毎日が高地トレーニング

標高950メートルの高原での日々。各地のお薦めトレイル、ジョギングコースの紹介です。

初冬の石鎚山~瓶ヶ森1周ハイキング(2020年12月)

2022-10-19 07:37:36 | 登山
2020年12月5日(土)に石鎚山から瓶ヶ森にかけての1周コースを歩いてきました。
ロープウエイは使わず、西之川登山口からスタートし反時計回りに1周しました。ロングコースですので、走れる所は小走りで進みました。それでも下山は日没後となってしまいました。ちょっと欲張りすぎのハイキングでしたが、快晴の空のもと、気持ち良い登山が楽しめました。



上図の黄色の矢印が今回のコースです。

(行程)
大宮橋の奥の小学校跡地6:30~西之川登山口~成就神社8:22~石鎚山(弥山)10:35~石鎚山(天狗岳)10:47~弥山11:15~土小屋レストハウスエリア(休業中)12:46~伊吹山14:05~瓶ヶ森(女山)15:45~瓶ヶ森避難小屋16:07~林道18:06~大宮橋18:32





ヘッドライトを点けて集落を出発。車は小学校の跡地の隅に駐めさせていただきました(6:35)。実際には画像以上に暗かったです。

登山口より奥にも集落跡があります。狭い畑しか作れないこの渓谷沿いに生きてきた人たちの苦労が想像されます。



標高を上げていくと日が指してきました。

ロープウエイからの参道と合流(8:14)


成就神社前のお店。まだ誰もいませんでした。

お参りをすると正面に石鎚山があります。


こちらが成就からの登山口です。

成就からまず少し下ります

雪のように見えますが、霧氷が落下したものです。

これが成就から石鎚山までの高低図です。


試しの鎖は下りも長そうなのでパス


営業はしていませでした。昭和色いっぱいです。

夜明峠手前からの石鎚山。霧氷で白くなっています。

二の鎖元小屋手前です。
小屋はきれいですが、公衆トイレは冬季閉鎖になっていました。

鎖場は霧氷も加わり思っていた以上に怖かったです。二の鎖は怖くて10メートルくらい進んで引き返しました。

迂回路の階段


迂回路もこのようなツルツルの凍結箇所がありますので、下をよく見て歩きましょう。

これが確か三の鎖だったと思います。
誰もいないことと霧氷の存在が恐怖心をかき立てます。
とても長くて途中で戻るのも大変なのでしっかり覚悟を決めてから取り付きましょう。


三の鎖を見下ろした図。冬季は迂回路が無難かなと今更ながら感じます。

三の鎖が終わるとそこは弥山山頂です(10:35)。


天狗岳への稜線

天狗岳山頂(10:47~11:03)

同じくらいの高さの山が幾重にも連なっているのが四国の山の特徴で、長野県に住んでいる私にはとても新鮮に映ります。

西条市から瀬戸内海方面。手前の山上に成就の建物が望めます。

高知県側です。

弥山、天狗岳間の稜線は慎重に歩けば怖くありません。

下りはもちろん迂回路です。

雪でなく落下した霧氷。それだけ風が強いことを物語っています。

土小屋方面へ。正面の山が瓶ヶ森です。

味わいある木組みのトレイル。
土小屋への車道はすでに冬季閉鎖になっているため、誰も登ってきません。
途中、ベンチもたくさんあります。

土小屋までは全体的に明るい稜線です。

土小屋レストハウスエリア。冬季閉鎖で誰もいません。

土小屋からは林道に沿ったトレイルを進みましたが、やや荒れており、林道を歩いたほうが気持ち良かったかもしれません。

よさこい峠だけは冬季でも車が入れるようで、テーブル出してくつろいでいる人などいて、ほのぼの感がありました。
よさこい峠はトイレも使えました。

伊吹山頂(14:05)


伊吹山からの瓶ヶ森方面


瓶ヶ森~伊予富士方面



夏だったら通りたくないトレイル。

林道にでます。ここからしばらくは林道ウォーク(ゆっくりラン)です。

車は全く通らないので気楽ですが、少し寂しくもあります(冬季閉鎖中なので)。
新緑の頃もきれいでしょうね。
瓶ヶ森への登山口


瓶ヶ森は、大きな笹山です。
瓶ヶ森山頂

標高は大してないのに、雲海が遙か下方を流れ幻想的です。
少し下って振り返ったところ。今は独り占め状態です。

雲は西から東へ水が溢れるように流れていきます。

私の笹原!って感じです


長野では出会ったことのない風景に写真撮りまくりでした。。右にあるのが石鎚山。

瓶ヶ森避難小屋


避難小屋内部はとてもきれいでした。


避難小屋近くのビューポイントのベンチも絵になる風景でした。



ここからあとは下るだけです。でもまだ長いです。
落ち葉で踏み跡が薄い所もあります。


暗くなってきて、ライト装着。

標識はしっかりあります。


最後に集落跡地に出てややわかりにくかったですが、歩行者用の橋を渡り、この柵を越えると林道にでます。



林道を下り(結構長かったです)、小学校跡地に帰還し、安堵のゴール。達成感は大きかったです。



西条市の東予温泉いやしのリゾート(日帰り温泉)に入ってすっきり。

(まとめ)
ロングコースの登山で、時間からするとちょっと詰め込み過ぎでした。すべて歩きではもっと時間を要するため、多少はジョギングを織り交ぜましょう。
本当はもっと日の長い時期の登山がお勧めだと思います。
道路が冬季閉鎖で周囲に他の登山者もいないということは、トラブル発生時に誰にも助けてもらえない、ということを意味します。
ビバーク、山小屋泊もできる装備で歩いた方が、安心です。



しまなみ海道をランニングで広島県から愛媛県へ(多々羅大橋往復ランニング)

2022-03-16 18:38:07 | ランニング
2020年12月4日(金)四国登山のための愛媛県入りの際、しまなみ海道を自動車で通過しました。このとき、高速のパーキングエリアから歩行者専用通路を通って多々羅大橋をジョギングしてきました。以下はその時の記録です。

行程:生口島瀬戸田PA 16:30スタート~広島県・愛媛県県境16:45~愛媛県側展望台16:57~瀬戸田PA 17:30


瀬戸田PAに車を駐めてスタート。このパーキングエリアには売店や食堂はありません。自販機はあります。とても広々したきれいなパーキングです。


はじめは高速の車道に沿った歩道を進みます。

一端、高速を離れて、民家の裏手の道を進みます。

多々羅大橋入口。自転車、歩行者は無料です。

軽車両って原付バイクのことかな?


橋、スタート!
でかい主塔

主塔の下で手を叩くと音が響きます。小槌も用意されていました。



瀬戸内海上の県境。本州と四国の境界でもあります。

この時間、歩道の通行人は私のみ。

夏はサイクリストが多いのかもしれません。


大三島側にある多々良総合公園内の展望台に到着





来た道を戻ります。


瀬戸は~日暮れて~♪

高速を離れる部分。

パーキングエリアに帰還

このあと、大三島の温泉(マーレ・グラッシア大三島)に立ち寄りました。

ミカンが安い!

タオルも安くてたくさん購入。

 車でそのまま橋を渡って、四国に上陸できるって本当に便利な世の中です。今回は四国での登山が目的でしたが、せっかくなので多々羅大橋をジョギングで往復しました。橋を自分の足で渡ることは、瀬戸内海の風を肌で感じる最高の無料アクティビティーだと思います。

冬の丹沢山、蛭ヶ岳1周トレイルランニング(宮ケ瀬から)

2022-01-02 15:43:12 | トレイルランニング
2021年12月19日(日)に宮ケ瀬湖畔から高畑山、丹沢山、蛭ヶ岳、姫次、大平と1周してきました。その時の記録です。

行程:宮ケ瀬湖畔スタート7:25~登山口7.38~丹沢山11:43~蛭ヶ岳13:14~姫次14:40~大平(林道終点)15:58~宮ケ瀬湖畔ゴール18:23(約35km)



宮ケ瀬湖畔の駐車場に車を停めてスタート。朝なら駐車場無料です。


南に向かい、三叉路交差点を右に行きます。



橋の手前に登山口があります。


明るい南斜面をトラバースしながらの登っていきます

険しい箇所や細いトレイルもあるので注意しましょう
ブナ(たぶん)の大木もあります


きれいな木道があるのも丹沢の特徴です

丹沢山まであと少し。雪はまだ少なめでした。


丹沢山頂(11:43~11:48)


ベンチでくつろぐ人たちも15人くらいいました。

蛭ヶ岳に向かって明るい稜線が続きます。


どんな風景が待っているのかな?

丹沢山~蛭ヶ岳間は、上り下り結構あります。

関東平野の大パノラマ!

丹沢は標識も距離入りでたくさんあって安心です。

一部、クサリ場もあります。ゆっくり慎重に。


この稜線は晴天の12月は霜が溶けてぬかるみができやすいのが難点です。


蛭ヶ岳まであと少し


蛭ヶ岳山頂からの関東平野(13:14~13:32)

富士山も近くてきれい(望遠撮影)


蛭ヶ岳北面はやや雪が多めでした。

絵になる階段が続きます。やや踏面が凍結しているところもあるのでスリップに注意しましょう。

原小屋平。昔はここに原小屋山荘がありました。ご夫婦2人で営まれていました。

姫次(14:40~14:48)。ここで見慣れた北丹沢耐久レースのコースと合流。

今日は、ゆっくり小走り程度。
木々の間から望む関東平野。宮ケ瀬湖も見えました。

大平(おおだいら)分岐。ここを右へ

大平分岐から林道終点(大平)まではかなり下ります。
マムシ、ヒルに注意の看板もあります。12月なら安心です(夏は通りたくないです!)

大平(林道終点)

林道に入ってすぐに長い崩落個所を通過します。雨の時は通過したくないと心から思いました。


捻挫に注意しつつ足早に通過しましょう。

さらに前方に目を疑う大崩落
崩れないことを願いつつ通過します。浮石が多いので気をつけましょう。

反対に出ると「通行注意」の看板がありました。通行禁止ではなさそうです。

その先は崩落個所はありませんでした。

今夜は満月

ゲートに出ます(17:08)もうライトが必要です

八丁橋近くのT字路は右へ進みます。そして、ここが早戸川を渡る橋の入口。車は入れません。

橋を渡って宮ケ瀬湖の南側の道路を宮ケ瀬湖に沿ってくねくね進みます。これが結構長いです。道幅は広くすべて舗装されています。


宮ケ瀬湖畔の駐車場エリアに帰還(18:23)


今はイルミネーションがきれい。

気球も上がっていました。以前にあった階段エリアのイルミネーションは今年はありませんでした(密集防止のためかな)。

(まとめ)35kmのロングコースであり、徒歩、日帰りだと厳しいコースです。最後が林道であり、私は今回2回目でしたので、安心感がありましたが、それでも林道の崩落個所は明るいうちに通過したいものです。
 宮ケ瀬のイルミネーション期間中、湖畔駐車場は、朝9~15時は500円、15時~21時は1000円(先払い)となっていました。朝ならゲートは解放されていて無料です。登山後に華やかなイルミネーションが楽しめてちょっとお得な登山(トレラン)になります。








春の毛無山、雨ヶ岳、端足峠縦走 1周登山(朝霧高原 道の駅より)

2021-04-01 04:15:47 | 登山
2021年3月26日、朝霧高原道の駅をスタート地点として、毛無山、雨ヶ岳を1周してきました。北斜面には雪が残っていました。この時期の残雪量は年によってかなり違うので、スノースパイクまたはアイゼンは必携です。

行程:朝霧高原道の駅10:18~登山口ゲート11:19~毛無山13:30(13:44再スタート)~雨ヶ岳15:08~端足峠16:04~道の駅17:44


朝霧高原道の駅を10:18にスタート 穏やかであまり特徴のない山に見えます。

国道を挟んで、道の駅のすぐ向かいにある道に入って行きます。

左のダート道に進みます

牛さんたちと富士山が絵になります。


この柵は弱い電流が流れています。ピリッときます。注意しましょう。

広大なキャンプ場。コロナ禍も手伝って3月なのにキャンパーが多いです

今日はじめて「毛無山」の表示を目にしました。一安心。

民家の軒下にはくつろぐ犬の姿

標高800メートルちょっとなのでまだ梅の季節です。


登山口に到着(11:19)


林道を少し歩き、涸れ沢を横断して登山道に入ります。はじめから結構急です。

骨董級の味わいある標識

こんな感じの岩混じりの急登が続き、つらいです。

登ってくると富士山の眺望が良くなります

ようやっと主稜線に出ました。

毛無山の山頂(三角点のある山頂)に到着(13:30)

富士山も大きく見えます。

富士山の望遠画像

縦走路に対する注意喚起の看板。実際は笹はしっかり刈られていて明瞭でした(2021.3月時点)

富士山を右に贅沢なトレイルです。

下に朝通過したキャンプ場が見えます。大人気ですね。

ワクワクする笹の小道

このコースは天気の良いときに来ると値千金です。

日陰や北斜面には雪が残っています。3月の登山ではスノースパイクは必携と考えます。今回装着しませんでしたが、持っているだけで安心感が全然違います。

雨ヶ岳手前の明るいトレイル

雨ヶ岳山頂(15:08)

西日で富士山の輪郭もより明瞭になります。


枝の下に眺めると額縁効果で一層大きく見えます

笹の腐葉土でふかふかの心地よい下りです。

快適な下りが続きます

新緑前の森も明るくっていいですね

端足(はした)峠(16:04) 北側に本栖湖も見えます。
少し坂を登ったところにこの峠があるので、見落としたかとちょっと不安になりました。

峠の先は少し荒れた道になります。

沢を渡ります。

原野エリアに出ました。東海自然歩道が続いています。

今日は雲も少なく良い天気でした。

馬が疾走する時代劇でも使えそうな風景

突然、きれいなトイレが出現。12~3月は閉鎖中となっていました。

根原の吊り橋の先が通行不可とのことで迂回表示がでていました。この原野エリアは何気に道が複雑でわかりにくいです。

う回路は、赤白の縞々テープがずっと続いていました。
葉っぱになるまであと少し。

原野が広い!(長い!)

誰もいなくて富士山独り占め

道の駅前に戻ってきました

道の駅の正しくない使い方だったかもしれません。

まほらの湯に入って・・・

桜を眺めて、帰路につきました。

(まとめ)麓(ふもと:地名です)から毛無山山頂までは急登が続いて結構厳しい登山でした。端足峠方面への稜線は富士山の展望がよく、ふかふかのトレイルが続き、おすすめです。ただし1周する場合は、原野エリアの歩行が長くなるので、原野を前半後半に分割するために道の駅からの登山開始は良いと思います。























タスマニア旅行記8(メルボルンを歩いて日帰り観光)

2021-01-11 23:38:06 | 旅行記
2018年12月15日、タスマニアからメルボルンに渡り、徒歩で1日観光をしました。タスマニアから急に人の多い地域に入り、順応しきれなかったものの、夜の航空便までの時間を十分楽しめました。


メルボルンは、人口508万人(2019年6月現在)。オーストラリアでシドニーに次いで2番目に人口が多い都市です。

メルボルン国際空港に到着。

スーツケースの重量は15.9kg。まだゆとりがあります。コインロッカーをみつけて、空港内に置いていこうとしましたが、どこにもありませんでした。

スカイバスに乗って市内へ。

バスはサザンクロス駅に着きます。

ホームと同じフロアに立派なコインロッカーがありました!


サザンクロス駅から街へ出発。

市電(トラム)が縦横に張り巡らされています。中心部は無料なのだそうですが、どこまでが中心部か把握できていなかったので、まったく乗りませんでした。

フリンダーストリートから北にのびるデグレーブス・ストリート

ここもフリンダーストリートに接した通りだったと思います。

コリンズ・ストリートの東端にあるパリスエンド。ビクトリア州議事堂前からの撮影。


ここが州議事堂前。急の雨で雨宿り。パリスエンドはいくら眺めていても飽きませんでした。

メルボルン・セント・パトリック大聖堂。州議事堂の裏にあります。
※セントポール大聖堂(フリンダースストリート駅のそばの教会)とは別です。

重厚で荘厳な雰囲気の教会です。街の喧騒とは別の空気が流れます。

ステンドグラス

最後の晩餐のようです。

パーラメントガーデンズ。明るさに満ちた公園。



南半球なので、日本の6月に相当します。

カールトン庭園(世界文化遺産です)


のどかな空気が流れます。


近づいても逃げません。

王立展示館(こちらも世界文化遺産)。


王立展示館の北側にあるメルボルン博物館に入場しました。
これは、絶滅種のディプロトドン。160万年前から4万6000年前までオーストラリアに生息していた有袋類です。体重は2.8トン。サイと同じくらいの大きさだったそうです。

こちらは、タスマニアタイガーのはく製。1930年代に絶滅したと考えられています。


恐竜の骨格標本もありました。


メルボルンの高層ビル群


フラッグ・スタッフ・ガーデン。このあと、にわか雨が降ってきて、木の下で雨宿りとなりました。


こんな通りもありました。


雨上がりの街が西日に輝いてきれいでした。


サザンクロス駅に戻りました。

サザンクロス駅の地下で空港行きのバスに乗ります。


バスから眺めた夕日

メルボルン国際空港。オーストラリア最後の屋外。


第2ターミナルは、必ずお店エリアを通過する設計になっています。

メルボルン国際空港を24:45(日本時間22:45)に発ち、成田に朝8:40に到着しました。