毎日が高地トレーニング

標高950メートルの高原での日々。各地のお薦めトレイル、ジョギングコースの紹介です。

塩見岳日帰りトレイルランニング

2015-08-22 13:24:06 | トレイルランニング

2015年8月15日、鳥倉林道から塩見岳までトレランスタイルで往復してきました。


行程:鳥倉林道ゲート前駐車場7:39~鳥倉登山口8:03~三伏峠小屋9:24~塩見岳(東峰)11:40~12:35(再出発)~三伏小屋14:48~鳥倉登山口16:01~林道ゲート16:21


ポイント

登山道は歩きやすく整備されています。整備されている方々のぬくもりが伝わってくる登山道です。
三伏峠から塩見小屋までは明るい樹林帯の尾根道で、ゆっくり走れます。時々、塩見岳が眺められます。
塩見小屋は改築中で2015年度はずっと休業のようです

 鳥倉林道ゲート前駐車場は満車で、ゲートより手前の路肩に駐車して出発です。路駐車多いです。

 ゲート前のトイレ。水洗でトイレットペーパー完備、外に手洗い場もあります。とてもきれいなトイレでした。

鳥倉林道ゲート前の駐車場。この日は満車でした(7:39)。

しばらくは林道を登っていきます。

鳥倉登山口。ここから山道です。

明るい樹林の中を進みます。

三伏峠まで1/10~10/10で表示があります。これを励みにがんばりましょう。

 超味わいのある手づくり階段。


ほとけの清水という名の湧水。水は細いです。このコース、最初で最後の水場です。


 

 三伏峠小屋。「日本一番高いといわれる三伏峠」と書いてありました。どちらからどちらに峠なのかはよくわかりませんでした。

 山小屋新館前には色とりどりのテント。

 烏帽子岳、荒川岳方面との分岐。

三伏山2615メートル。この周辺だけ、ハイマツ帯になります。この後また樹林帯にはいります。北東方向に塩見岳を望みます。

今回の一番のお気に入りエリアです。

2500メートル地帯と思えない公園の植え込みのような美しさ。

カーブを描きながら塩見岳に接近していくので、様々な方向から眺めることができます。

塩見小屋(休業中)の商品のラインナップです。

 

最後の岩壁。えっ、これ登れるの?って感じですが、ルートはしっかりしています。

西峰到着(11:38)

東峰到着(11:40)

東峰から西峰をみたところです。東峰のほうが少し高いです。

雲上の世界

遥か下に塩見小屋がみえます(西峰より)。下山開始12:35

振り返って見た塩見岳。

改装中の塩見小屋

稜線上はフラットでゆっくり走れます。

ここもさわやかな草原でした

前方の山、右に三伏峠小屋がわずかにみえます。

ふたたび三伏峠小屋に戻ってきました。人々がくつろぎます(14:48)

味わいロードです!作ってくださった方、その後の整備をされているかたに感謝です。

柵とロープ。左側は急斜面なんです。この優しさ、ありがたや~。

心の弾む、明るい木立。

鳥倉登山口を過ぎて、林道に戻りました。途中からは舗装路です。

鳥倉林道ゲートに到着。朝、満車だったパーキングも今は1/3くらいの車。土曜日の夕刻です(16:21)

西日の当たる林道を運転し、下ります。ゲートの標高が1630Mなので、大鹿村の集落までかなり下ります。

赤石荘に到着(17:50)。露天浴槽の温泉です。。受け付けは18時まで。ギリギリセーフ!

 

まとめ

 三伏峠~塩見小屋間の尾根道はフラットなエリアが多く、ゆっくり走れ、トレランに向いています。登山口から三伏小屋までは比較的急で、滑りやすい箇所も多いです。木製の橋を傷めないためにも速歩中心がいいでしょう。水場は1箇所のみです。三伏小屋では飲料購入できます。全体的に明るい雰囲気に満ちていて、満足度の高い登山、トレランが楽しめます。ただし、天候の悪いときや、雷のときはエスケイプルートがないので注意が必要です。(2015年8月)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


高妻山、戸隠山トレイルランニング(2015年8月9日)

2015-08-12 00:02:26 | ランニング

2015年8月9日(日)に高妻山と戸隠山にトレランスタイルで登ってきました。

恥ずかしながら、高妻山が百名山のひとつであることは2週間ほど前に初めて知りました。

登ってみて、その山容の美しさ、360度の大展望に感嘆し、百名山の一峰であることを大いに納得した次第です。

後半の戸隠山から奥社への道のりは険しく、ビビりまくりでした。

 

(行程)戸隠キャンプ場入口駐車場10:17~不動避難小屋11:29~高妻山12:58-13:24(再出発)~不動避難小屋14:40~戸隠山15:40~八方睨16:11~戸隠神社奥社17:21~参道入り口17:41~戸隠キャンプ場入口18:02

 

戸隠キャンプ場入口駐車場。無料です。ここは登山者用の駐車スペースです。スタートは10時17分と遅くなりました。

 

キャンプ場へ向かう明るい車道を進みます。登山者の車はここには入れません。

戸隠牧場。ここを20メートルくらい進んだ左側に、兄さんがいて登山届を書くように言われます。

牧場内は、川遊びをする人やキャンプをする家族で活気に満ちています。

この牧柵を越えて一不動方面に進みます。弥勒尾根新道は右です。

牧柵の先にも明るい草地が続きます。動物はいませんでした。

このあともう一度柵を越えて山道に入ります。

沢と交差しながら高度をあげていきます。クサリ場、岩場もあります。

氷清水。ここが最後の水場です。

稜線に出ると一不動避難小屋が建っています。緊急時以外は使用しないように書かれていました(11:29)。

稜線を右に進むと、左前方に高妻山が見えてきます。

 

 

望遠レンズでの撮影。最後は急坂です。

 

急坂のあと、平らな岩場を少し歩くと山頂です。山頂には3名の方がおりました。展望は360度広がっています(12:58~13:24)。

山頂の岩場。朝より雲がへり視界良好です。入道雲もなさそうです。

下りのトレイル。夏の陽に輝き気分は爽快!

木立の陰影が絶妙に美しく、足どりも軽くなります。

一不動避難小屋と高妻山の間は往復コースになります。復路も小さな登りはあります(14:40)。

戸隠山までは東側が切り立っている箇所が多いです。注意しましょう。落差が大きいので足がすくみます。

踏み外したら、救命は難しそうです。

九頭竜山(1883メートル)は気づかぬうちに通りすぎていました。九頭竜山と思って到着したのが、戸隠山でありました(15:40)

高妻山が青空に映えます。

八方睨から見た蟻の戸渡り。うーん、怖そう。(実際怖かった!)

蟻の戸渡り。岩が脆そうで頼りないのが、恐怖感を倍増させます。

全部戸渡りはせず、後半は北側(向かって左側)の少し下を巻いていくクサリ場があり、迷わずそれを利用して通り抜けました。まだ命が惜しい自分に器の小ささを実感し、やや落胆。

 

振り返ったところ。もう2度目はないかも。

 

その後も、いくつかのクサリ場を下降しました。クサリで全体重を支えなければならない箇所もあり、ボルトが抜けないか冷や冷やでした。自分の臆病さを実感する場となりました。一人で来てて良かった!

戸隠神社奥社に到着(17:21) 精神的にぐったりです。人間界に戻れた幸せを神様に感謝。そして手水舎で水をペットボトルに補給させていただきました。

参道は杉の大木に囲まれます。見事。参拝者とあいさつを交わしながら、ゆっくり駆け下ります。

参道は2kmくらいありそうです。ここで鳥居をくぐった後、車道に出ず、左のせせらぎの小道に入っていきます。

せせらぎの小道入口(17:41)

木道はところどころ破損してます。走って負荷をかけないようにしましょう。

スタート地点に戻ってきました(18:02)。閑散としています。道路向かいの100台駐車場は、今夜そのまま車中泊する予定のかたが複数おられました。トイレもあるし、便利そうです。

自販機でコーラ、ファンタを購入し、今日は火打山、明日は高妻山に登るという車中泊予定のかたと少し談笑し、その後、帰路につきました。

☆☆☆

蟻の戸渡りは登りのほうが多少怖くないかもしれません。私としては、昭文社の山マップで、破線の難路にしてほしいコースかなと感じました(自分のクライミング技術のなさを棚にあげてすみません)。