毎日が高地トレーニング

標高950メートルの高原での日々。各地のお薦めトレイル、ジョギングコースの紹介です。

晩秋の西吾妻山登山(デコ平口から往復)(2018年11月4日)

2018-11-17 12:50:25 | トレイルランニング

 2018年11月 4日に西吾妻山に登ってきました。2日前に登った安達太良山には積雪があったため、より標高の高い西吾妻山はもっと積雪が多いだろうという予想のもと、行けるところまで行って、だめなら引き返すつもりでスタートしました。結果としては山頂エリアの積雪は10~15cmで、踏み跡もしっかりあったため、問題なく登れました。ただし、融雪によるぬかるみで下山時、靴はぐちょぐちょになりました。


行程:デコ平口7:48~ゴンドラ山頂駅前8:16~西大(にしだいてん)9:45~西吾妻山頂10:12~天狗岩エリア10:31~西吾妻避難小屋10:50~西大巓11:33~ゴンドラ山頂駅前13:00~デコ平口13:28


グランデコスキー場近く。朝日が差し始めてきました。



グランデコスキー場のゲレンデ内に林道が延びています。車高の低い車だと地面とこすってしまいます。

デコ平口駐車場。地図では35台収容と記載されていますが、目算ではどんなにうまく駐車しても25台くらいが限度です。この日はすでに先客も多く、ちょっと安心。トイレもあります。

素朴でセンスの良い看板。

露に濡れた木道。滑りやすいです。

スキー場のゲレンデに出ると南に大きく会津磐梯山が望めます。

ゴンドラ山頂駅。ゴンドラは8:30運行開始なのでまだ人影はありません。

しばらくゲレンデをつづら折りに登り、林に入ります。雪も積もっていました。

西大巓直下は直線的に登っていきます。

西大巓頂上(9:45)この日は快晴で、360度の展望が得られました。

西吾妻山へは、いったん鞍部まで下ります。

登り返すと雪が多くなります。アイゼンは必要ありませんでした(そもそも持ってきてなかった)。

避難小屋前の分岐

西吾妻山山頂(10:12~10:16)。展望はないものの、梢(こずえ)が低いので開放感があり、明るいです。

山頂から北に進んで天狗岩エリアに出ました。

樹氷も少しでき始めていました。

西吾妻避難小屋前。

小屋内部。トイレもありました。2階もあります。

木道がはっきりしないところは踏み抜きに注意が必要です。

帰りは来た道を戻ります。ほとんど雪山状態ですが、天気がよいので安心感があります。

西大巓までは登り返しです。

西大巓に戻ってきました(11:33)。空は真っ青。来てよかった!出会った人たちとも会話したくなる程良い登山者密度でした。

下山路は予想通りぬかるみでした。

樹林帯を抜けて、ゲレンデエリアに出ました。ここでも出会ったご夫婦と15分くらい楽しく立ち話。

雪もぬかるみもなくなり、心地よくゲレンデを下ります。

笹とススキと落葉松と磐梯山。

ゴンドラ山頂駅(13:00) 

ゴンドラは今日が今年の最終運行日でした。これであとはスキーシーズンに入ります。

子供たちが歩いているエリアに来て、すでにまったりモードの下山です。

明るい幅広のトレイルですが、一応熊鈴は鳴らします。

木道エリアまで散策に来ている家族連れもいました。


今日は本当に最高の秋晴れの中を歩けました。

標識もしっかりあります。

太陽さん、ありがとう!

デコ平口駐車場に帰還(13:28)。明るくていい雰囲気の駐車場です。


(まとめ)地図には西吾妻山からは展望がないと記載されていますが、天狗岩エリアや西大巓のからの眺望がそれを補って余りあるくらいでした。西大巓までは雪があってもなくても岩や段差が多く歩きやすい道とは言い難いです(これは東吾妻山と同じ)。下りを考えるとポールを持参したほうがよいかもしれません。今回は冬山前の時期としてぎりぎり登れた感じです。年毎の差もあるでしょうが、南斜面からのアプローチなので、ほかのルートにくらべて、遅くまで登れそうに思います。また、スキー場エリアの風景も美しく見逃せません。デコ平口Pまでの林道は狭く、ボコボコなので、車を傷めたくない方は、ゴンドラ利用が賢明でしょう。