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2019年8月4日(日)蓮華温泉から白馬岳~雪倉岳~朝日岳~蓮華温泉と日帰りで1周トレイルランニングをしてきました。以下はその時の記録です。
行程:蓮華温泉ロッジ3:30AM~白馬大池5:17~白馬岳7:28~7:54再出発~三国境8:19~雪倉岳9:42~朝日岳11:59~12:26再出発~吹上のコル12:45~花園三角点14:00~白高沢橋14:42~兵馬の平15:38~蓮華温泉ロッジ16:12
車中泊をして、2:50に起床。3:20に駐車場を出ました。蓮華温泉ロッジ裏手に水道があり、自由に使用できます。3:30に登山開始。
天狗の庭で夜明けを迎えます(4:31) ここまで急登ですが、道はしっかり整備されていて歩きやすいです。
白馬大池はテントがいっぱい(5:17)
これから進む稜線が一望できます。
人が急に増えました。白馬大池に泊まった方たちです。
船越の頭。眼下に雲海。
穏やかな稜線が続きます。紅葉の時期もきれいです。
手前が白馬岳
東側からのプレート運動によって持ち上げられて形成された地形であることがわかります。
山頂直下
白馬岳山頂到着(7:29)
方向盤は昭和15年との記載が台座にありました。
遠くのとんがりが剱岳
大雪渓側(東側)は荒々しい岩稜地帯です。
大雪渓を登る人たちも見えます。
山頂は大賑わいです
朝日岳に向けて出発(7:55)
三国境(8:20) 山頂~三国境間は多少岩場があってすれ違い待ちが多少発生していました。
コマクサも所々に咲いています。
以前に白馬岳に来た時からいつか下りたいと思っていた大斜面。念願叶って大満足。
雪倉岳避難小屋。バックは雪倉岳
来た道を振り返ったところ。鉢ヶ岳は巻いてます。
雪倉岳。展望は良いです(9:44)
朝日岳までに2つの水流と交差しました。2つ目のほうが水量が豊富でした(画像は2つ目の沢)
花の多いコースです。背後は朝日岳。
水平道分岐(11:18) 皆さん楽しく語らっておられました。
朝日岳への急登
出来立ての木道。この先に作業中の方々がおられました。感謝です。
朝日岳山頂(12:00) 明るい雰囲気の山頂です。右に写っている方からこの先のコースの情報をいろいろいただきました。
雲が増えてきて、眺望はあまり得られませんでした。
朝日岳直下には大きな雪渓もありました。雪渓上は歩きません。
吹上のコル(12:45)
花がいっぱいです。
延々とトレイルが続きます。
朝日岳から蓮華温泉までは10.9kmということになります。この標識は4~5個しかありませんでした。
水場は何か所もありました。ただし雪解け水なので衛生度は不明です。
展望テラス。木道だけでなく、テラスを作成するそのセンスが最高!
テラスから眺める朝日岳
いつまでも居たくなる心地よい空間。
木道が長く続きます。相当な費用とエネルギーが投入されているコースです。
里山の小路のような草原もあります。
結構時間がかかってやっと花園三角点に到着(14:01)
白高地沢にかかる立派な橋。標高1354mですでに蓮華温泉より100m低いです(14:44)。
さらに200m下って同じような橋を渡ると登り返しが始まります。
兵馬の平(へいまのたいら)標高1320m。花真っ盛りでここまでの疲れもすっ飛びました(15:39)。
花園独り占め!
花園から標高差150mをさらに上がってキャンプ場にでました。
蓮華温泉ロッジに帰還(16:12)
この道を歩いてきました。
いったん駐車場へ戻ります。左はトイレ。
昨夜は3台くらいしか空きスペースなかった駐車場。日曜の午後は空きも多いです。
ロッジでコーラを買って、温泉料金を払って野天風呂へ。内湯のみは損ってことね。
一番大きな仙気ノ湯 霧につつまれて神秘的でした。
帰りの林道からの一枚。見えるのは雪倉岳あたりかな。
今回のコースは以前から1周したかったものの、ラストの部分に300mの登り返しがあって辛そうでなかなか決心がつかなかったコースです。思った通り朝日岳からの下りは時間もかかり汗だくでのゴールとなりました。このルートを逆に登っていく方も多く本当に尊敬してしまいました。登りだと何倍も辛そうです。
ただし木道や階段がしっかり整備されており、このルートの管理をされている地元(新潟県糸魚川市)の愛情が強く感じられるトレイルでした。
2019年1月6日(日) 長い間、気になりながら登頂を果たしていなかった茂来山にトレランスタイルで登ってきました。
国道299号からスタートし、霧久保沢コースを登り山頂に立ち、槇沢登山道を下り、林道茂来線を経て、国道299を車まで戻る1周コースです(約14km)
行程:平川原茂来山入口:11:25~タタラ遺跡12:27~駐車場エリア12:37~コブ太郎13:14~茂来山頂14:08(14:35まで)~栗の古木15:04~駐車場15:38~館・旭入口(国道299号)16:24~スタート地点16:45
平川原からスタート。車は空き地に停めました。
国道わきにこの看板が立っています。
ふつうの往復登山であれば、もっと奥まで車で行ったほうが賢明です。
林道はときどき下りもあります。
1800年代、ここに製鉄のための炉があったとのこと。
初冬の閑山の趣たっぷり。
国道から3km走って、駐車場に到着(12:37)
もともとはさらに林道を1km進んでから登山道に入っていたようですが、右に近道ができていて、標識もそちらに矢印が出ています。
この案内図には近道は載っていませんでした。
小さな沢を渡って、この道を登っていきます。
500メートルほどで本来の登山口に出ます。
登山口から山頂までは2kmです(感覚的には急登でもっとあった感じ)
味わいある看板が多いです。
コブ太郎。実のなる木だったので、切らずに残されたと記載されていました。樹齢250年。
積雪はまだ3cmくらい。
急登をつづら折りに登ります。トレランシューズでアイゼンがつかないため、木を杖にして滑りを防ぎます。
当然、歩きです。
霧氷の世界。積雪は10cmくらい。北斜面なのでサラサラ雪です。
稜線に到着(13:59)
山頂まであと少し
誰もいない静かなで贅沢な空間。
山頂直下
茂来山頂上(14:08) 大展望が広がります。お供えのミカンに温もりを感じます。
皇太子さま(2019.5~新天皇)も浩宮さま時代の昭和57年に登頂されているとのことです。
佐久平と浅間山
この山は佐久平から見て、南にとても目立つ山なので、山頂からも佐久平全体がよく眺められます。
山頂の東側に百葉箱風のきれいな記帳ボックスがありました。気温はマイナス5度。
下山開始。夏場も歩いてみたい稜線。
槇沢コースを降ります。踏み跡はしっかりありました。
年季のはいった看板。
栗の古木(15:04)。 ここまでは多少岩稜帯もありました。雪が多くなると危なそうです。
落ち葉のトレース。
山頂から2.5kmで車道に出ました(15:38)
ペットボトルの水は凍っていました。
鋭角に曲がる箇所(看板も出ています)
集落にでます。
299国道と合流
この看板、よく見るとわかるようにコブ太郎に行きたい場合は、ここから入ってはいけません。
国道は結構な登りでした。
スタート地点に戻ってきました(16:45)
帰りはパラダスキー場エリアにある平尾温泉みはらしの湯に立ち寄りました。
(まとめ)
茂来山は300名山にも含まれず、昭文社の山と高原地図からもあぶれていて、ちょっと地味で不遇な山です。でも味わいある標識や、山頂の祠、石碑、記帳ボックスなどから、地元の人々にとても大切にされている山であることが、ひしひしと伝わってきました。
北斜面を登るので、雪がなかなか解けず、厳冬期はちょと危険かもしれません。雪が10cm程度でしたのでトレランシューズでもぎりぎり登れましたが、夏場でもガンガン走るようなトレイルではありません。距離も短いですし、ゆっくりと楽しむべき山だと思いました。
2018年11月 4日に西吾妻山に登ってきました。2日前に登った安達太良山には積雪があったため、より標高の高い西吾妻山はもっと積雪が多いだろうという予想のもと、行けるところまで行って、だめなら引き返すつもりでスタートしました。結果としては山頂エリアの積雪は10~15cmで、踏み跡もしっかりあったため、問題なく登れました。ただし、融雪によるぬかるみで下山時、靴はぐちょぐちょになりました。
行程:デコ平口7:48~ゴンドラ山頂駅前8:16~西大巓(にしだいてん)9:45~西吾妻山頂10:12~天狗岩エリア10:31~西吾妻避難小屋10:50~西大巓11:33~ゴンドラ山頂駅前13:00~デコ平口13:28
グランデコスキー場近く。朝日が差し始めてきました。
グランデコスキー場のゲレンデ内に林道が延びています。車高の低い車だと地面とこすってしまいます。
デコ平口駐車場。地図では35台収容と記載されていますが、目算ではどんなにうまく駐車しても25台くらいが限度です。この日はすでに先客も多く、ちょっと安心。トイレもあります。
素朴でセンスの良い看板。
露に濡れた木道。滑りやすいです。
スキー場のゲレンデに出ると南に大きく会津磐梯山が望めます。
ゴンドラ山頂駅。ゴンドラは8:30運行開始なのでまだ人影はありません。
しばらくゲレンデをつづら折りに登り、林に入ります。雪も積もっていました。
西大巓直下は直線的に登っていきます。
西大巓頂上(9:45)この日は快晴で、360度の展望が得られました。
西吾妻山へは、いったん鞍部まで下ります。
登り返すと雪が多くなります。アイゼンは必要ありませんでした(そもそも持ってきてなかった)。
避難小屋前の分岐
西吾妻山山頂(10:12~10:16)。展望はないものの、梢(こずえ)が低いので開放感があり、明るいです。
山頂から北に進んで天狗岩エリアに出ました。
樹氷も少しでき始めていました。
西吾妻避難小屋前。
小屋内部。トイレもありました。2階もあります。
木道がはっきりしないところは踏み抜きに注意が必要です。
帰りは来た道を戻ります。ほとんど雪山状態ですが、天気がよいので安心感があります。
西大巓までは登り返しです。
西大巓に戻ってきました(11:33)。空は真っ青。来てよかった!出会った人たちとも会話したくなる程良い登山者密度でした。
下山路は予想通りぬかるみでした。
樹林帯を抜けて、ゲレンデエリアに出ました。ここでも出会ったご夫婦と15分くらい楽しく立ち話。
雪もぬかるみもなくなり、心地よくゲレンデを下ります。
笹とススキと落葉松と磐梯山。
ゴンドラ山頂駅(13:00)
ゴンドラは今日が今年の最終運行日でした。これであとはスキーシーズンに入ります。
子供たちが歩いているエリアに来て、すでにまったりモードの下山です。
明るい幅広のトレイルですが、一応熊鈴は鳴らします。
木道エリアまで散策に来ている家族連れもいました。
今日は本当に最高の秋晴れの中を歩けました。
標識もしっかりあります。
太陽さん、ありがとう!
デコ平口駐車場に帰還(13:28)。明るくていい雰囲気の駐車場です。
(まとめ)地図には西吾妻山からは展望がないと記載されていますが、天狗岩エリアや西大巓のからの眺望がそれを補って余りあるくらいでした。西大巓までは雪があってもなくても岩や段差が多く歩きやすい道とは言い難いです(これは東吾妻山と同じ)。下りを考えるとポールを持参したほうがよいかもしれません。今回は冬山前の時期としてぎりぎり登れた感じです。年毎の差もあるでしょうが、南斜面からのアプローチなので、ほかのルートにくらべて、遅くまで登れそうに思います。また、スキー場エリアの風景も美しく見逃せません。デコ平口Pまでの林道は狭く、ボコボコなので、車を傷めたくない方は、ゴンドラ利用が賢明でしょう。