2020年12月5日(土)に石鎚山から瓶ヶ森にかけての1周コースを歩いてきました。
ロープウエイは使わず、西之川登山口からスタートし反時計回りに1周しました。ロングコースですので、走れる所は小走りで進みました。それでも下山は日没後となってしまいました。ちょっと欲張りすぎのハイキングでしたが、快晴の空のもと、気持ち良い登山が楽しめました。
上図の黄色の矢印が今回のコースです。
(行程)
大宮橋の奥の小学校跡地6:30~西之川登山口~成就神社8:22~石鎚山(弥山)10:35~石鎚山(天狗岳)10:47~弥山11:15~土小屋レストハウスエリア(休業中)12:46~伊吹山14:05~瓶ヶ森(女山)15:45~瓶ヶ森避難小屋16:07~林道18:06~大宮橋18:32
ヘッドライトを点けて集落を出発。車は小学校の跡地の隅に駐めさせていただきました(6:35)。実際には画像以上に暗かったです。
登山口より奥にも集落跡があります。狭い畑しか作れないこの渓谷沿いに生きてきた人たちの苦労が想像されます。
標高を上げていくと日が指してきました。
ロープウエイからの参道と合流(8:14)
成就神社前のお店。まだ誰もいませんでした。
お参りをすると正面に石鎚山があります。
こちらが成就からの登山口です。
成就からまず少し下ります
雪のように見えますが、霧氷が落下したものです。
これが成就から石鎚山までの高低図です。
試しの鎖は下りも長そうなのでパス
営業はしていませでした。昭和色いっぱいです。
夜明峠手前からの石鎚山。霧氷で白くなっています。
二の鎖元小屋手前です。
小屋はきれいですが、公衆トイレは冬季閉鎖になっていました。
鎖場は霧氷も加わり思っていた以上に怖かったです。二の鎖は怖くて10メートルくらい進んで引き返しました。
迂回路の階段
迂回路もこのようなツルツルの凍結箇所がありますので、下をよく見て歩きましょう。
これが確か三の鎖だったと思います。
誰もいないことと霧氷の存在が恐怖心をかき立てます。
とても長くて途中で戻るのも大変なのでしっかり覚悟を決めてから取り付きましょう。
三の鎖を見下ろした図。冬季は迂回路が無難かなと今更ながら感じます。
三の鎖が終わるとそこは弥山山頂です(10:35)。
天狗岳への稜線
天狗岳山頂(10:47~11:03)
同じくらいの高さの山が幾重にも連なっているのが四国の山の特徴で、長野県に住んでいる私にはとても新鮮に映ります。
西条市から瀬戸内海方面。手前の山上に成就の建物が望めます。
高知県側です。
弥山、天狗岳間の稜線は慎重に歩けば怖くありません。
下りはもちろん迂回路です。
雪でなく落下した霧氷。それだけ風が強いことを物語っています。
土小屋方面へ。正面の山が瓶ヶ森です。
味わいある木組みのトレイル。
土小屋への車道はすでに冬季閉鎖になっているため、誰も登ってきません。
途中、ベンチもたくさんあります。
土小屋までは全体的に明るい稜線です。
土小屋レストハウスエリア。冬季閉鎖で誰もいません。
土小屋からは林道に沿ったトレイルを進みましたが、やや荒れており、林道を歩いたほうが気持ち良かったかもしれません。
よさこい峠だけは冬季でも車が入れるようで、テーブル出してくつろいでいる人などいて、ほのぼの感がありました。
よさこい峠はトイレも使えました。
伊吹山頂(14:05)
伊吹山からの瓶ヶ森方面
瓶ヶ森~伊予富士方面
夏だったら通りたくないトレイル。
林道にでます。ここからしばらくは林道ウォーク(ゆっくりラン)です。
車は全く通らないので気楽ですが、少し寂しくもあります(冬季閉鎖中なので)。
新緑の頃もきれいでしょうね。
瓶ヶ森への登山口
瓶ヶ森は、大きな笹山です。
瓶ヶ森山頂
標高は大してないのに、雲海が遙か下方を流れ幻想的です。
少し下って振り返ったところ。今は独り占め状態です。
雲は西から東へ水が溢れるように流れていきます。
私の笹原!って感じです
長野では出会ったことのない風景に写真撮りまくりでした。。右にあるのが石鎚山。
瓶ヶ森避難小屋
避難小屋内部はとてもきれいでした。
避難小屋近くのビューポイントのベンチも絵になる風景でした。
ここからあとは下るだけです。でもまだ長いです。
落ち葉で踏み跡が薄い所もあります。
暗くなってきて、ライト装着。
標識はしっかりあります。
最後に集落跡地に出てややわかりにくかったですが、歩行者用の橋を渡り、この柵を越えると林道にでます。
林道を下り(結構長かったです)、小学校跡地に帰還し、安堵のゴール。達成感は大きかったです。
西条市の東予温泉いやしのリゾート(日帰り温泉)に入ってすっきり。
(まとめ)
ロングコースの登山で、時間からするとちょっと詰め込み過ぎでした。すべて歩きではもっと時間を要するため、多少はジョギングを織り交ぜましょう。
本当はもっと日の長い時期の登山がお勧めだと思います。
道路が冬季閉鎖で周囲に他の登山者もいないということは、トラブル発生時に誰にも助けてもらえない、ということを意味します。
ビバーク、山小屋泊もできる装備で歩いた方が、安心です。