもそもは登山者のためにつくられたのではなく産業(林業、ダム)のための道だからでしょうか。
ダム湖の上に魅力的な吊り橋を発見。畑薙大吊橋(11:11)
往復しました。もちろん徒歩です。
恐怖感と楽しさ。 前から人が来たらどうしよう。
赤石ダム手前の展望所。わずかに雲に隠れているピークが上河内岳のようです。ここだけは舗装でした。
崩落個所もあります。
聖沢登山口(13:11)
1か所だけ、赤石岳が望める場所がありました。
東尾根(大倉尾根)入口。
椹島への分岐です。ここから急な下りです。
椹島は明るい雰囲気に満ちています。(13:38)
キャンプエリアの芝生きれい!
水場もピカピカです。
売店。14時でいったん閉店する様子でした。
そこに1機のヘリコプターが飛来。すごい風。
後で小屋の人に聞くと、赤石岳方面に歩いて救助に行くとのことでした。う~かっこいい!
宿泊棟の入り口。
ここで1日ゴロゴロしていたい。そんな気にさせてくれる場所でした。
椹島をあとにして、さらに北上していきます。
林道は、椹島までは不整地が多く、崩落個所もあり、さらに登り下りをくりかえしましたが、椹島以降は、路面も安定し、走りやすくなりました。
緑のトンネル。心地よい風が吹きます。
この分岐を右に行くと車道でそのまま二軒小屋に行けます。しかし、標識もなにもないので知らない私は左に進路を取りました。
柵がみえます。あれ、右だったのかなと気づきます。でもそのまま直進。
滝なのか堰なのか不明です。細かい水しぶきが林道まで飛んできて心地良かったです。
こんな山奥に、こんな人工的な水路はなぜ?って思いましたが、この奥にダムがあるみたいです。
林道はフェンスで閉鎖されており(その気になれば、自転車はまだ先まで進めます)、水路の手前の山道を少し登って二軒小屋に到着。
小屋が2軒だけあるので、二軒小屋と呼ぶのかな。
椹島ロッジ
二軒小屋入口 ナチュラル感いっぱい。
かわいい女性もおりました。いつか泊まりで来たいなあ。
静岡市(地元)から来られた方々と話が弾み、皆で記念撮影。
もっとここに居たかったけれど、着替えもないし、泊まらずに復路につきます。
行きは気が付きませんでしたが、注意していると所々にこのような距離表示がありました。
平沼ゲートとは畑薙第一ダムゲートのことです。前者が正しい呼称かもしれません。
小石下、清水平、千枚岳方面への登山道入り口。
椹島分岐。帰りは寄らずに右に進みます。途中、登山道入口近くでは、このように駐輪中の自転車を複数台見ました。
走っている自転車とは一度も出合いませんでした。
路肩注意。下流のほうが、崖エリアが多く、荒れています。
ゲートが見えてきました。
私が通過すると同時に、閉門されてしまいました(18:34)。
閉門してあっても、自転車は左わきのスペースから入れそうです。
駐車場に無事帰還。パンクしなくてよかった。ありがとう、マイ自転車。
4~5km車で下ったところに白樺荘があります。日帰り入浴は18時までで、タイムオーバーでした。
今回の東俣林道に関して
1.一般車は通りません。たまに東海フォレストの小型バスと作業用車両が通ります。路肩不安定ですので、すれ違い時は、止まったほうが安全です。
2.起伏は結構あります。私は5~6回、自転車降りて押して登りました。
3.水たまり、おうとつ、岩ごろごろエリアと路面は決して良くありません(とくに椹島までの区間)。パンク修理セットと空気入れはあったほうが安心です。
4.椹島、二軒小屋以外は売店もありませんし、自販機もありません。
5.街灯は全くないので、夜間走行に備えて明るいLEDライトは必携です。
以上、この予定外の東俣林道サイクリング、思いのほか楽しかったので記事にしました。
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